他の閲覧方法【
専用ブラウザ
ガラケー版リーダー
スマホ版リーダー
DAT
】
↓
VIP Service
製作速報VIP(クリエイター)
製作速報VIP(クリエイター) 過去ログ倉庫
検索
すべて
本文
タイトル
投稿者
ID
このスレッドは
製作速報VIP(クリエイター)の過去ログ倉庫
に格納されています。もう書き込みできません。。
もし、このスレッドをネット上以外の媒体で転載や引用をされる場合は
管理人までご一報
ください。
またネット上での引用掲載、またはまとめサイトなどでの紹介をされる際はこのページへのリンクを必ず掲載してください。
召喚士「行けっ!コカトリス!!」 その11 -
製作速報VIP(クリエイター) 過去ログ倉庫
Check
Tweet
1 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/01/31(日) 12:37:28.27 ID:CGZ9Ye2o
┏━ ノ ー‐ j ji |l| _,,,,,_ ji ji i i! ,_,,xz .|l| |l| ┃
┃ -イ.ー┬‐ | ーチ‐ || |! ーナ ̄| ト-、 | |! / || || ┃
┃. │ _| レ _ノ `"⌒) o ,__,,」 ノ´ 、ノ .| 丿 /^\ .o .o ━┛
. ̄
――かつて、人間と魔族が共存し、争いを繰り広げていた時代…
幻獣を召喚し魔物を倒す者がいた…。
名を「召喚士」…。後に「救世主」と呼ばれる者である…。
――かもしれない…。
〜前回までのあらすじ〜
コカトリスをクリト…と間違えて呼んでしまったダメ召喚士は、
パーティー仲間の頼れる戦士、どうみても処女な魔道士(戦士談)
スタイルいいが無口な盗賊(戦士談)と力を合わせて冒険を重ね、
数々の出会い…そして別れを経験し困難を乗り越えて行く。
北方で戦士の故郷を訪れた彼らは、再び戦闘に巻き込まれ…!?
◆7xまとめ様(いつもありがとうございます)
http://nanabatu.web.fc2.com/new_genre/summoner_ike_Cockatrice.html
◆キャラクター人気投票所(くっ!投票しろと右腕が疼きやがる…!)
http://vote3.ziyu.net/html/cocka.html
◆前スレ(その10)
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1263825599/
◆過去ログ
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1256864948/
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1257265640/
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1257266712/
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1258207232/
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1258977379/
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1259802767/
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1260686779/
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1261734559/
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1262770503/
1.5 :
荒巻@管理人★
(お知らせ)
[
Twitter
]: ID:???
【 このスレッドはHTML化(過去ログ化)されています 】
ごめんなさい、この製作速報VIP(クリエイター)板のスレッドは1000に到達したか、若しくは著しい過疎のため、お役を果たし過去ログ倉庫へご隠居されました。
このスレッドを閲覧することはできますが書き込むことはできませんです。
もし、探しているスレッドがパートスレッドの場合は次スレが建ってるかもしれないですよ。
【安価】タイトルからあらすじを想像して架空の1クールアニメを作る 2024春 @ 2024/04/28(日) 16:37:54.07 ID:PHuiugtM0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714289873/
【進撃の巨人】俺「安価で巨人を駆逐する」 @ 2024/04/27(土) 14:14:26.69 ID:Wh98iXQp0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714194866/
諸君、狂いたまえ。 @ 2024/04/26(金) 22:00:04.52 ID:pApquyFx0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714136403/
少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714054765/
渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714052788/
二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714049241/
佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/
全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/
2 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/01/31(日) 12:46:03.97 ID:Hp35Tck0
>>1
乙
これからも無理せず頑張ってくれ!!
3 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/01/31(日) 13:17:48.66 ID:juwQ1Gko
なにそのテンプレ。
カッコイイww
4 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/01/31(日) 13:26:32.23 ID:d6xeDAAO
名を「召喚士」…。召喚獣に「ペニス」と呼ばれる者である…。
5 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/01/31(日) 14:11:23.64 ID:VKaFB7.0
>>1
乙
6 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/01/31(日) 14:19:31.98 ID:RT6RO2Ao
,,,,,,_
,,,,,iiiilllllllllllllliii,,,,
,,,,,_ .,,,,,,,,,,iiiiiiillllllllllllllllllllllllllllllllllll丶
゙llllllllliiillllllllllllllllllllllll!!!!llllllllllllllllllllllll!!゙
゙!llllllllllllllllllll!!!゙゙゙° ,,illllllllllllllllllll!゙゜
゙!lllllll!!l゙゙’ .,,illlllllllllllllll!!゙゜
^ .,,illllllllllllllll!!゙゜
,,illlllllllllllll!゙°
,,illlllllllllll!l゙゜
,,illllllllllll!l゙゜
,,illllllllll!!゙゜.
,,illllllllll!゙゜ liiii,,
,,illllllll!゙゜ 'llllllli,,
,,illllllll!゙ lllllllllli,,
,illlllllll゙ ,lllllllllllllii,
llllllllllli,_ ,,,,illlllllllllllllllli,
!llllllllllllllliiiiiiiiiiiii,,,,,,,,,,,,,,,iiiiiiiiiiiiiillllllllllllllllllllllllllllll
゙゙!!llllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll
゙゙゙゙!!!!!!llllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll!!!!!!!l゙゙゙゜
 ̄”””””” ̄ ̄
7 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/01/31(日) 15:32:56.31 ID:7b2UKcSO
1乙!
本編とは全く関係ないがちょっと聞いていいかな?
俺、ここ初めて来たけど「コカトリス」で検索したら見つからないとか言われた…
ここって2ちゃんやパー速と検索方法違う?
8 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/01/31(日) 16:13:04.87 ID:2wEpyoSO
>>7
ヒント:「クリトリス」で検索
9 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/01/31(日) 16:44:40.52 ID:lrwMJEDO
159:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2010/01/21(木) 19:33:55 .77 ID:I5GC.MSO[sage]
>>151-152
羅刹「も…もうよい…。全て…消し去ってくれるわ…!」
羅刹は口を大きく開け、鋭利な牙の奥が妖しく光る。
南方司令「何だぁ!?」
魔道士「!!」
キュイイィィィ…
天才「ちぃ…っ!!」
召喚士「避けるんだーっ!!」
戦士「…!?」
羅刹「もう遅い![ピーーー]えぇぇーっ!!」
ザンッ
羅刹「あ…れ…?」
????「不思議か。それはそうだそうだろう。」
天才「ま、魔法剣士!お前、何故此処に!?」
魔法剣士「…ほら、忘れ物だ。」
そう言うと同時に魔法剣士は、剣の上に乗っかった羅刹の生首を、胴体へと放り投げる。
羅刹「死ぬ…だと…?」
魔法剣士「それが、絶望と言う事だ、羅刹。冥土の手土産に持って行くがいい。」
10 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/01/31(日) 16:54:29.63 ID:/eUGAoDO
>>9
?!
11 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/01/31(日) 17:40:02.53 ID:0WUvnZ2P
わざわざNGしたのに貼るなよ
作者の改変してる奴らは目障りなだけなんだが
12 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/01/31(日) 17:48:30.01 ID:RT6RO2Ao
何を思ってこれを貼ったんだろう・・・
面白いと思って貼ったのか?
それとも
これが書き込まれた後のレスを読めないアホなのか?
理解できないんだが
13 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/01/31(日) 18:03:24.75 ID:XOv5BYDO
スルーしようずwwwwwwwwwwwwww
14 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/01/31(日) 18:18:40.82 ID:CGZ9Ye2o
こんばんはー!ノシ
改めて製作速報にて宜しくお願い致します!
では途中までですが↓続き
15 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/01/31(日) 18:19:44.82 ID:CGZ9Ye2o
〜本陣〜
参謀「……分かりました」
ワーカー「んじゃ、俺は戻るぜ!」
参謀「ありがとうございます。そちらも……」
ワーカー「ああ!たっぷり賞金用意しとけよっ?」
タッタッタ…
参謀「……集合を」
プリースト兵「ははっ!!」
参謀の掛け声で国軍とワーカー達が集合する。
参謀はワーカーからの伝言を皆に伝えた。
護衛兵「ほとんど火力はありませんよ!?」
プリースト兵「…ええ」
参謀「しかし、やるしかありません…」
護衛兵「魔法剣士ってワーカーだけが頼りだな…」
参謀「…彼なら、一人で一小隊に匹敵するでしょう」
16 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/01/31(日) 18:20:57.32 ID:CGZ9Ye2o
〜山のふもと〜
ザザザザザッ…ピタッ
魔法剣士「……」
魔法剣士はかすかな物音に反応する。
魔法剣士「…こっちか」
タタタッ…ザッ
物音のした崖下を覗き込むと、川沿いに何かが動いている。
魔法剣士「…いた」
魔法剣士は上流へ向かうトロルの集団を確認すると、
ふと、上流を見上げる。
魔法剣士「本陣狙いではない……」
川の上流は、本陣のはるか手前で大きく、右にそれていた。
魔法剣士「山を回避し、合流する気か」
タンッ…タッタッタッタッタ…
魔法剣士はそのまま崖を下り、川沿いを目指す。
17 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/01/31(日) 18:22:13.70 ID:CGZ9Ye2o
〜谷〜
ゴオオォォッ…バサッ…バサッ…
剣ワーカー「召喚獣!?初めて見るな…」
魔道ワーカー「朱雀の高等召喚獣か!?」
魔道士「あれはコカトリスですよっ」
剣ワーカー「コカトリス!!あ、あの…!?」
魔道ワーカー「再来の先代から引き継いだのか!」
魔道士「有名なんですね!」
剣ワーカー「そりゃあ魔王の…」
ドオォォンッ!!…ガシャッ…ガラッ…
お父「………」
剣ワーカー「だ…大丈夫か?」
お父「……問題ない」
ザッザッザ…
魔道ワーカー「す、すげぇな…。何者だ…?」
魔道士「さ、さぁ…」
18 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/01/31(日) 18:24:12.05 ID:CGZ9Ye2o
コカトリスは上空から石化の息を吹きつける。
ゴアオオォォッ…
トロル「石化か!厄介だな…」
後方のトロルは雨天の空を飛びまわるコカトリスを目で追う。
トロル「だが精度は低い!散ればそう当たらねぇさ!」
トロルは密集を解き、散開し始める。
コカトリス「雨で視界が遮られる…。召喚士!」
召喚士「は、はい!!」
コカトリス「視界を切り開け!!」
召喚士「…分かった!」
召喚士は風のレイピアを薙ぎ払い、突風を巻き起こす。
巻き起こる風に、雨は一瞬の視界を開く。
召喚士「今だ!!」
コカトリス「…承知!」
コカトリスは、雨と雨の隙間に出来た風の道を飛ぶ。
19 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/01/31(日) 18:25:49.89 ID:CGZ9Ye2o
戦士「…!?風が道を…?」
盗賊「…まるで…雨が避けているようだな」
戦士「おっと…。見入ってる場合じゃねーや」
盗賊「…こっちも…行くぞ!!」
タンッ!!
コカトリスは左右に散ったトロルを一匹ずつ捉える。
開けた視界と突風が追い風となり吐息お威力は更に増す。
ゴアオオオォォッ!!
トロル「…う…おぉ…っ……」
剣ワーカー「次々と石化していく…!?」
お父「……」
幼女「…すご…っ」
トロル「誰だよ!精度が低いとはホザいてたのはよぉ!」
逃げまどいながら叫ぶトロルへ、容赦なく頭上より吐息が放たれる。
コカトリス「視界が開ければ…どうという事はない!」
20 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/01/31(日) 18:28:19.29 ID:CGZ9Ye2o
ゴアオオオォォッ!!
召喚士「…よし、次っ!!」
トロル「ダメだ!空は相手出来ねぇ!使い手を狙え!!」
トロルは一斉に突撃し、召喚士を狙う。
召喚士「捨て身かっ!?」
戦士「まずいっ!前衛ー!突破させんなよっ!」
剣ワーカー「当たり前だ!!」
ガキィィンッ!!…キィンッ!!…ドゴォ!!…
盗賊が蜘蛛切を片手に走り込む。
トロル「…うらぁ!!」
シュバッ!!
トロル「動きは見えてるぜぇ!上だ…っ!!」
戦士「…下だよ!」
トロル「なにぃ!?」
ザシュッ…ガカアアァッ!!
21 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/01/31(日) 18:29:37.54 ID:CGZ9Ye2o
トロルが下を向く瞬間に、戦士の雷切が振り上げられる。
盗賊「はぁっ!」
ドスッ!!
宙へ飛んだ盗賊が、蜘蛛切をトロルの脳天へ突き刺す。
ドシャアァッ…スタッ!!
魔道ワーカー「コンビネーションばっちりだなっ!」
盗賊「!?」
戦士「い、いやっ…!まぁ…そうだな…!」
盗賊「う、うん…!」
二人は顔を見合わせ、前方のトロルへと走り出した。
ザシュッ!!
召喚士「…ふーっ」
オーク「うああ…!ひぃ」
召喚士「大丈夫ですか!?」
オーク「だだ、大丈夫です!」
22 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/01/31(日) 18:31:42.48 ID:CGZ9Ye2o
召喚士「後方は任せましたよ…!」
オーク「……召喚士さぁん」
タッタッタ…
召喚士「どうだ!?」
戦士「あと15かそこらってとこか…!」
召喚士「こちらは…?」
盗賊「…死者はいない」
戦士「この先厳しそうなのは3、4人てとこか」
戦士は周りの様子を伺い、雷切を鞘に納める。
戦士「召喚士、奴らの狙いはお前だ」
召喚士「……」
盗賊「…手が出ず…使い手を狙っておる」
盗は交戦するコカトリスとトロルを眺める。
戦士「残りも少ない。コカトリスを戻して後方へ回れ」
召喚士「でも、大丈夫…?」
23 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/01/31(日) 18:52:29.43 ID:CGZ9Ye2o
戦士「任しとけ。魔道士も他の奴らも、余力あるしな」
盗賊「…召喚士はこの先に備えておけ」
召喚士「…ありがとうございます」
戦士「負傷者をシービショップで頼む!」
召喚士「うん。そうだね…!」
盗賊「……」
召喚士「…後方に回ります!前線は任せました!」
盗賊「…任せろ」
タッタッタッタッタ…
戦士「んじゃ、俺らもあと一仕事…」
盗賊「……大丈夫か?」
戦士「…んー?」
盗賊「…戦士も少し休め」
戦士「バッカ…!まだまだ元気だっつの!」
盗賊「……なら何故、刀を戻した?」
24 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/01/31(日) 18:57:34.81 ID:CGZ9Ye2o
戦士「……」
盗賊「魔力が尽きたのであろう?」
戦士「…けっ、お見通しかよ」
盗賊「……」
戦士「だが…魔力が尽きようが、本業はコッチだ!」
ガシッ
戦士は斧を右肩に担ぎあげる。
盗賊「…槍じゃないのか?」
戦士「不得手な得物をいきなり実践で使えるかよ」
盗賊「…戦士なら…出来ると思う…けど」
戦士「あん?」
盗賊「……何でもない!行くぞ!」
タンッ!!
戦士「おっしゃあ!」
トロルめがけ走る盗賊を追い、戦士は後に続き走り出した。
25 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/01/31(日) 18:59:19.44 ID:CGZ9Ye2o
召喚士「いけっ!シービショップ!!」
シュイィィン
召喚士「お願いします…」
シービショップ「ほっほっほ…」
シービショップは傷ついたワーカーを癒していく。
召喚士「……っ!?」
フラァッ…
召喚士(結構…魔力使うな…)
シービショップ「終わったぞい…」
召喚士「ありがとうございます」
シュイィィン
召喚士「…大丈夫ですか?」
剣ワーカー「…あぁ…す、すまねぇ…!」
召喚士「いえっ、無理なさらず…。癒えたら本陣へ」
剣ワ−カー「先に戻らせて貰うぜ…。情けねぇが…」
召喚士「…。あちらも無事だといいけど…」
26 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/01/31(日) 19:00:47.33 ID:CGZ9Ye2o
〜山の中腹〜
ザッザッザ
トロル「この川沿いをずーっと降って行けば…」
ザッザッザ
トロル「本隊と合流アーンド、司令部ってことだ!うははっ!」
ジャリッ…
トロル「…何だ?一人で遭難でもしたか…?」
魔法剣士「……はー」
トロル「なーに溜息なんて吐いちゃって……」
魔法剣士「おめでたい奴らだな…」
ジャキッ!!
トロル「うおっ!?」
魔法剣士は背中より二本の剣を抜き、手に構える。
トロル「一人で…やる気か…?は、ははっ…うははは!!」
ヒュンヒュンッ!!…ザシュッ!!…ゴオオォォ…
27 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/01/31(日) 19:02:58.35 ID:CGZ9Ye2o
大口を開けて笑う一匹のトロルめがけて、
魔法剣士の両剣がいとも容易く左右から斬り降ろされた。
トロル「…う…え…ぇ!?」
ズルッ……バシャッ!!…ドシャアァッ!!
トロル「…コイツ、なかなかやるぞ」
ジャリ…ジャリッ…
トロル「囲んで襲え。数で押すぞ!!」
魔法剣士「……雨で火力が落ちているな」
魔法剣士は目もくれず、炎の剣をじっと見つめている。
トロル「いけぇっ!!」
ダダッ!!
魔法剣士「…流石に一人は…無理があったかな」
魔法剣士はトロルの波状攻撃を受け流しながら呟く。
魔法剣士「………はあぁっ!!」
魔法剣士の剣に宿る炎と氷が、とてつもない勢いで巨大化する。
28 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/01/31(日) 19:03:59.14 ID:CGZ9Ye2o
ドゴオォォン!!…ズズズズズ…
参謀「何の音だ…!?」
護衛兵「参謀!あれを…!!」
参謀は慌てて、崖の下を覗き込む。
参謀「巨大な炎…。敵か…!?」
伝令「ご報告!本陣崖下にてトロル隊とワーカーが交戦中!」
参謀「魔法剣士殿か!……我らも出るぞ!」
護衛兵「プリースト兵と伝令隊は残れ!いいな!」
プリースト兵「了解!!」
参謀「魔法剣士殿を援護するぞ!続けっ!!」
パカラッパカラッ……
参謀の馬を先頭に、本陣の護衛隊が崖下の川沿い目指し出陣する。
〜司令部、正門〜
左翼長「さぁて…そろそろ射程圏内だ」
騎士長「ぼちぼち援護といきますか!」
29 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/01/31(日) 19:05:18.09 ID:CGZ9Ye2o
左翼長「弓隊!城壁へ一列に並べっ!!」
ザザッ…ダダダッ…ガチャガチャッ…
騎士長「どうする?牽制でとめとくか?」
左翼長「いんや…。いっその事引き付けちまおう」
騎士長「お前も相変わらず、そういうの好きだよなぁ」
左翼長「お前もそうだろ?」
騎士長「…まぁな!ははは!!」
左翼長「弓隊構えっ!22時の方向……」
ギリギリギリッ…キチッ…
左翼長「……………ってぇ!!」
ヒュヒュヒュンッ!!…バババッ!!…ババッ!!…
斉射された弓は、遥か遠くの森へと着弾する。
………ヒュン…ヒュヒュンッ!!
左翼長「反撃だっ!身を低め反撃しろぉ!!」
司令部と港方面のトロル隊による交戦が開始した。
30 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/01/31(日) 19:35:01.00 ID:Prqii3.0
やっぱり昔のユニコーンは特殊だったんだろうな
正体が気になるところだ
31 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/01/31(日) 21:05:06.12 ID:vj3bKTYo
>>18
コカトリス「雨で視界が遮られる…。召喚士!」
ペニスじゃない…だと…
32 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/01/31(日) 21:22:44.70 ID:vsW3UhQ0
>>31
だいぶ前からそうじゃね?
とりあえず俺は師匠お亡くなり以降は覚えがないが
33 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/01/31(日) 21:24:46.45 ID:ta2y6nAo
>>31
もう許してやれよww
34 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/01/31(日) 21:42:33.29 ID:O8O7SgI0
>>30
ユニコーンは召還士から魔翌力殆ど貰わずにずっとやってたんじゃないかとおもた
35 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/01/31(日) 23:43:55.72 ID:tLYVZcAO
同じく
36 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/01(月) 00:09:32.23 ID:M.2LEMAO
こっち見づらいな(´・ω・`)
37 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/01(月) 01:15:59.87 ID:Hbos8UAO
処女しか治さないユニコーンはいらない子
38 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/01(月) 01:31:04.18 ID:4vhMzkEo
実質戦力ダウンとか目も当てられなかったなwwww
39 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/01(月) 15:08:07.13 ID:kSGb.eQo
北方司令部とトロルの戦闘が始まった中、
付近の森に二人の男女が身を潜めていた。
ザッザッザ…
マントを靡かせ、溜息まじりに男は言う。
マジシャン「はぁ…。たった二人でヒドイ話だよまったく…」
マジシャンの呟きを聞いた女は刀を手に返答する。
女剣士「己で志願したのだろうが」
マジシャン「そりゃそうだけどさ…普通もう少しいない?」
女剣士「お主一人のところを助太刀に来てやったのだ。感謝しろ!」
マジシャン「へいへい。お前さんと二人ってのも悪かないか…」
女剣士「悪い!」
マジシャン「ハッハ!照れ屋なんだから…」
チャキッ
女剣士「……殺すぞ」
マジシャン「うへぇ…。さて、冗談はここまでだ…!」
40 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/01(月) 15:10:02.81 ID:kSGb.eQo
マジシャンは上空を飛び交う矢を見つめる。
女剣士「報酬は全て貰うからなっ!」
タンッ!!
マジシャン「あ!ちょっと・・・っ!」
女剣士は木々を縫い、先へと進む。
マジシャン「こっちも生活かかってんのになぁ…ハッハ」
マジシャンは呆れ顔で女剣士の後を追った。
タッタッタッタ・・・ザザッ
マジシャン「……どうだ?」
女剣士「……」
女剣士が森の中から見つめる左の平原には、
複数のトロルが矢を射ながら進軍している。
女剣士「雨が幸いしたな…」
マジシャン「ああ。この距離でも臭いで嗅ぎつけられねぇ」
女剣士「……側面を強襲するぞ!」
41 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/01(月) 15:10:49.38 ID:kSGb.eQo
ザアアァァッ…ポツポツッ…
女剣士「……」
カチャカチャッ…スゥッ…
マジシャン「何それ…?」
女剣士「見ればわかるであろう?ナイフだ」
マジシャン「……はぁ」
女剣士は大量のナイフを地面に置く。
女剣士「一本も逃すなよ?」
マジシャン「ちょっと!それって……」
女剣士「っりゃ!!」
シュバババババッ!!…
トロル隊が森に差しかかると、女剣士は地面のナイフを
拾い上げ、次々とトロル隊の上空へ投げ飛ばす。
マジシャン「数多すぎるって…!!」
女剣士「ゴチャゴチャ五月蝿い!」
42 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/01(月) 15:11:50.63 ID:kSGb.eQo
タンッ!!
マジシャン「おいっ!?くっそー…!!」
マジシャンは飛び出す女剣士を横目に、両手をかざす。
マジシャン「いっくぜぇー!!」
ドドオオォォンッ!!
トロル「な、何だ!?」
トロル達は森の中で起きる轟音に立ち止まる。
そこから発生した光は上空に上り、雨に紛れたナイフへと向かう。
ガカアアァァッ!!…ザシュッ!!…ズドドドオォ!!
トロル「うぎゃああぁっ!!」
ドスドスドスッ!!・・・シュンッ!!
トロル「敵だぁ!蹴散らせぇ!!」
突如の奇襲にトロル達が慌てふためく。
トロル「敵っつっても…どっから…」
タッタッタ…
43 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/01(月) 15:13:03.73 ID:kSGb.eQo
トロル「いたぞっ!森だ!!」
マジシャン「げっ!こっち来やがった…!」
マジシャンは森の中を司令部方面へ走る。
トロル「南からの矢は気にするな!大した事はねぇ!」
マジシャン「なら大した事に…してやらぁ!」
マジシャンは司令部からの矢にめがけ、雷を放つ。
ドドォンッ!!…ガカアアァァッ…バチッチッ…
しかし矢の三割程は、雷に打たれ消滅する。
マジシャン「ちっきしょー…。非力な矢ブッ放しやがって…!」
トロル「弾き落として回り込め!」
矢を弾きつつ近づくトロルに一閃が放たれる。
タタッ…シュンッ…ザシュウゥッ!!
トロル「!!」
マジシャン「遅っせぇよ!バカ!!」
女剣士「本当に五月蝿い男だのぉ、お主は!」
44 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/01(月) 15:14:22.83 ID:kSGb.eQo
トロルを斬り伏せた女剣士は、文句を垂れるマジシャンに反論する。
トロル「…女…一人!?」
ザッ…
マジシャン「残念!男付きでした。ハッハ!」
女剣士「ホントに残念だ…」
マジシャン「あぁ?」
タンッ!!
女剣士は矢を掻い潜り、トロルの足元を斬り抜けていく。
トロル「くそぉ!チョコマカと…!動きを封じろ!」
マジシャン「了解っ!!」
マジシャンは両手を地面にかざし魔法を放つ。
地面からは無数の根が伸び、トロル達の足元に絡みつく。
トロル「う…動きが!?」
マジシャン「魔法は効かなくても、こういう援護は出来るんだぜ?」
足元を取られたトロルの群れが、次々と斬られていく。
45 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/01(月) 15:16:53.13 ID:kSGb.eQo
トロル「矢だ!射かけて牽制しろ!!」
シュババッ!!
マジシャン「お次は…風行!」
ドドオオォォンッ!!ゴアアアァァ…
後方のトロルが放った矢は、突風により押し戻される。
トロル「くっそ…ぐぎゃっ!!」
ザシュッ!!…スタッ
女剣士「…雨が鬱陶しい!!」
女剣士は不安定な足場に苛立ちを見せつつ、地面を蹴る。
マジシャン「そんで次は……水行!!」
ドドオオォォンッ!!ギキイイィンッ!!
トロル「!?」
マジシャンの両手が光り、地面に吹雪が吹きつけられる。
塗れた地面を凍らせ、足元が次々と固まっていく。
マジシャン「これでいいかい?お嬢さん!」
46 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/01(月) 15:17:30.67 ID:kSGb.eQo
女剣士「まぁ凍っている方がまだマシであるか」
タンッ!!…バシュッ!!…ズバッ!!…ドスドスッ!!
女剣士は着地と跳躍を繰り返し、トロル達をテンポよく
次々と斬り伏せ倒していく。
トロル「なんで一刀の元に…やられ…っ」
スタッ
女剣士「何でだろうな…?もどかしいのぉ…」
ザシュッ!!
トロル「ぐわっ!!」
ドサッ……チンッ!!
マジシャン「おっしゃ!退くぞぉ!!」
女剣士「……」
マジシャンの声に反応し、女剣士は後方へ下がる。
マジシャン「上出来上出来。ハッハッハ!!」
タタタッ!!
47 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/01(月) 15:18:34.38 ID:kSGb.eQo
トロル「逃がすか!!うおっ…!?」
再び森へと姿を消す二人をトロルは追跡するが、
足元の根と氷によりその姿を追えず、見失う。
トロル「くっそ…ぉ!!」
ドズンッ!!
トロル「大将に報告だ!合流して皆殺しにすんぞ!」
〜後方、森の奥〜
女剣士「全滅させてはならんのか?」
マジシャン「本隊が急にこっち来たらマズイでしょ」
女剣士「ふぅん。戦略ってのは…どうも面倒で好かぬ」
ドンッ!!…ボウゥ…
マジシャン「最後は火行ってか…」
女剣士「あぁ?」
マジシャンが焚き火を起こし、女剣士の冷えた身体を癒す。
港方面のトロル隊はその数を67匹まで減らした…。
48 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/01(月) 15:18:51.40 ID:kSGb.eQo
〜北の山、川沿い〜
ドオオォォンッ!!
魔法剣士「……ふーっ!」
トロル「何なんだよコイツ!一人で…!」
魔法剣士の両剣が、鋏のように次々とトロルを斬り刻む。
トロル「もう半数を失っちまった…!!」
魔法剣士「どうした…?もう終わりか?」
魔法剣士は躊躇するトロル達へ目を向け問う。
トロル「数で囲んでもこれじゃなぁ…」
魔法剣士「……」
トロル「……もう魔力アブねーだろ?」
魔法剣士「……」
ザッザッザ…
トロル「あの火力でこんだけやってんだ。もう限界も近いはず…」
魔法剣士(流石に馬鹿ではないか…)
49 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/01(月) 15:19:06.89 ID:kSGb.eQo
トロル「このまま攻め続けて…枯渇と同時に嬲り殺すぞ!」
魔物達は雄叫びをあげ、再び魔法剣士へ一斉に襲い掛かる。
魔法剣士「くっ…」
ドドドド…シュンッ!!…シュシュンッ!!…
トロル「何だ!?」
魔法剣士「…!?」
トロル「左だ!上から何か…」
ドドドドド…ドズゥンッ!!
トロル「馬…!?…ぐはぁ!!」
魔法剣士を襲うトロル達の左側面に、
斜面から駆け下りた馬が突撃する。
魔法剣士「……国軍…か」
参謀「お待たせ致しました…!」
護衛兵「行けーっ!援護しろぉ!!」
タタッ!!…ザシュッ!!…ドスッ!!
50 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/01(月) 15:19:19.52 ID:kSGb.eQo
護衛兵「怯むな!ここで食い止めるぞ!」
魔法剣士「やめておけっ!お前達では…」
参謀「かと言って…、貴方一人でも厳しいでしょう?」
魔法剣士「……だがな」
参謀「我々は国軍です。おめおめと逃げるわけには参りません」
魔法剣士「……」
参謀「トドメは刺せなくとも…貴方のお手伝いぐらいにはなりますよ」
魔法剣士「……死ぬぞ」
参謀「……死にませんよ。いや、死なせません…!」
参謀は微笑むと、馬を反転させ指揮を執る。
参謀「各々、トロル達を分断せよ!!」
護衛兵「おぉーっ!!」
参謀「魔法剣士殿の援護をするのだ!行けぇ!」
魔法剣士「……」
魔法剣士はうつむき、少し微笑んだ。
51 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/01(月) 15:22:59.56 ID:11gax5o0
熱い展開だ!! wktk
iPhone永久規制っぽいけど…ここなら支援出来そうだ
52 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/01(月) 17:15:16.29 ID:kSGb.eQo
〜北方司令部〜
騎士長「攻撃が止んだな」
左翼長「再来の大魔道士様々だな」
タッタッタ…
伝令「トロル隊、進路を変え北東へ向かっております!」
左翼長「ご苦労さん。本隊から伝令は?」
伝令「今のところ特にありません!」
左翼長「…了解。引き続き頼むぞ」
伝令「はは!」
タッタッタ…
二人は城壁より降雨の平原を見つめる。
左翼長「さーて…戻って次の準備だ」
騎士長「だな。雨だと傷が疼いてかなわんよ」
騎士長は肩をさすり、苦笑を浮かべる。
左翼長「だぁな…。タバコもシケっちまったわ…」
53 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/01(月) 17:15:42.43 ID:kSGb.eQo
〜谷〜
盗賊「魔道士!」
魔道士「はいっ!」
ドドオォンッ!!…ガカアァァッ!!
魔道士の放つ雷が、盗賊の鎖を電撃の鞭へと変える。
鎖は蛇のようにうねり、トロルを背後から叩きのめす。
盗賊「…ふー、次っ」
トロル「グガアァァ!!」
戦士「おらぁっ!!」
ブオッ!!…ガスッ!!
戦士はトロルの棍棒をものともせず弾き飛ばし、
斧で一刀両断にねじ伏せる。
女ワーカー「すごいわね…!」
戦士「ちょーっと特殊な斧でな…!!」
女ワーカー「これって…結界石!?」
54 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/01(月) 17:16:05.63 ID:kSGb.eQo
戦士「おっ、よく気付いたな!」
女ワーカー「それで切れ味バツグンなのねぇ…」
戦士「ああ!」
女ワーカー「でも…こんな加工技術どこで…」
ツンツン
戦士「…ん?」
盗賊「……」
戦士「ど、どうした?」
盗賊「…つ、次…行くぞっ!」
戦士「ああ、悪い。喋ってる場合じゃねぇな!」
女ワーカー「そうねっ、さぁもうひと踏ん張り!」
戦士「おう!」
タタッ
盗賊「……もぅ」
先を急ぐ戦士の後ろを、盗賊が少し脹れて追う。
55 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/01(月) 17:16:26.23 ID:kSGb.eQo
ジャリッ…
トロル「ウラアアァァ!!」
お父「…ふんっ!!」
お父はトロルの腕を掴み、上空へと投げ飛ばす。
お父「……はぁ!!」
ダンッ!!…ガシィ!!
お父が高く飛び、上空でトロルを掴み上げると、
そのまま錐揉み状に地面へ抱え落とす。
幼女「…えいっ!」
ドドオォンッ!!…ズズズ…ベキベキィ!!
幼女は両手より魔法を放ち、地面を隆起させる。
トロル「う…うわああぁぁっ!!」
ゴシャアァァッ!!…スタッ
お父「……」
トロルは針のような地面へ叩きつけられ、無残な最期を遂げた。
56 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/01(月) 17:17:08.23 ID:kSGb.eQo
…
召喚士「よし、もう充分でしょう!」
召喚士は逃亡するトロルを追うワーカーへ声を発する。
ワーカー「いいのか?」
召喚士「合流させなければ問題ない話ですから」
ワーカー「ふぅん。まぁコッチは金が貰えりゃ構わんからいいけど…」
戦士「上々だな」
召喚士「うん」
戦士「やっぱり死者が出ないってのはいいもんだよ」
召喚士「…そうだね」
戦士「負傷者は4人か…」
戦士は後方に座るワーカーを見つめる。
召喚士「うん。彼らは本陣に帰そう」
戦士「だな」
魔道士「…幼女ちゃん!?」
57 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/01(月) 17:17:44.38 ID:kSGb.eQo
タッタッタ…
魔道士「血が出てる…!大丈夫!?」
幼女「…平気」
タタッ
召喚士「どれ…見せてごらん」
幼女「平気。さっき石が飛んで…当たっただけ…」
グイッ
お父「…行くぞ」
幼女「…うん」
召喚士「待ってください!治療を…」
お父「…本人が平気だと言っているんだ。問題ない」
召喚士「でも……」
スタスタスタ…
戦士「おい、オッサン!てめぇの娘だろうがよ!」
ピタッ
58 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/01(月) 17:18:27.60 ID:kSGb.eQo
お父「……いつそんな事を言った?」
盗賊「…!?」
戦士「あん?」
お父「俺がこいつの親だと言ったか?」
召喚士「……」
お父「俺とこいつは互いに利用して生きているだけだ」
魔道士「え…あ、あの……」
召喚士「じゃあ貴方にとやかく言われる筋合いはまったくないわけだ」
お父「なに…?」
召喚士「俺が治療しても文句を言う権利はありませんね?」
盗賊「…」
お父は召喚士を無言で見下ろす。
お父「……勝手にしろ!」
ザッザッザッザッザ…
幼女「あっ、お父……」
59 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/01(月) 17:24:19.78 ID:7Ufx3qUo
キン肉ドライバーか、はたまたメテオドライヴか
60 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/01(月) 18:20:33.34 ID:jPDuZkAO
敵の魔物に初めて同情した…
お父と幼女ちゃんコワイ…
61 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/01(月) 18:25:24.49 ID:poV5sEDO
スクリューパイルだろJK
62 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/01(月) 18:27:17.54 ID:kSGb.eQo
…
召喚士「はいっ、これでよし…っと」
幼女「…ありがと」
魔道士「でも凄いね!幼女ちゃん!」
幼女「…?」
幼女は不思議そうに首を傾げる。
魔道士「だってまだ小さいのに…魔法なんて…」
幼女「そうなのかなぁ…」
戦士「才能あるんだろうな…」
魔道士「戦士さんが言うと説得力ありますね…」
戦士「おい、こら……」
盗賊「…ふふっ」
召喚士「さて、いよいよ本隊と合流だな」
戦士「ああ」
召喚士は輪の中心に地図を広げる。
63 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/01(月) 18:27:58.46 ID:kSGb.eQo
召喚士「俺達はこの地点でトロルを撃破しました」
召喚士が木の枝で地図の一箇所を指す。
召喚士「このまま西へ進み、本隊と合流します」
女ワーカー「うん」
召喚士「おそらくこの辺りにて交戦中でしょう」
ススッ
召喚士「俺達は北側から進み、背後を取ります」
魔道ワーカー「トロル隊を挟み撃ちってわけだ!」
戦士「そういう事だな」
召喚士「更に西側からは港方面のトロル隊が…」
ススッ
盗賊「…合流する」
召喚士「ええ」
ワーカー「司令部がうまくやってりゃ、だけどな」
召喚士「そうですね…信じるしかありません」
64 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/01(月) 18:28:12.58 ID:kSGb.eQo
召喚士は神妙な面持ちで地図を見つめる。
魔道士「どうしました?」
召喚士「あ、いえ…」
盗賊「…魔法剣士…か?」
召喚士「……ええ」
戦士「助けに行くか?」
ワーカー「それじゃあ間に合わないぞ?」
召喚士「ええ…。信じましょう…!」
盗賊「…だな」
召喚士「10分程休憩の後に出発します!」
同調の声とともに各々が座り、わずかな休息を取る。
戦士「…ほらっ」
召喚士「ありがと」
召喚士は差し出された水を受け取る。
戦士「…珍しいな」
65 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/01(月) 18:28:26.50 ID:kSGb.eQo
召喚士「ん?」
戦士「お前が声を荒げて怒るなんてさ」
召喚士「……ああ」
召喚士は前を向き、水を口に含む。
召喚士「似てたからさ…つい…」
戦士「…そっか」
召喚士「でも、師匠は全然違った…」
戦士「…?」
召喚士「確かに酷い扱いだったけど…ははっ…」
戦士「……」
召喚士「どんな時でも息子として扱ってくれた…」
戦士「それに比べてアイツ…」
召喚士「いや、お父さんだって本当は……」
召喚士は岩に腰掛けるお父をちらりと見る。
戦士「どうかねぇ……」
66 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/01(月) 18:28:39.72 ID:kSGb.eQo
〜川沿い〜
ドォオンッ!!…ベキベキベキィ…ドドォンッ!!
護衛兵「うおっ!?」
倒れ行く木の合間をくぐり、兵達が下がる。
参謀「森は危ない!岩場へっ!!」
トロル「ガアァァッ!!」
魔法剣士「っ!!」
ガキィィンッ!!…ギチッ!!…
トロル「魔法はもう使わねーのか?オラ!」
魔法剣士「っ!!…この」
バシュッ!!
参謀「挑発に乗ってはいけません」
参謀は馬上からトロルを切り伏せ口を開く。
魔法剣士「…分かっている」
参謀「まだ前哨戦です。余力を残しておいて下さい…!」
67 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/01(月) 18:29:17.31 ID:kSGb.eQo
護衛兵「あと少し!あと少しだぞっ!!」
バシャバシャバシャッ!!
護衛兵「くっそぉ、雨で水位が…!足場を取られんなよ!」
参謀「押せぇ!数は上回っている!持ちこたえよ!!」
魔法剣士は岩場を飛び跳ね、縦横無尽にトロルの群れを斬る。
魔法剣士「あと…少し!」
タンッ!!
護衛兵「ぐあぁっ!!」
トロル「こうなりゃ道連れだ…!まとめて…」
ザシュッ!!
魔法剣士「あと…1匹!」
トロル「…くそぉ!大将に顔向け出来ねぇぜ…!」
魔法剣士「…はぁ…はぁ…っ」
ザンッ!!……ドシャアァァッ…
参謀「…魔物もなかなかの忠義ですな」
北関方面のトロル別働隊はここに壊滅した…。
68 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/01(月) 18:29:43.01 ID:kSGb.eQo
…
参謀「本当に宜しいのですか?」
魔法剣士「構わん…本陣へ戻れ。俺はこのまま…」
参謀「…承知致しました」
護衛兵「……くそ」
パッカパッカ…
参謀「被害は…?」
護衛兵「8人ほど…」
参謀「そうですか…。本陣へ戻ります…!」
参謀は俯きかけたが、再び顔を上げ馬首を返す。
参謀「本隊を…宜しくお願いします」
魔法剣士「…ああ」
参謀「進軍開始っ!!」
ザッザッザッザッザ…
岩場に座る魔法剣士は、悔しそうに下唇を噛んだ。
69 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/01(月) 19:46:11.62 ID:qGwLFg.o
ランク上位陣もやっぱ限界とかあんのか
70 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/01(月) 20:47:15.76 ID:T46noj.o
眼鏡以外には人間の限界があるだろう
71 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/01(月) 20:49:54.35 ID:xwF4N2DO
前スレがDQネタで埋まってた…
ひょっとして、先週末から
>>1
の出現率が低くなったのも、DQYが原因なのか…?
72 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/02/01(月) 21:04:31.90 ID:9dCurpAo
ただいまー!ノシ
>>71
それはないですよーww
今月はちょっとリアルなお仕事が…アレでして…すいませんorz
ドラクエ6ってやった事ないんですが面白いですか?
73 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/01(月) 21:13:54.35 ID:PSWMONo0
>>72
ムドーとキラーマジンガ様との戦いが最大の魅力ゲー
74 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/01(月) 21:25:01.21 ID:ON2UflE0
トラウマの間違いだろ?
今回はそのトラウマを打ち払うために・・・
75 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/01(月) 21:32:08.65 ID:xwF4N2DO
>>72
疑ってごめん
ふと思っただけだからスルーしておk
そして仕事おつ
DQYは、バーバラという魔道士ちゃんが戦力にならなくて萎えるゲーム
このスレは魔道士ちゃんが活躍するから好きです
76 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/01(月) 22:18:56.34 ID:HZCqnIA0
>>75
バーバラはいいほうだろ
テリーさんに比べれば……
あといちおつ!
お仕事頑張ってください
77 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/01(月) 23:11:56.72 ID:bmA/qMDO
前スレの
>>1000
GJ!
受験生の俺は違う意味で涙目www
78 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/01(月) 23:33:57.44 ID:9dCurpAo
〜司令部〜
ザッザッザ…
左翼長「……おう」
マジシャン「おう」
女剣士「……」
マジシャン「んで、次は何すりゃ良いんだ…?」
騎士長「本隊が交戦中だ…」
マジシャン「おいおい…。冗談キツイぜ」
左翼長「すまんな…。二人揃ってこんなナリだ」
騎士長「もう前線じゃマトモに戦えねぇよ」
マジシャン「よく言うぜ…。特務上がりがどの口で…」
女剣士「……報酬は?」
左翼長「…三倍出そう」
女剣士「おい、マジシャン」
マジシャン「お…お前……」
女剣士「・・・行くぞ!」
79 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/01(月) 23:38:51.16 ID:9Y3lwnQP
どうでもいいこと聞いてすまんがGEPPERって何の略?
80 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/01(月) 23:39:26.61 ID:9dCurpAo
…
左翼長「よく出来たお嬢さんじゃねぇか」
マジシャン「まったく…!あ、そーだ」
左翼長「んー?」
左翼長はタバコを吹かしながら、マジシャンの顔を見る。
マジシャン「てめぇんとこの弓隊。随分腑抜けてたぞ」
マジシャンは左翼長の胸ポケットからタバコを取り出す。
カサッ…ボウッ…
マジシャン「ありゃあ…ちょっとマズイんじゃねーか?」
左翼長「マトモな弓使いがいなくてな」
マジシャン「国軍の弓隊といや、一昔前は…」
左翼長「お前だって分かってんだろ?」
マジシャン「……」
左翼長「俺とアイツが抜けて…」
マジシャン「…行ってくるわ。大人しく待ってろよ?ハッハ!」
マジシャンは灰皿にタバコをねじり、部屋を後にした。
81 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/01(月) 23:45:31.70 ID:9dCurpAo
テクテクテク…
女剣士「遅い!そして臭い!!」
マジシャン「悪い悪いっ!ハッハ!」
女剣士「全く…!やる気が感じられんのぉ…」
マジシャン「そー言いなさんな。こっからですって…本番は!」
マジシャンはマントを羽織り、正門を出る。
女剣士「あ、おい…っ!!」
女剣士は入り口へ一礼し、マジシャンの後を追う。
左翼長「…悪りぃな。お前ばっかり苦労させちまって…」
カチカチッ…シュボッ…
〜谷〜
召喚士「…時間です。行きましょう」
戦士「おっし…!行くぞぉー!!」
ワーカー「時間だ。いよいよだな…!」
一同が立ち上がり、召喚士の元へ集合する。
82 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/01(月) 23:49:55.57 ID:9dCurpAo
召喚士「……」
お父「…なんだ?」
召喚士「ここからは貴方に前線をお任せ致します」
お父「……そのつもりだ」
召喚士「…幼女ちゃん」
幼女「…うん」
召喚士「幼女ちゃんはあの人と一緒に…」
召喚士は振り返り、鎧の者を指差す。
オーク「…!?」
幼女「……私は…」
召喚士「ここからは数も多いと思う。危ないんだ…」
幼女「……」
召喚士「…分かってくれるね?」
盗賊「……」
召喚士「俺はこの隊を任されています。編成も任せて貰って良いですね?」
83 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/01(月) 23:52:17.54 ID:sByRbjYo
女剣士って新キャラ?
あれ?サルとかの盗賊団のボスとは別人?
84 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/01(月) 23:55:13.02 ID:jPDuZkAO
この展開は…
85 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/01(月) 23:55:56.92 ID:9dCurpAo
お父「……ああ」
召喚士「前線は戦士と盗賊さん」
戦士「おう」
盗賊「…任せろ」
召喚士「その中央に…お父さん」
お父「!!・・・…承知した」
召喚士「その後方に俺、そして間接攻撃の皆さん」
弓ワーカー「了解!」
女ワーカー「任せてっ!」
召喚士「後方に魔道士さんと魔道ワーカーさん達…」
魔道士「はい!」
魔道ワーカー「うお…っ、緊張してきたぁ…!」
召喚士「最後尾にオークさんと幼女ちゃん」
オーク「オラ…頑張ります!」
幼女「……」
86 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/01(月) 23:59:12.03 ID:3gCejLEo
オークがんばれ、超がんばれ
87 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/02(火) 00:02:10.71 ID:n/HFtTco
召喚士「……行きましょう」
盗賊「…使うのか?」
戦士「…んー、練習しとくかな」
戦士は十字槍を手に取り、右手で振る。
魔道士「幼女ちゃん、オークさん!頑張りましょう!」
オーク「オラ…やるです!頑張るです!」
幼女「…うん」
お父「……」
召喚士「一人も欠ける事なく…」
ワーカー「生きて帰んぞ!!」
女ワーカー「ええ!モチロンよっ!」
戦士「おっしゃあ!!」
ザッ!!
召喚士「出発!!」
召喚士の号令とともに、ワーカー20名と一匹のオークが西へ進軍を開始した。
88 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/02/02(火) 00:18:00.80 ID:n/HFtTco
ダメだー!もう寝ないとー!すいません…
毎度ご支援ありがとうございます!
それでは、オマケでおやすみなさい!ノシ
サラマンダー「おい、最近出番少ないとちゃうんか!?」
ウンディーネ「少ないどころか…ありませんわねぇ」
シルフ「あなたそんなキャラだったっけ?」
ノーム「ワシなんて本編でも何回出たか…」
サラマンダー「雷切作ったジーサンやったか?」
ノーム「そりゃドワーフじゃ!バカモノ!」
サラマンダー「お前さんはサモナーの嫁はんだよな?」
ウンディーネ「怒りますわよ…?」(#^ω^)
シルフ「あーあ。アタシ達って何のためにいるのかなぁ」
サラマンダー「お前はあっちで…」
シルフ「ちょっと!あっちって何よ!?」
サラマンダー「ギャアギャアやかしいわ!どあほ!」
シルフ「何よっ!?アンタ文句あんの?あのね…
(省略されました。続きを読むにはココをクリックして下さい)
 ̄ ̄
89 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/02(火) 00:22:34.83 ID:YXHfeQAO
>>88
マウスが物故割れた
90 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/02(火) 00:23:08.53 ID:v4.SkE.o
シルフはまだ出番あるだろ・・・
91 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/02(火) 00:34:02.01 ID:nW5a5sSO
おつおつ
サル達のボスは女侍だよね?
てことは女剣士は新キャラでFA?
ちょっとだけこんがらがった…
92 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/02(火) 00:53:08.59 ID:daluFYAO
乙
まぁそのうち出番あるよ…きっと
四体同時召喚の練習とか
93 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/02(火) 01:02:39.02 ID:7wFG8YAO
センターにカーソルを合わせクリック…
センターにカーソルを合わせクリック…
94 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/02(火) 03:31:10.14 ID:TYlh/Gs0
いちおつ。
シルフのあっちワロタ。
95 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/02(火) 08:23:20.62 ID:wDT1OYko
>>88
久しぶりに、ココをクリックを見たwwwwww
さてはおぬし、だいぶ年寄りだな?
96 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/02(火) 08:26:24.85 ID:QxUggpAo
シルフはまだ結界貼る時に呼び出される分だけいいよなwwww
97 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/02(火) 10:51:38.52 ID:Aj.pVMAO
この世界のタバコってどんなのだろ?葉巻?
98 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/02(火) 10:57:44.44 ID:SFMbH2AO
煙管だと勝手に思ってたが…
99 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/02(火) 11:56:31.22 ID:ptFqtoco
紙巻じゃダメなわけ?
100 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/02(火) 13:54:38.99 ID:ENB5T6SO
おおっ!?
リクエストがオマケになった!!
>>1
ありがとう!
この満足感をもって眠りにつきたい…
101 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/02(火) 14:33:55.04 ID:0vkguUI0
わっふるわっふる
102 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/02(火) 15:55:12.67 ID:wDT1OYko
もうそろそろか。
それまで、もう一仕事してくるかな?
103 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/02(火) 16:28:52.54 ID:e5VRzUDO
くそっ
今日の夜から海外旅行でここ見れなくなっちまう
毎日見るのが日課だったのにorz
104 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/02/02(火) 16:31:38.30 ID:MrMGduoo
こんにちは!ノシ
>>95
ちょっとwwやめて下さいよ!もうっ!
…すいません。年寄りなのかな…はは…orz
煙草はあまり深く考えてなかったですね…どうなんでしょう?
皆様のイメージで宜しいかと思います↓続き
105 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/02(火) 16:33:37.61 ID:MrMGduoo
IDがミスターMってwwこれはひどい!
>>103
魔道士「お気をつけて下さいね!待ってますから!エヘヘ!」
106 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/02(火) 16:34:19.69 ID:MrMGduoo
――第13次北方防衛戦。
トロル隊総勢300匹は隊を三つに分け、
国軍の各拠点へ向け侵攻する。
これに対し国軍は隊を二つに分け、
総数のほとんどを北関へ進める。
この動きを察知したトロル隊は全隊を合流、
北方司令部一点を叩く作戦へと変更する。
しかしこの動きは国軍の想定内であり、
北関の守備に備えるワ−カーを入れ違いで
司令部へと移動。数の不利をカバーする。
北関方面からのトロル隊は、
朱雀先生率いるワーカーの奇襲、
及び本陣の奮闘により壊滅。
港方面への備えについては、
司令部による篭城からの牽制、及び
二人のワーカーによる援護を受け、
無被害にて戦力を削る事に成功する。
両軍共に既存部隊は、
北平原にて交戦中の本隊へと
合流し、交戦を開始した…。
パサッ…
107 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/02(火) 16:34:30.22 ID:MrMGduoo
総司令官「……それで?」
大軍師「はい」
総司令官「……しかし」
大軍師「…?」
総司令官「随分…面倒な戦略だね」
大軍師「確かに」
総司令官「……」
大軍師「しかし効率は良いですよ?」
総司令官「……ん」
大軍師「兵に被害を出さず、ワーカーに働いて貰う…」
総司令官「…」
大軍師「双方の思惑が合致した、合理的な戦略です」
総司令官「…そういうの…好きじゃないけどねぇ」
大軍師「…そうでしょうね。ふふふ」
総司令官「ん…まぁいいや。続きを……」
108 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/02(火) 16:34:43.52 ID:MrMGduoo
〜北の平原〜
北方司令「……」
トロル「何か…『こんなバカな!』って顔してるな」
北方司令「……っ!!」
北方司令は左肩を押さえ、地面に肩膝をつく。
トロル「裏でゴチャゴチャ動いてたみてぇだが…」
ザッザッザ…
トロル「コイツらはただの数合わせだよ。バーカ」
剣兵長「本隊がこれ程…強いとは…!」
剣兵「別格だ…!勝てるわけがない…」
ドズッ…ドズッ…ドズッ!!
中央に立つ、一際大きなトロルが口を開く。
大将「グッハハハ!力量を見誤ったなぁ…」
北方司令「…ぐ…うぅ…っ」
周辺には無残にも散った兵達の亡骸が転がる。
109 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/02(火) 16:34:53.18 ID:MrMGduoo
トロル「あんだけいた餌もあと20ってとこか」
大将「やめとけ。マズくて食えたもんじゃねぇや」
トロル「ガハハ!仰る通りで!!」
ザッ
立ち上がろうとする北方司令に、大将は見下し呟く。
大将「やめとけやめとけ。死に急ぐな」
北方司令「皆…、下がれ…」
剣兵「!?」
北方司令「早くっ!!」
ドズッ…ドズッ…ドズッ…
大将「立つのもやっとじゃねーか…」
大将は北方司令の腕を掴み、身体を起こす。
ガシッ……ブンッ!!…バギャアァッ!!
北方司令「―――!!」
剣兵長「司令ーっ!!」
110 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/02(火) 16:35:02.33 ID:MrMGduoo
ザンッ…バシャッバシャッ…ドシャッ…
大将に起こされそのまま殴り飛ばされた司令が、地面を転がる。
大将「心配するなって。殺してねーよ」
剣兵「…う…あぁ…!!」
大将「ま、これから殺すけどな」
大将は右手をゆっくり挙げ、前方へ振り下ろす。
トロル「行けぇーっ!!」
突撃の合図を受け、多数のトロルtが一気に襲い掛かる。
バシャバシャバシャッ…ドドオォンッ!!…バキバキバキィ!!
トロル「何だぁー!?」
大将「土の…壁…?」
トロル達は突如目の前に現れた巨大な土壁に動きを止める。
壁の反対側よりかすかに声が聞こえる。
トロル「な…なんだってんだ…?」
大将「めんどくせぇ!回り込め!!」
111 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/02(火) 16:35:10.73 ID:MrMGduoo
メキメキッ!!……バゴオオォォンッ!!
トロル「ぐわっ!!」
大将「か、壁がっ!!」
土壁は勢いよく破壊され、岩石がトロルの群れに降り注ぐ。
トロル「な、なん…ぐげぇ!!」
大将「下がれ!何か来……」
壊れゆく土壁の中心から、巨大な右拳が顔を出す。
ドゴオォォンッ!!…バキッ…ガシャッ!!…バキィ!!…
その巨大な拳と吹き飛ぶ岩により、トロルが次々と後方へ吹き飛ぶ。
大将「……なんだ…お前らは…?」
ザッ
スフィンクス「さぁー!かかってこぉーい!!」
北方司令は身体を起こし、一同の先頭にいる男に声をかける。
北方司令「朱雀……先生…っ!!」
召喚士「…お待たせしました」
112 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/02(火) 16:35:18.06 ID:MrMGduoo
ジャリッ…
戦士「さーてテメェら、覚悟しやがれ!!」
盗賊「……ふーっ」
戦士が十字槍を前方へ構え、その横に盗賊が立つ。
ボキッ…ボキボキッ!!
お父「………」
召喚士「では…陣形は手筈通りに!」
ワーカー「おう!行くぞおらぁ!!」
ダッ!!
大将「たかがその数で何を粋がる!当たれっ!」
トロル「グラアアァァッ!!」
両軍の前衛が互いにぶつかる。
剣兵長「魔法が効かねぇぞ!!」
戦士「分かってるよ!!」
北方司令「朱雀先生…っ」
113 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/02(火) 16:35:25.94 ID:MrMGduoo
召喚士「…はい」
北方司令「気をつけろ…。魔法付加も通じんぞ…!」
召喚士「…!?」
戦士「うおりゃあっ!!」
ブオンッ!!…ザシュザシュッ!!
戦士は十字槍を大きく振り回し、道を開く。
戦士「行けぇ!」
盗賊「ああっ!」
タタッ
その隙間を盗賊が潜り抜け、密集するトロルを
中より斬り払い、混乱させる。
戦士「まずは散らすぞ!押し戻せぇ!」
ワーカー「おうよっ!」
戦士の横を続々とワーカーが武器を片手に走りぬける。
魔道ワーカー「補助は任せろ!」
114 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/02(火) 16:35:35.11 ID:MrMGduoo
魔道士「いきますよーっ!!」
ドドオォンッ!!
ワーカー「風で…雨が!?」
盗賊「…視界が…開ける!」
タンッ!!…バシュッ!!…ザバッ!!
召喚士「出だしは順調…!次は…」
グイッ
召喚士「……」
北方司令「後方の…トロル……」
召喚士「あの大きな…?」
北方司令「奴が…大将だ。気をつけろ…!」
召喚士「…分かりました」
ザッ
召喚士「オークさん!」
オーク「はははひいぃ…っ!」
115 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/02(火) 16:35:43.41 ID:MrMGduoo
召喚士「この方を後方へ。頼みます」
オーク「は、はいっ!」
幼女「…私も…手伝う」
テッテッテ…
召喚士「さて…」
ザッザッザ…
トロルは徐々に混乱を収めるが密集はなく、
ワーカーが左右へ分断する形となる。
戦士「よぉーし…!」
召喚士「戦士!いいぞっ!」
戦士「全員!左側のトロルへ当たれーっ!」
ワーカー「おうっ!」
女ワーカー「たあっ!!」
前衛のワーカーが中央から一斉に、
左側のトロル達へ斬り込む。
116 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/02(火) 16:35:51.37 ID:MrMGduoo
大将「何をしてる!挟撃しろ!」
トロル「リャアアアア!!」
ダダダッ!!
召喚士「スフィンクス!!」
スフィンクス「はいはーい!」
反転したワーカーを追う右側のトロルへ、
スフィンクスの両拳が直撃する。
スフィンクス「両手ぱーんちっ!!」
ブオォッ!!…グシャバキイィィッ!!
トロル「ご…がぁ…っ!」
戦士「入った!クリーンヒットってか!!」
右側に位置するトロルの群れは、強烈な
スフィンクスの一撃で遥か後方まで吹き飛んだ。
召喚士「残るは左側…っ」
盗賊「……20ぐらいか」
117 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/02(火) 16:35:59.35 ID:MrMGduoo
ドズッ…ドズッ…ドズゥンッ!!
大将「どけい…。俺が殺る」
召喚士「……」
盗賊「…強いな」
戦士「持久戦は不利だな。一気にいくぞ…!」
召喚士「…うん」
ダッ!!
戦士「っりゃあ!!」
戦士は勢いよく飛び、頭上で槍を回転させた後、
大将めがけ一気に振り下ろす。
ビュオッ!!…ガンッ!!
戦士「な…にぃ!?」
しかし戦士の槍は容易く、大将の斧に弾かれる。
大将「……ふんっ!!」
バギャアァッ!!
118 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/02(火) 16:36:09.69 ID:MrMGduoo
大将は左手の斧を構えたまま、右手で拳を作り殴りつける。
戦士「…っ!!」
ドシャッ!!…バッシャアァッ!!
戦士「…ぐ…っ!!」
魔道士「戦士さんっ!大丈夫ですか!?」
戦士「ああ。お陰で助かった…!」
戦士は土の壁を貫き殴られた腹部をさする。
召喚士「戦士の腕力でも押されるのか…!」
盗賊「はぁっ!」
シュルッ…ビュオオッ!!
盗賊の放つ鎖が、大将の右足に絡みつく。
魔道ワーカー「おらよぉ!!」
ドドォンッ!!…ドドドド…ボゴォッ!!
大将「ちぃ…っ!足元を…」
雨に濡れた地面から蔓が伸び、大将の足元に絡みつく。
119 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/02(火) 16:36:16.91 ID:MrMGduoo
ワーカー「うりゃあ!」
お父「はぁ!!」
キィンッ!!…バギィッ!!
お父「!?……硬いっ!」
ワーカー「け…剣がっ!?」
大将「グハハハァ!!叩き潰してくれるっ!」
召喚士「今だーっ!」
スフィンクス「とぉーっ!!」
大将「!?…こっちが狙いかっ!」
スフィンクスは再度両腕を伸ばし上空を飛び、
その両拳は大将一匹に焦点を合わせる。
スフィンクス「ぱーんち……」
大将「ッガアアアァァァ!!」
ドゴオオォォ!!…バチバチッ!!…
スフィンクス「お兄ちゃん…」
120 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/02(火) 16:36:25.29 ID:MrMGduoo
スフィンクスの拳が到達する前に、
大将の拳がスフィンクスを捉えた。
大将「………」
スフィンクス「負けちゃったよぉー…」
シュイィィン…
魔道士「蔓が…!?」
魔道ワーカー「嘘だろ…?全部引きちぎられ…」
盗賊「…くっ」
ジャララッ!!
盗賊は無理やり引っ張られた鎖を解き戻す。
召喚士「スフィンクスでも…だ…駄目…」
フラッ…ドシャアァ…
魔道士「召喚士さんっ!!」
戦士「くっそぉ…!今ので魔力のほとんど持ってかれたな…」
ドズッ…ドズッ…
121 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/02(火) 16:36:36.00 ID:MrMGduoo
大将「流石に多少は堪えたわ…」
北方司令「…く…くそ」
オーク「あ…あわわっ!!」
大将「者共…。我に続け…!」
大将の強さを再認識したトロル達が、
再び一斉に息を吹き返す。
トロル「うおおぉーっ!!」
タタタッ…シュンッ!!……チャキッ
大将「…あん?」
先頭を駆けるトロルが突如その場に倒れる。
召喚士「……な…なにが」
魔道士「召喚士さん!動かないでっ!」
ザッザッザッザッザ…
マジシャン「よぉ、朱雀先生」
魔道士「マ…マジシャンさん!!」
122 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/02(火) 16:36:45.44 ID:MrMGduoo
召喚士「…貴方も…え、援軍に…?」
マジシャン「あーあ…。雨もヒドくなってきやがった」
マジシャンは上空を見上げ、手をかざす。
スタッ
女剣士「…おい、サボるでない」
召喚士「こ、この方は…?」
女剣士「女剣士です。どうぞよろしく」
召喚士「ど…どうも」
マジシャン「強力な助っ人…かな?ハッハ!」
女剣士「さて……」
タンッ…
女剣士は刀を構え、再びトロルの群れへと走りこむ。
ザンッ!!…バシュッ!!…ドスッ!!
戦士「な…何だあいつ!?」
盗賊「…刀?」
123 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/02(火) 16:36:52.79 ID:MrMGduoo
戦士「おっと、こっちも援護だ!」
盗賊「ああ!」
ザッザッザ…
マジシャン「げぇ。なんかヤバそうなトロルがいんなぁ…」
北方司令「や…奴が大将だ…」
マジシャン「…はいはい。やりますよ、やりゃいいんでしょ」
召喚士「あいつには…魔法が……」
マジシャン「マジかよ…。勝ち目ないじゃん…」
オーク「…うぅ…っ」
マジシャン「どうしたもんかねぇ…ハッハ!」
ザッザッザ…
大将「ぬぅん!!」
バギャアァッ!!
女ワーカー「きゃあぁっ!!」
ワーカー「くっそー!数は優位だが…アイツを止められねぇ!」
124 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/02(火) 16:37:00.06 ID:MrMGduoo
ヒュオッ…ザクゥッ!!
戦士「こいつらまで息吹き返しやがって…!」
盗賊「…はぁ…はぁ…!」
トロル「囲むぞ!コイツら疲れ始めてやがる!」
盗賊「!!」
戦士「…どうした?」
バッ!!
盗賊「…来たぞ」
盗賊は背後を振り返り、微笑む。
戦士「…!!」
ザッザッザッザッザ…
召喚士「来ましたよ…。切り札が…!」
北方司令「……おぉ!!」
ザッザッ…ジャリッ!!
魔法剣士「……待たせたな」
125 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/02(火) 16:37:07.26 ID:MrMGduoo
魔道士「ご無事で何よりですっ!」
魔法剣士「あと…これだけか」
マジシャン「お前さん確か…北関の…」
魔法剣士「……」
マジシャン「火行と水行使えんだよな」
魔法剣士「…好んで使っているだけだ」
マジシャン「ハッハ!ともかくだ…」
召喚士「……?」
マジシャン「お前さん、ちょっと力を貸してくれや」
魔法剣士「毛頭そのつもりだ」
マジシャン「頼りになるぜ!ハッハッハ!」
召喚士「な…何を…?」
マジシャン「んー?まぁ見てろって…!」
魔法剣士「……」
マジシャン「ヒーローは遅れてくるもんだ!…ってな!」
126 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/02(火) 16:37:56.81 ID:MrMGduoo
ザッ!!
マジシャンと魔法剣士は並び立ち、大将を見つめる。
マジシャン「とにかく一撃、全力で一撃をブチ込め」
魔法剣士「……分かった」
魔法剣士は両剣を左右に構える。
マジシャン「おい!戦士ーっ!!」
戦士「…!?」
マジシャン「あのデカブツ、なんとか動きを止めてくれや」
戦士「俺が…?」
マジシャン「お前以外に誰がいるんだ。燃えるだろ?」
戦士「!!ああ…。たまんねぇな!」
マジシャン「…頼んだぜ」
大将を睨むマジシャンの顔から笑顔が消える。
魔法剣士「……」
マジシャン「よぉし……。行くぞっ!!」
127 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/02(火) 17:09:01.29 ID:QQ4op6AO
>>1
「燃えるだろ?」
俺達「!!ああ…。たまんねぇな!」
128 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/02(火) 17:30:06.34 ID:daluFYAO
やっぱ召喚士達と上位ランカーじゃ
格が違うな
纏ってるオーラが違う
129 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/02(火) 17:51:03.86 ID:PYJT2sAO
魔翌力増強に専念すりゃ召喚士も楽に上位だろうなぁ…
130 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/02(火) 17:56:06.63 ID:MrMGduoo
ダッ!!
トロル「何だ!?させっか!!」
盗賊「!!…食い止めるぞ」
ワーカー「おうっ!」
大将へと向かう三人に気付いたトロルが後を追うが、
前衛のワーカーと国軍が行く手を遮る。
剣兵長「止めろぉ!!」
剣兵「うりゃあーっ!」
ガキィン!!…チュインッ!!
お父「……」
トロル「ガアアァァ!!」
お父「ふんっ!!」
お父は迫るトロルを掴み上げ、次々と放り投げる。
ガシィッ!!……ブンッ!!…ゴシャアァッ!!
盗賊「…頼んだぞ、戦士!」
131 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/02(火) 17:56:25.50 ID:9uOxEiUo
上位ランカーが活躍してると、なんかこっちまで悔しい気持ちになる
132 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/02(火) 17:56:27.72 ID:MrMGduoo
タッタッタッタッタ…
マジシャン「散るぞ!」
魔法剣士「……」
ババッ!!
マジシャンと魔法剣士は左右に分かれ、
戦士を中央に並走する。
大将「三人で事足りるのかぁ?」
大将は右手で斧を振りかぶり、一気に降ろす。
グワァッ……ゴオォッ!!
戦士「…親父…やれるよなぁ!」
戦士は巨大な斧の一撃に十字槍を合わせ、
いなすように払い落とす。
大将「なにぃ……!?」
マジシャン「しなやかな…いい動きだ!」
大斧は空を切り、そのまま地面へと叩きつけられた。
133 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/02(火) 17:57:25.90 ID:MrMGduoo
ズズウゥンッ!!
戦士「うおおりゃあぁっ!!」
戦士は隙間の空いた脇腹へ、十字槍を突き刺す。
シュンッ!!……ドスゥッ!!…ズブッ…
大将「…ぬ…ぅ…!!」
戦士「これでも…ダメか」
戦士は勢いよく突き刺した槍を押し込むが、
大将は少し後方へ引きずられるのみに留まる。
ガシッ!!
大将は刺さる槍を手で掴み、引き抜こうと試みる。
大将「この程度で……」
ザッ…
魔法剣士「上出来だよ…」
魔法剣士は二本の剣を重ね合わせ、大将を斬る。
よろめいたその巨体を吹き飛ばすには容易な一撃である。
134 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/02(火) 18:05:22.69 ID:MrMGduoo
ザシュウゥッ!!…ドシャッ…バシャアァッ!!…
吹き飛び倒れる大将を二人が追う。
マジシャン「よくやった!!」
魔法剣士「いい一撃だったぞ…!」
タンッ!!
戦士「へっ…雨のお陰だよ。…くそっ!」
戦士は槍を拾い上げ、悔しそうに二人の背中を見つめる。
マジシャン「頼んだぜ!ハッハ!!」
魔法剣士「…ああ」
魔法剣士は返答とともに、両手に力を込める。
その手は柄を強く握り締め、光り輝く。
大将「…く…っそぉ!いてぇ…!?」
バシャッ…ノソッ…
大将がふらつきながら起き上がると、
その眼中には魔法剣士の姿が映った。
135 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/02(火) 18:17:42.62 ID:MrMGduoo
魔法剣士「はあぁーっ!!」
飛びかかる魔法剣士の両剣が大将を左右から挟みこむ。
その太刀筋に合わせマジシャンは左から懐へ潜り込んだ。
マジシャン「……ふー」
マジシャンは一呼吸つくと両手を前に突き出し、
光り輝く掌を大将へそっと向ける。
マジシャン「死んだらすまんなっ!!」
魔法剣士「!?」
マジシャン「五行合体っ!!」
大将「なな…なに…ぃ!?」
ドドオオオォォォンッ……
魔道士「な…何っ!?」
召喚士「……!?」
北方司令「…バカな!…五行…合体!?」
その場にいる全ての者が、天高く昇る白い光の柱に目を向けた。
136 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/02/02(火) 18:19:08.99 ID:MrMGduoo
すいません。ここまでにて!
今日はちょっと夜来れないかも…?です!
ご支援ありがとうございました!それではまた!ノシ
137 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/02(火) 18:21:34.59 ID:jFDqaGoo
/\|\/|/\/\/∨∨|
Σな、なんだってー――! >
|/\/∨∨\/|/\/\/
(;´д`)( ゚∀゚ )(゜Д゜;)
138 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/02(火) 18:26:45.30 ID:d0RWy7A0
いいところで・・・
焦らしがいつも上手いな〜
139 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/02(火) 18:27:18.90 ID:4NIFbsAO
そんな
>>1
が好きだ
140 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/02(火) 18:36:31.32 ID:GFxhhcDO
魔法剣士かっこよすぐる…
これで4位だと?
141 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/02(火) 18:46:35.98 ID:L8u3AwA0
ここで終わりだとッ!
なかなかやりおる
142 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/02(火) 18:49:27.66 ID:YXHfeQAO
マジシャンSUGEEEEEEEEEE
普段おちゃらけてるせいで再来の大魔道士だということを忘れてしまうから困る
143 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/02(火) 19:47:17.87 ID:khIHCYAO
戦士の「やれるよなぁ…親父!」で不覚にもうるっときた
144 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/02(火) 19:49:28.38 ID:1FVkDlUo
俺「ヤれるよなぁ…親父……」
145 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/02(火) 20:39:22.27 ID:HtuWQCIo
魔法剣士かわいそすぎるだろwwww
マジシャンもそこまでやるなら何やるか教えとけよww
146 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/02(火) 21:12:34.87 ID:g2HM3dI0
このままじゃ戦士は上位ランカーに追いつけそうにないなー
斧が完成しても、それじゃなんか武器に頼ってるみたいだ…
147 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/02(火) 21:19:54.49 ID:ENB5T6SO
五行合体やと〜
148 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/02(火) 21:28:58.96 ID:.z9zg7Io
>>146
そこで滝に打たれに行くわけですよ
そして僧侶へジョブチェンジ
149 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/02(火) 21:39:58.32 ID:xDmOANo0
>>148
やはりここは武闘家に転職し、その後バトルマスターになるべきかと
150 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/02(火) 21:49:45.33 ID:GFxhhcDO
いやここは魔法戦士にだな…
151 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/02(火) 21:55:35.53 ID:YeqcbY60
忍者をマスターしてにとうりゅうできるように…
152 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/02(火) 22:00:30.67 ID:74ncoX6o
やはり究極の戦士であるタマネギ剣士に…
153 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/02(火) 22:12:46.03 ID:A35S5OA0
槍を極めて竜騎士ってのも…
154 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/02(火) 22:18:35.62 ID:ujQJwwDO
いやいや盾を極めて守備の要になるのも…
155 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/02(火) 22:21:07.87 ID:HeGtfhUo
童貞を極めて魔法つk・・・・うわっ!何をする!!はなs・・・・
156 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/02(火) 22:22:06.04 ID:GFxhhcDO
戦士は悩んだあげく職を辞めた
157 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/02(火) 22:33:42.81 ID:g2HM3dI0
戦士の職業は自宅警備員か…
158 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/02(火) 22:43:55.51 ID:XXvU28E0
魔犬歯が火と水でマジシャンが残りの3つ持ちか
159 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/02(火) 22:45:47.61 ID:A35S5OA0
ルール上3行合体はあると思ってたけど
すっとばして5行とはな
160 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/02(火) 22:54:40.60 ID:UHVQcHoo
そして戦士は斧と槍の超変則二刀流へ
161 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/02(火) 22:59:10.39 ID:ZhDpiMDO
>>1
おつ
明日美容師の国家試験だけど、ここ見てがんばるわぁ
162 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/02(火) 23:05:45.75 ID:nR1jHY.o
>>1
おつ
今週末国立大学の推薦入試だけど、ここ見てがんばるわぁ
163 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/02(火) 23:17:44.66 ID:OegIJ2DO
あ、それはどうでもいいです
164 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/02(火) 23:23:50.97 ID:9mEjZlko
誰が死んだらすまんななんだ…
大将への皮肉なのか、魔法剣士への五行失敗なのかはたまたマジシャンの暴発なのか…
1先生のお話が読めるのはパー速だけ!
165 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/02(火) 23:41:58.40 ID:HtuWQCIo
どう考えても五行近距離で喰らう魔法剣士へだろ
166 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/02(火) 23:47:27.65 ID:8MhQeY2o
>>164
ここはパー速じゃないんだぜ
167 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/02/02(火) 23:56:30.45 ID:n/HFtTco
伸びすぎワロタwwでもこういうの嫌いじゃないです!
すいません。今日は夜分お休みで…いや、オマケだけ!
それでは、お休みなさいです!ノシ
>>161-162
盗賊「が、頑張れよっ!!」
魔道士「きっと受かりますから!魔法をかけておきました!エヘヘ!」
〜オマケ(リクナンバー:10スレ
>>980
)〜
召喚士「コカトリス!どうか私に新たな召喚獣を…!」
シュイィィン
コカトリス「…いいだろう」
召喚士「ほ、本当ですか!?」
コカトリス「お前に召喚獣を与えよう」
召喚士「お…お願いしますっ!」
コカトリス「全ての召喚士獣よ、そして全ての生命よ、彼に力を与えたまえ。」
召喚士「ち…力が湧いてきた!これで新たな召喚獣がっ!」
コカトリス「召喚士、これでお前も…」
シュイィン
グリフォン「私だ」
コカトリス「お前だったのか」
グリフォン「また騙されたな」
コカトリス「全然気付かなかった」
グリフォン「私の勝ちだな」
コカトリス「私の負けだ」
グリフォン「暇を持て余した」
コカトリス「召喚獣の」
グリフォン「遊び」
コカトリス「遊び」
168 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/03(水) 00:02:52.45 ID:Z6.nPtMo
ここでモンスターエンジンとは・・・
そしておつです
169 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/03(水) 00:21:05.36 ID:RuuujTIo
リク採用されてる!!!
>>1
ありがとう!うれしいぜww
170 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/03(水) 00:22:20.40 ID:BP5GUIAO
ミノタウロスって下位種族なのかとどんどん不安になる
だってあいつの登場シーンはラディッツ並に絶望的だったんだぜ
それを色んな人の力だけど倒せた召還士達がトロルに歯が立たないとか…
まぁどっちが上とか神話系全く詳しくないんだけどね!
てか、ワーカー優秀なのに国軍微妙すぎワロタ
もっと頑張れ国軍!もっと頑張れ国軍!
171 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/03(水) 01:15:56.01 ID:T0O0PoAO
五行合体できるあたりマトリフ師匠って感じだな
172 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/03(水) 07:45:23.82 ID:KYDhgUSO
>>170
魔法が効くか効かないか、とか
単品かセット品か、みたいなかんじじゃない?
ミノ…やたら強いが、魔法が効く。単騎で登場
トロロ…ミノほど強くないが、魔法が効きづらい。数がいるので、戦略も一応使う
173 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/03(水) 09:01:20.26 ID:r0FV4oUo
火→×←水
│\ /│
│ 土 │
│/ \│
木→×←金
このAAを元にして考えると五行合体は
まず火×木と水×金の二行合体を片手で1つずつ作って土をその間に混ぜるって事が必要だな
相当難しそうですね
174 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/03(水) 09:05:21.50 ID:q/j.Rq.o
指先に一属性ずつやれば片手で…威力弱そうだからなしで
175 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/03(水) 09:09:10.68 ID:r0FV4oUo
その発想はなかった
176 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/03(水) 09:12:15.37 ID:gDkobXko
フィンガーフレアボ(ry
177 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/03(水) 11:01:28.32 ID:6I5zTESO
>>174
シャイニングフィンガァァァァァァァ
178 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/03(水) 11:08:25.56 ID:1ivDM12o
天才なら爆熱ゴッドフィンガー位出来そうだなww
179 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/03(水) 11:33:53.21 ID:vTd9Z2DO
五行合体ゴッドマーズ
180 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/03(水) 12:06:50.43 ID:jCSGgc.0
>>174
片手で五行出来たら、敵から血を出さずに心臓もぎ取ることも可能かもな
181 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/03(水) 12:09:14.22 ID:GG6zoVwo
両手両足に一行づつ。あとは…わかるな?
182 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/03(水) 12:45:49.48 ID:5OOF1bUo
その理論だと魔道士は五行極められないじゃないか
上を使おうにも、盗賊程の大きさがnが;dklj;lらえlkrgjl
183 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/03(水) 12:58:15.14 ID:ZFKZht2o
口でおk パウ
184 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/03(水) 13:01:16.37 ID:.p7ae6DO
どうでもいいけどドラクエで魔道士タイプのバーバラが「えへへ」って台詞結構言っててニヤニヤしてしまう
エヘヘ可愛いよエヘヘ
185 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/03(水) 13:07:29.75 ID:KYDhgUSO
>>184
買おうかどうか迷ってたが、5でグランバニアの洞窟に篭ってる場合じゃないな!!
買う
186 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/03(水) 14:10:08.05 ID:79s9KF2o
金行にするべきか、水行にするべきかが悩みどころ
187 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/03(水) 15:04:27.15 ID:q5fvrUSO
槍ってどうやって持ち運ぶの?手に持つイメージしかないんだけど
188 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/03(水) 15:06:20.48 ID:KYDhgUSO
>>187
手で持てるなら持ち運べるだろ
189 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/03(水) 15:12:10.38 ID:.p7ae6DO
持ちはこぶ時は雷切は腰、斧と槍は各々背中のイメージ
190 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/03(水) 15:46:35.49 ID:y3dv/igo
ふくろ(笑)にいれとけばいいじゃない
191 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/03(水) 15:49:30.14 ID:V6LiZL.o
実際に斧や槍を持ち運んでたら動き難くてしょうがないな
192 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/02/03(水) 15:57:51.96 ID:2zBi/LAo
こんにちは!今日もバタバタしてて…すいませんです!ノシ
うおーいっぱいレスがあるーありがとうございますー!!
移動の時は戦士と召喚士がデカイリュック背負って、
盗賊が小さめのリュックと手荷物、魔道士がトロリーバッグ…
みたいなイメージですかねぇ。深くは考えてないです。すいません
戦闘中は、例えば今回なら必要最低限の物のみ持参で、
武器なんかはオークが最後尾で管理ってとこですかね
あと槍は肩に担いで荷袋ぶら下げたりとか…
あとあと…ええと…なんかよく分からなくてすいません…
とりあえずRPGって本当に便利ですよね!↓続き
193 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/03(水) 15:58:08.51 ID:2zBi/LAo
ドオオォォォォ……
白く眩い光はそのまま細くなり、天へと昇り消えた。
オーク「…わ…わわ…っ!」
召喚士「…五行……合体…!?」
北方司令「その名の…通り…さ…ごふっ…!」
魔道士「北方司令さん!?」
北方司令は介抱する魔道士を左手で制する。
召喚士「まずい…!行けっ!シービショップ!!」
シュイィン
召喚士はシービショップを召喚し、治療を試みる。
召喚士「…な、なんとか…!!」
北方司令「…構…うな。戦いに専念を…!」
幼女「……!!」
召喚士「死なせてたまるかっ!誰も…もう誰も…!」
魔道士「……召喚士さん」
194 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/03(水) 15:58:21.01 ID:2zBi/LAo
オオオォォォ…
盗賊「…魔法…?」
トロル「……大…将!?」
お父「……」
戦士「…何が…起きて…!?」
戦士は突如目の前に現れた光に呆然とする。
徐々に薄れゆく光の中から二つの物影が浮かぶ。
ジャッ!!…
マジシャン「…なかなかの魔力だ」
魔法剣士「……っく!」
両者は向かい合い着地し、片膝をつく。
魔法剣士「はぁっ…はぁっはぁ…っ!」
マジシャン「残りカスのまで搾り取っちまったな…」
魔法剣士(何だこれは…!?俺の二行に三行合体…?)
マジシャン「ハッハ!疲労困ぱいみてぇだな…!!」
195 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/03(水) 15:58:30.44 ID:2zBi/LAo
マジシャンは立ち上がり、魔法剣士に手を差し伸べる。
魔法剣士「…その言葉、そっくり返すぞ」
魔法剣士は差し出された手を握り、起き上がる。
フラァ…
マジシャン「おっとぉ…。確かにな…ハッハ!!」
マジシャンは震える両膝を押さえ、声高に笑う。
魔法剣士「…何をした?」
マジシャン「……分かってる顔してっけどな」
魔法剣士「しかし…だ、大丈夫なのか…?」
マジシャン「五行を一人で放てば、確実に死ぬ」
魔法剣士「……」
マジシャン「それを二人で放てば死ぬ事はない」
魔法剣士「それにしても魔力の調整だって…」
マジシャン「まずはあっちを何とかしようや…」
その前方では両軍が争いを一時やめ、沈黙が流れる。
196 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/03(水) 15:58:41.86 ID:2zBi/LAo
トロル「大将が…消えた!?やられたのか…?」
ワーカー「すげぇ…!なんだよあれっ!!」
トロル「ど、どうすんだ…?」
一匹のトロルが虚ろな表情で呟く。
トロル「どうするったって……」
ザッ……ザッ…ザッ…
ワーカー「チェックメイトだな!!」
ザッ…ザッ…ザッ
オーク「!?」
ゾクゥッ!!
盗賊「!!」
盗賊が突如振り向き、マジシャンと魔法剣士を見る。
召喚士「…?」
マジシャン「っ!!」
魔法剣士「何か来るっ!?」
197 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/03(水) 15:58:54.69 ID:2zBi/LAo
マジシャンと魔法剣士は背後を向き、身構える。
降り注ぐ雨の中にゆっくりと近づく影が見え始める。
魔道士「盗賊さん…?」
盗賊「……う…あぁ…!!」
震える盗賊の様子に、一同が警戒する。
ザッザッザ…
魔法剣士「……人…間?」
マジシャン「!!」
ザッザッザッザッザ
マジシャン「戦士ーっ!!」
戦士「お、おうっ!」
マジシャン「こいつを連れて退がれっ!!」
戦士「分かった…!」
戦士は魔法剣士に肩を貸す。
マジシャン「……」
198 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/03(水) 15:59:13.09 ID:2zBi/LAo
魔法剣士「俺はまだ…」
マジシャン「いいから行け!死にてぇのか!!」
魔法剣士「!?」
戦士「オッサン…良いんだな?」
マジシャン「…ハッハ!任しとけって!!」
戦士「……おう」
戦士と魔法剣士は足早に後方へ去る。
ジャリッ…
マジシャン「……よう」
マジシャンは右手にツヴァイハンダーを持った
漆黒の甲冑を纏う男に声をかける。
魔剣士「………」
マジシャン「おーおー…相変わらず愛想のないこって…」
魔剣士「……どけ」
マジシャン「あぁ?言われて退くとでも…」
199 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/03(水) 15:59:22.11 ID:2zBi/LAo
バギャアァァッ!!
盗賊「!?」
大剣により吹き飛ばされたマジシャンを、一同は見つめる。
魔剣士「腕は健在だな。大魔道士殿」
魔剣士は正面を見据えたまま口を開く。
マジシャン「そいつはどうも。……っぐ…ぅ!」
マジシャンは肩を押さえうずくまる。
魔剣士「もう動けぬだろう。そこで大人しくしていろ」
ザッザッザ…
マジシャン「待ちやがれ…っ!くそぉ!!」
ドシャアァッ
マジシャン「時間稼ぎにも…ならねぇとは…」
召喚士「マ…マジシャンさん…?」
戦士「来るぞ!どうする…?」
盗賊「無理だ…っ!勝てる…わけがないっ!」
200 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/03(水) 15:59:33.29 ID:2zBi/LAo
ワーカー「じゃあどうすんだよっ!?」
幼女「あの人…人間なの…?」
魔道士「わからない…っ!でも…凄く怖い…!」
召喚士「どうする!?どうすれば……!」
ザッザッザッザッザ…
魔剣士「…なんだ?」
ザッ
お父「……」
魔剣士「…おい」
トロル「…は、はい」
魔剣士「任務を遂行しろ」
トロル「はっ、ははぁ…っ!!」
ダダッ
少数のトロルが魔剣士の指示により襲い掛かる。
召喚士「…くそぉ!もういいだろっ…」
201 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/03(水) 15:59:41.03 ID:2zBi/LAo
魔道士「召喚士さんっ!!」
魔道士はふらつき立ち上がる召喚士を支える。
魔道士「もう…召喚獣を……」
召喚士「まだ沢山…怪我してる人がいるんだ…!」
ズッ…ズッ…
召喚士「こんなところで……」
ドシャアッ…
召喚士「もう…いいだろっ……!!」
お父「……」
ザッザッザ…
戦士「……」
戦士はお父の横へ立ち、無言のまま槍を構える。
魔剣士「……」
ヒュンッ……ドズウウゥゥンッ!!
振り下ろされたツヴァイハンダーが、地面を打ち砕く。
202 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/03(水) 15:59:49.83 ID:2zBi/LAo
戦士「でやぁ!!」
お父「ふん!!」
ガイィンッ!!…ガシィ!!…
戦士「……!?」
左右同時に飛び掛った二人の槍と拳を、
魔剣士は大剣と肘で容易く防ぎきる。
魔剣士「…しっ!!」
シュバッ…バキャアァッ!!……シュンッ!!
魔剣士はその場で反転し、回し蹴りをお父へ放つ。
その反動で上空へ蹴り上がり、戦士の槍をかち上げ上空へ放る。
戦士「!!」
更に宙で回転し、戦士を斬り落とす。
タンッ…ビュオッ!!……ガキイィィンッ!!
戦士「…ぐわぁ…っ!!」
戦士は十字槍で防ぐが、そのまま地面へと叩きつけられた。
203 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/03(水) 16:08:50.85 ID:TnY5E.DO
きてたこれ
204 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/03(水) 16:11:26.78 ID:2zBi/LAo
幼女「お父っ!!」
お父「ご…ごふ…っ!!」
魔剣士「どいつも瀕死…。何をしているのやら」
トロル「も、申し訳…」
魔剣士「早く片付けろ…」
トロル「い、行くぞ…っ!!」
魔道ワーカー「また…来やがった!!」
戦士「…盗…賊っ!」
盗賊「…はっ!」
戦士「まともに動けるのは…お前だけだ…っ」
盗賊「……」
戦士「頼むぞ…!!」
盗賊「…うん!」
タタッ!!
盗賊は群がるトロルめがけて走り出す。
205 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/03(水) 16:13:34.41 ID:y3dv/igo
ここから盗賊無双が始まるのか・・・?
206 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/03(水) 16:13:52.32 ID:.p7ae6DO
なんだこれ…天才と眼鏡がいてもきつそうだぞ…((((;゚Д゚)))
207 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/03(水) 16:27:06.01 ID:2zBi/LAo
盗賊「はあぁっ!!」
シュバッ!!ドスッ…ジャラッ…バシュウゥッ!!
魔剣士「ほう、いい動きだ…」
スタッ
盗賊「……」
魔剣士「…なんだ?」
ヒュオッ!!…スガアアァァッ!!
魔剣士は勢いよくツヴァイハンダーを振り下ろすと、
水しぶきが舞う中、盗賊の動きを目で追う。
魔剣士「…上か。つまらん」
魔剣士は大剣を振り上げるがその動きを途中で止める。
魔剣士「…いつの間に!?」
ザザァ!!…
女剣士「お前をやれば…報酬もたんまりだのぉ!」
女剣士は魔剣士を背後から一閃、斬り伏せた。
208 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/03(水) 16:34:44.57 ID:2zBi/LAo
魔剣士「…っ」
盗賊「たあっ!」
盗賊の鎖が魔剣士の顔を捉え、その勢いで
上空へと吹き飛ばされる。
女剣士「いいとこ持っていきおって…」
スタッ
盗賊「……」
女剣士「…なんだ?」
盗賊「…い…いえっ!」
女剣士「ほら、あと少しだ…!お主も手伝え!」
タンッ!!
盗賊「は、はいっ!」
タタッ!!
魔剣士「………」
盗賊は振り返り、倒れる魔剣士を見た後、女剣士の後を追う。
209 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/03(水) 16:44:54.14 ID:2zBi/LAo
トロル「ガアアァァ!!」
ドシュッ!!
ワーカー「うぐぁ…っ!!」
トロル「大将がいなくとも…あの方がいれば…!」
ドスッ!!
トロル「魔剣士様が…きっと!ガハハハッ!!」
お父「うぅ…っ!」
ゴトゴトッ…ガラッ…
幼女「…お、お父っ!」
テッテッテッテッテ…
魔道士「幼女ちゃん!?」
召喚士「!!」
幼女「お父…っ!お父ー!」
幼女は涙を浮かべ、お父の元へと駆け寄る。
210 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/03(水) 16:52:43.24 ID:2zBi/LAo
お父「うぬああぁっ!!」
ドギャアァッ!!
お父は右拳を振り上げトロルを渾身の一撃で殴り飛ばす。
お父「ふーっ…ふー…っ!」
トロル「おい…!こっちにもいるぜ?」
お父が振り返ると、トロルが棍棒を振り下ろす。
バキャアァッ!!
お父「ぐは…ぁ…!!」
ドシャアァッ…
幼女「お父ーっ!!」
お父「!?」
テッテッテ…
トロル「何だお前?先に殺してやろうか…!」
トロルは幼女めがけ棍棒を振り下ろす。
ヒュオッ…バギャアァッ!!…
トロルの棍棒は容赦なく、幼女の上へ覆い被さるお父へと振り下ろされた…。
211 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/03(水) 17:05:58.47 ID:5GE2NoAO
お父「ぬわーーーっ」
212 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/03(水) 17:06:11.55 ID:ZlY/8Ks0
すごい絶望感だ…
フリーザが出てきた時みたいだ…
213 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/03(水) 17:13:02.98 ID:Ohbqf2AO
北方厳し過ぎるだろ…jk…
214 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/03(水) 17:19:38.46 ID:2zBi/LAo
幼女「お…父…!お父ーっ!!」
お父「……ぐふ…っ…!!」
テッテッテ…
幼女「お父…っ!何で…!?」
お父「…は…やく…逃げろ……っ…」
トロル「次はお前だ……!!」
幼女「!?」
魔道士「いやああぁっ!!」
盗賊「に…逃げ……っ!!」
戦士「――っ!!」
召喚士「ダメだ…やめろ…!やめろぉーっ!!」
…
「人間の願いなんてモンはな…都合のいいモンばかりだ」
「ましてや神頼みなんて自分勝手も甚だしい…」
「もし頼むんなら…魔物に恩でも売って頼んだ方がマシだよ…ガハハ!」
215 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/03(水) 17:28:23.12 ID:2zBi/LAo
召喚士「…師匠。下らない事言ってないで早くして下さいよ!」
師匠「あ?どこが下らねーんだよバカヤロウ!!」
召喚士「…はぁ」
師匠「いいか?毎日お祈りしたってな、肝心の時に神様は助けちゃくれねぇ」
召喚士「……まぁ…はい」
師匠「だったら…その時間をだ、一人でもいい。助けてやれ」
召喚士「助ける……」
師匠「お前以外の全員が助けなくても、お前は手を差し伸べてやれ」
召喚士「……はい」
師匠「そうすりゃそいつは、お前の為にきっと力になってくれる…」
召喚士「なるほど……」
師匠「むしろたった一人…助けてくれたお前の為に全力で力を貸してくれるぜ?」
召喚士「そうですよね!たまに良い事も言いますね、師匠っ!」
師匠「たまにじゃねぇ!毎日だ!バカヤロウっ!!」
召喚士「あはははっ!!」
…
216 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/03(水) 17:28:36.45 ID:y3dv/igo
やっとあいつが始動か・・・待たせやがって
217 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/03(水) 17:30:05.11 ID:Vlea12DO
一瞬、師匠が生き返ったかと思って焦った
218 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/03(水) 17:41:04.73 ID:2zBi/LAo
召喚士はふと、そんな言葉を思い出していた。
雨に打たれ倒れる己の横を、走り抜けていく鎧を見て…。
トロル「グハハァー!死ねっ!」
幼女めがけ振り下ろされたトロルの棍棒が宙を舞う。
柄には両腕が握られたままの状態である。
トロル「う…腕が…ぁ!!」
幼女「……あ…っ…」
オーク「ふーっ…ふーっ!!」
オークは多股の槍を突き出し、トロルの両腕を飛ばす。
召喚士「オーク…!!」
オーク「幼女ちゃん…!う、後ろへ!」
トロル「くそぉ…!お前魔物だろうがっ!何でっ…!?」
ヒュバッ!!……ドシュウゥッ!!
オーク「……戦いは…好きじゃねぇです」
オークはトロルめがけ突き刺した槍を、ゆっくりと引き抜いた…。
219 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/03(水) 17:45:28.80 ID:ZFKZht2o
オークキターーーーーーーー!!!
220 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/03(水) 17:49:01.63 ID:2zBi/LAo
…
師匠「な?助けてくれただろ?」
召喚士「はい」
師匠「前に自分で言ってたじゃねーか…!」
召喚士「…?」
師匠「人と人との繋がり…ってな」
召喚士「あ…っ」
師匠「最初から出来てんだよ。お前らはよ…!」
召喚士「……そっかぁ」
師匠「まぁ、アイツは魔物だけどな!」
召喚士「そ、そうですね…ははっ!」
師匠「これからも忘れんなよ?肝に銘じとけ!」
召喚士「…はいっ!!」
…
召喚士は薄れゆく意識の中で、オークの一撃を確認し…目を閉じた。
221 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/03(水) 17:52:26.30 ID:2zBi/LAo
戦士「アイツ…やりやがった…っ」
魔道士「オークさん!幼女ちゃんは!?」
オーク「幼女ちゃん、さぁあっちへ」
幼女「…お……父…?」
お父「……」
幼女「お…父ぅ……」
オーク「幼女ちゃん!オラが連れて行くから!」
魔道士「幼女ちゃん!こっちへ!!」
魔道士は幼女を抱え、後方に下がる。
タッタッタ…
魔道士「召喚士さん!幼……」
召喚士「……」
魔道士「召喚士さんっ!?」
召喚士「……」
ザアアァァーッ…
222 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/03(水) 17:58:03.71 ID:2zBi/LAo
ザッ
魔法剣士「気を…失っているだけだな」
魔道士「魔法剣士さん…」
魔法剣士「あと…一人」
魔法剣士は全滅した倒れるトロルの先に立つ、
黒い甲冑の男へ眼を向ける。
魔剣士「……」
盗賊「…やはり…生きていたか」
女剣士「へー…。人間のクセにあの一撃を…」
タンッ!!
女剣士は飛び出し、刀を払い上げる。
ザシュッ!!
女剣士「…!?」
刀は魔剣士の胸を一閃する。
魔剣士「…さて、どうしたものか」
223 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/03(水) 18:12:08.15 ID:2zBi/LAo
戦士「効いてねぇ…!!」
女剣士「な…っ…」
バキィッ!!…バシャッ…ドシャッ……
魔剣士の裏拳に、女剣士が殴り飛ばされる。
魔剣士「…このまま一気に終わらせるのも…悪くはないか」
パシャッ…ザッ!!
マジシャン「させるかよ…」
マジシャンは背後から魔剣士を羽交い絞めにする。
魔剣士「もう余力もないだろう…?」
マジシャン「余力がなかろうと…五行ぐらい使えるぜ?」
魔剣士「相打つつもりか…?」
マジシャン「…俺には責任があるんでな!!」
魔剣士「……俺を消したとしても意味はないぞ?」
マジシャン「やってみにゃあ…分からんよ!!」
マジシャンの身体が光り輝き始める。
224 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/02/03(水) 18:12:52.51 ID:2zBi/LAo
うわぁ、もうこんな時間だ…
すいません!今日飲み会なので行ってきますです!ノシ
夜は来れたら…という事で!!
225 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/03(水) 18:19:25.03 ID:TnY5E.DO
アバン先生…
226 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/03(水) 18:20:03.01 ID:hFGfvV2o
アバンせんせー!!
227 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/03(水) 18:34:51.30 ID:o8YrqADO
>>1
乙
いってらー
228 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/03(水) 18:50:36.38 ID:yjMr0Qko
相変わらずの焦らしプレイ
229 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/03(水) 19:56:35.10 ID:S2DWFkDO
なんだアバンか
ならお前ら安心だろうが
230 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/03(水) 20:07:01.65 ID:OY6zBxk0
もう毎度のことだからなれt…いやこの焦らしはなれないわ…
231 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/03(水) 20:47:25.17 ID:eWpG8oDO
アバン先生じゃなくてチャオズかもしれないぞ…
んで
『はやく来てくれー!天才ー!!』
みたいな
232 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/03(水) 23:19:36.56 ID:DPVQ0HIo
これほど
>>1
に来て欲しくないと思ったのは3ヶ月で初めてだ
続きを見るのが怖い……でもスレをチェックしないわけにはいかない…
233 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/03(水) 23:21:12.12 ID:pJloA6AO
もしや師匠に続いて頼れる存在であるマジシャンまでも…
万が一マジシャンの身に何かあったならたぶん俺は死ぬ
234 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/03(水) 23:58:11.68 ID:x00OtgAO
アバン先生期待
235 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/04(木) 00:22:30.95 ID:IjM/VoAO
まだ水曜なのに飲み会とはやるな…
俺なんか次の日が休日じゃなきゃ怖くて飲めないわ
まぁ、底辺だから誘われたら断れないんだけどね!
とりあえず魔導師はネクロ以来の絶望感
誰かがフリーザ登場のような絶望と言ってたが、更に言うなら
フリーザが残り二回も変身を残してるとわかった時の絶望感だな
でも個人的に一番怖かったのは魔導師男の一回目の遺体探索かな長文打つの気持ちいいいいいいいいいい
236 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/04(木) 00:23:34.66 ID:IjM/VoAO
×魔導師
○魔剣士
237 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/04(木) 01:03:17.99 ID:3.FrEXAo
>>233
いまのうちに死にかた考えようぜ
238 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/04(木) 01:05:41.37 ID:jCkl76DO
自分語りが多いスレですね
239 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/04(木) 01:08:26.56 ID:3.FrEXAo
>>233
とりあえずしぬときはちゃんと中継しつつ翌日ニュースになるように工夫してくれよな
240 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/04(木) 07:12:30.77 ID:9Er7NoSO
ネクロマンシーの部下希望の
>>233
がいると聞いてやってきました。
241 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/04(木) 08:30:50.27 ID:.T3c8ESO
>>240
ネクロマンシーがいると聞いて
242 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/04(木) 08:39:12.63 ID:D5fU44Io
マジシャンがアバンするのは惜しい
こいつけっこう好きだ
243 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/04(木) 10:01:25.79 ID:3nq4feoo
召喚士「マジシャンのことかーーーーーー!!」
244 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/04(木) 11:54:28.72 ID:KttZskSO
>>233
の香典はいくらにするんだ
みんなで合わせた方がよくない?
245 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/04(木) 12:01:47.41 ID:t7a5LKUo
50,000ジンバブエドルくらいで良いかと
246 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/04(木) 12:03:03.67 ID:Szgn95ko
それならまだ泥水の方が価値があるぞ
247 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/04(木) 13:55:23.72 ID:eJ7E9oAO
マジシャン「この技、茨城では好評だったのよね」
248 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/04(木) 14:56:59.47 ID:yPhqL/E0
ここで
>>1
が登場↓
249 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/04(木) 15:17:29.33 ID:t7a5LKUo
__
/。 \
|ノ ゚|
ノ ゴ ハ
250 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/02/04(木) 15:20:12.19 ID:5aL9twAo
>>248-249
これ恒例になってませんか?w
こんにちはー!ご支援ありがとうございます!ノシ
今日はハンカチのご用意を…
嘘です、泣ける作品書けるよう頑張ります↓続き
251 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/04(木) 15:20:33.20 ID:5aL9twAo
魔剣士「…本気か?」
マジシャン「冗談は言うが嘘は言わねぇ…」
魔剣士「……」
マジシャン「…お前もよく分かってんだろうが!」
魔剣士「…そうか。仕方ないな」
ザスッ!!
魔剣士はツヴァイハンダーを地面に突き刺すと、
マジシャンもろとも上空へ高く飛ぶ。
マジシャン「う…おっ!!」
タンッ!!……クルッ…バキャアァッ!!
マジシャン「が…っ!…はぁ…!!」
魔剣士はそのまま上空で反転し、マジシャンを地へ蹴り落とす。
スタッ……ジャキッ
魔剣士「余力のないお前などこの程度だよ…」
魔剣士は地に寝転ぶマジシャンへ、大剣を突きつけて口を開く。
252 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/04(木) 15:20:51.01 ID:5aL9twAo
マジシャン「はぁっ…はぁ…や、やれよ…」
魔剣士「……」
マジシャン「どうした?あぁ!?」
魔剣士「……」
マジシャン「お前には見えるか…?」
魔剣士「……」
マジシャン「弱き者を救う為に、ひ…人が傷つき…」
北方司令「……」
ワーカー「……」
マジシャン「傷ついた者を救う為に…人が命を掛け…」
盗賊「…」
戦士「…オッ…サン」
マジシャン「命を掛けた者を救う為に…己の全てを出して…っ」
召喚士「……」
マジシャン「そ、そして見えるか…?人を救う為に戦う魔物の姿がっ!」
253 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/04(木) 15:21:00.66 ID:5aL9twAo
魔剣士「……」
魔剣士は先に立つ鎧姿のオークを見つめる。
オーク「…う、うぅ…っ」
マジシャン「まぁ…人間を捨てたお前にゃ分からんか」
魔剣士「……」
マジシャン「下らねぇ事ボヤいちまったな。俺も躍起になったもんだ…」
魔剣士「…俺はもう…戻れないんだよ」
マジシャン「……」
魔剣士「…ただの亡霊だ」
スッ…
マジシャン「……逃げんのか…?」
魔剣士「任務は失敗だ。…興醒めした」
マジシャン「……」
魔剣士「前も言ったが…俺は逃げっぱなしだよ。…今もな」
魔剣士はツヴァイハンダーを担ぎ、立ち去っていった。
254 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/04(木) 15:21:10.51 ID:5aL9twAo
ザアアァァッ…
召喚士「……う…っ!」
魔道士「!!…召喚士さんっ!」
盗賊「大丈夫か!?召喚士!!」
戦士「良かった…本当に!」
召喚士「……み、みんな…っ」
北方司令「召喚士くん!」
幼女「……召喚士さん」
お父「召喚士…!」
オーク「し、召喚士…さん!」
召喚士「みんな無事で…!良かった…」
マジシャン「ああ。みんな無事だ…!」
魔法剣士「…なんとかな」
師匠「まぁお前にしちゃ…頑張ったんじゃねーか?ガハハ!」
召喚士「!?」
255 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/04(木) 15:21:20.74 ID:5aL9twAo
ガバッ!!
召喚士「……」
チュンチュンッ…チチュンッ
魔道士「すー…すー…すーっ…」
ベッドに寝る召喚士の脇に、椅子に座る魔道士が
ベッドに伏せるように眠っている。
召喚士「…魔道士さん?…あれ…ここ…は?」
魔道士「…う…うん…」
窓からは明るい日差しが差し込んでいる。
召喚士「一体…?」
魔道士「…んっ……!?」
パッ
魔道士「召喚士さんっ!!」
召喚士「魔道士さん…こ、ここは…?」
ギュッ…
256 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/04(木) 15:21:29.69 ID:5aL9twAo
魔道士「…良かっ…た…!うぅ…っ!」
召喚士「!?」
魔道士は涙を浮かべ召喚士に抱きつく。
召喚士「あ、あの…っ!魔道士さんっ!?」
魔道士「ひぐぅ…っ!うっ…うぅ…っ!」
召喚士「あ、えと…あの」
ガチャッ
盗賊「…!!」
召喚士「盗賊さん…!」
盗賊「…あの…す、すいません」
魔道士「盗賊さんー!召喚士さんが…!」
盗賊「…もう大丈夫みたいだな」
召喚士「もしかして…俺、倒れて…?」
テクテクテク…
戦士「おう、起きたかっ!三日も寝てたんだぞ!?」
257 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/04(木) 15:21:41.52 ID:5aL9twAo
…
召喚士「……そっか。三日もかぁ」
召喚士はベッドから降りようとするが、戦士が制する。
戦士「ああ。相変わらず無茶したみたいだな…」
盗賊「……」
召喚士「そんなつもりはなかったんだけど…」
魔道士「な、何か食べますかっ!?」
召喚士「あ…じゃ、じゃあ軽く…」
魔道士「持ってきますね!」
タッタッタッタッタ…
戦士「ずっとアイツが看病してくれたんだぜ?」
盗賊「…うん」
召喚士「……魔道士さん」
戦士「後で礼を言わね〜となぁ?くふふ…!」
召喚士「あ、あの…それで戦いは…?」
258 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/04(木) 15:21:55.88 ID:5aL9twAo
――……
女剣士「…退却した…か?…っつう!」
タッ
盗賊「…だ、大丈夫?」
女剣士「ああ。ちょっと肩を貸してくれんか?」
盗賊「…うむ」
グイッ…ガシッ
女剣士「…はぁ…はぁっ」
盗賊「…辛そうだな」
女剣士「…辛い///」
盗賊「…?」
ザッザッザ…
魔法剣士「……」
戦士「…オッサン、大丈夫か!?」
マジシャンは仰向けのまま雨空を見つめる。
259 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/04(木) 15:22:03.58 ID:5aL9twAo
マジシャン「先にあっち行ってやれや…」
戦士「ほら、立ちな…」
戦士は左手を差し伸べる。
魔法剣士「…先に行ってるぞ」
戦士「…?」
魔法剣士「…お前も分かるだろう?」
戦士「……あ、ああ」
戦士は伸ばした手を戻し、魔法剣士の後に続く。
ザッザッザ…
マジシャン「………」
幼女「お父…お父っ!?」
お父「……」
オーク「オラが…運ぶです!」
グッ…ガシッ
幼女「ひっ…う!……お父…!」
260 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/04(木) 15:22:12.93 ID:5aL9twAo
魔道士「幼女ちゃん……」
剣兵長「司令!?」
北方司令「ごほっ!……ごふ…っ!!」
魔道士「!!」
剣兵「来たぞっ!おーいっ!こっちだぁ!」
パカラッパカラッパカラッ…
参謀「ま、まさか…こんな戦況とは…!!」
剣兵長「敵が予想の範疇を超えた強さだった…」
参謀「………っ!!」
剣兵長「貴方のせいではない。作戦は…」
参謀「…仕方ない…とでも?」
剣兵長「……」
参謀「これだけの被害が仕方ないとでも言うのですかっ!?」
剣兵長「…全滅よりマシだ。結果として防いだんだからな」
参謀「……」
261 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/04(木) 15:22:23.91 ID:5aL9twAo
魔道士「……」
参謀「……救護班」
プリースト兵「は!!」
参謀「怪我人の治療を急げ……」
プリースト兵「はは!!」
タッタッタ…
戦士「無事か?」
盗賊「…ああ。そっちは?」
魔法剣士「…疲労はあるが問題ない」
戦士「そっちのねーちゃんは大丈夫か?」
女剣士「五月蝿い。殺すぞ」
戦士「なっ!?」
盗賊「…大丈夫…みたい」
女剣士「…大丈夫」
戦士「そ、そうか…」
262 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/04(木) 15:22:33.79 ID:5aL9twAo
プリースト兵「急げっ!!」
剣兵「ゆっくり運べ。雨で足場が悪い!」
救護班が次々と怪我人を寝かせ、馬車へと搬送する。
幼女「お父ー…!お父ーっ!!」
プリースト兵「お嬢ちゃん、絶対治してやるからな!」
オーク「お願いしますです!!」
剣兵長「司令…」
北方司令「あとの指揮は…さ、参謀に…」
参謀「お任せ下さい!司令は先に…」
北方司令「す…まん。先に戻る……」
剣兵「いいぞ!司令部へ出発しろーっ!!」
ガラガラガラッ…
参謀「我らも帰参致します。準備を!」
戦士「俺らも行こうか」
魔法剣士「……ああ」
魔法剣士は雨中に倒れるマジシャンをちらりと見つめ、戦場を後にした…。
263 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/04(木) 15:23:10.42 ID:5aL9twAo
……――
召喚士「そっか……」
盗賊「……」
戦士「……ああ」
タッタッタ
魔道士「お待たせしました!」
魔道士はパンと紅茶をベッド脇のテーブルへ置く。
召喚士「ありがとうございます」
魔道士「えへへ!お気にせずっ」
召喚士はパンを手に取り、一口食す。
召喚士「……美味しいなぁ」
召喚士は二口、三口と千切り食す。
召喚士「怪我した方達は大丈夫ですか…?」
魔道士「あ…あの……」
盗賊「……」
264 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/04(木) 15:23:27.16 ID:5aL9twAo
――……
ガラガラガラッ…パカラッパカラッ…
左翼長「伝令より伺っている!急げっ!!」
騎士長「準備は出来てるぞ。正面の広場へ!」
プリースト兵「救護室では…?」
騎士長「人数が多すぎる。道具は搬送済みだ!」
プリースト兵「は!急げ、こっちだっ!」
ダダッ
幼女「お父……」
魔道士「大丈夫…。一緒に待ってよ?」
幼女「……」
ジャリッ…
戦士「…?もう、行くのか…?」
魔法剣士「…ああ。報酬は全てその子にやってくれ」
戦士「……」
265 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/04(木) 15:23:35.28 ID:5aL9twAo
…
プリースト兵「…!!これは……」
お父「……」
プリースト兵「……左翼長」
ザッザッザ
左翼長「…なんだ」
プリースト「…これを」
パラッ…バサッ…
左翼長「!!……これは…酷いな」
プリースト「おそらく半日ともちません」
左翼長「………」
ザッ
左翼長「戦士、参謀!」
参謀「…?」
戦士「なんだ?ちょっと行ってくるわ」
266 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/04(木) 15:23:43.94 ID:5aL9twAo
盗賊「…」
幼女「…お父ーっ…ひぐっ…う!」
タッタッタ…
戦士「おじさん…!」
左翼長「おう…こちらのワーカーだが…」
戦士「う…っ!?」
左翼長「確か…小さな娘がいたな?」
戦士「…嘘…だろ?」
参謀「…どうします?」
左翼長「俺は…最後を看取らせてやりたい…」
参謀「しかし…酷、ではありませんか…?」
左翼長「う…むぅ」
戦士「いや…、看取るべきだ」
左翼長「……」
戦士「あの子だって修羅場潜ってんだ。覚悟は出来てるよ…きっと」
267 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/04(木) 15:23:51.56 ID:5aL9twAo
…
幼女「……」
戦士「自分で決めるんだ」
幼女「…ぐすっ…ぐす…っ…!」
盗賊「……」
魔道士「幼女ちゃん…。あの…」
幼女「…だ…だいじょ…じょうぶ」
戦士「…行こうか」
幼女はこくんと頷く。
魔道士「…わ、私もついてるからっ!」
盗賊「…うん。みんなで…行こう」
ギュッ…ギュウゥ
魔道士と盗賊は幼女の手を握り、前へ進む。
左翼長「……強い子だ」
戦士「……ああ」
268 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/04(木) 15:24:01.37 ID:5aL9twAo
…
プリースト兵「…着衣は戻しました…ボソボソ」
左様長「…ああ。それがいい…ボソボソ」
幼女は横たわるお父の手を握る。
幼女「…お…お、お父…ぅ」
キュッ…
幼女「!?」
お父「………」
幼女の握る小さな両手を、お父の大きな手がか細い力で握り返す。
幼女「お父ーっ!うあ…うあぁっ!!」
幼女はお父の胸にしがみ付く。
お父「…な、何…泣いてる…?」
幼女「お父っ!…あたし…や、やだ…よぅ!!」
お父「……」
お父は無言で幼女の頭を撫でる。
269 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/04(木) 15:24:10.99 ID:5aL9twAo
お父「……すまん…な」
幼女「やだやだ…っ!……ひぐぅ…っ!」
魔道士「…う…うぅ…っ!!」
お父「…自…分勝手で…すまんな…!」
幼女「違うもんっ!そ…そんな事ない…っ!」
お父「……お前と会…って、もう4年…か」
幼女「うん…うんっ!もう4年…だよぅ!ひ…ぐぅ!」
お父「辛い…お、思い……させたな。すまんな…」
幼女「うぅ…っ!そんな事…ないもんっ…!」
参謀「これ以上喋ると……」
左翼長は参謀を手で制し、首を横に振る。
お父「そ…そうか…。あり…がとな…」
幼女「だ…っから…こ、これからもぉ…うあぁ…っ!」
お父「ごふっ!…お…父と呼んでくれて…あり…がと…な」
幼女「これからも呼ぶよぅー!呼ぶ…っから!ぐす…っ」
270 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/04(木) 15:24:26.29 ID:5aL9twAo
お父「お…れも……幼…女の事……娘…―――」
コトッ…
戦士「――っ!!」
盗賊「…う…ぐぅ…っ!!」
魔道士「……ひぐ…ぅ…うあ…っ…!」
幼女「う…うあ…ぁ…!お…父っ…お父ーっ!!」
幼女は己の頭を離れ、床へと下がったお父の腕を持ち上げる。
幼女「うあぁ…っ!お父ーっ!あた…し…っ!ひぐっ…ひぐ…っ」
左翼長「……」
左翼長と参謀は目を瞑り、黙祷の後一礼し、場を後にする。
戦士「……っ」
幼女「お父ー…あっ、あ…あり…がとねっ!ありがと…っね!」
ギュウゥゥッ
幼女「あっ…あたし…っ!…頑張る…からぁ!!」
幼女はお父の手を握りながら、顔を覗き込む。
幼女「ありがとねっ!…お父…っ…あ、あり…ひぐっ」
お父の笑顔に覗き込む幼女の、大粒の涙が零れ落ちた…。
271 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/04(木) 15:35:40.88 ID:jEXqQ.DO
(゚´д`゚)
272 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/04(木) 15:42:34.98 ID:we3vZsMo
目からナトリウム溶液が……
273 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/04(木) 15:43:10.68 ID:JN0z9Oso
こんな空気の中言うのもアレだが女剣士は百合の人なのか
274 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/04(木) 15:44:54.89 ID:y3t9ygM0
目から酢酸オルセインが・・・
275 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/04(木) 16:17:31.11 ID:x/YLODc0
書いてる
>>1
が1番恥ずかしいってやつですね?
276 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/04(木) 16:36:11.89 ID:95CU.sDO
>>273
俺も思った・・・
277 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/04(木) 16:38:56.75 ID:oiYhPbko
女剣士って婆さんなの?
278 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/04(木) 16:41:25.62 ID:d4bgHkIo
朝青龍引退キター
279 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/02/04(木) 16:44:41.23 ID:yPhqL/E0
召喚士が3日も寝込むの久しぶりだな
召喚獣がやられるとかなり魔力もってかれるのかな?
280 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/04(木) 16:45:32.74 ID:we3vZsMo
きっと召喚獣はオーバーソウルみたいな感じなんだよ
281 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/04(木) 16:51:10.57 ID:JHD4AMSO
正直泣きの台詞の連続は読みにくい
282 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/04(木) 16:52:15.66 ID:2oBgB92o
オレもこんな空気の中で言うのもなんだが50,000Z$は約12,000円だな
283 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/04(木) 17:01:58.11 ID:5aL9twAo
……――
召喚士「………」
戦士「…あの子は強いよ」
盗賊「…うん」
魔道士「……」
召喚士「…俺は」
盗賊「…」
召喚士「俺はなんでいつも…っ」
ガンッ!!
魔道士「っ!!」
戦士「…誰のせいでもないよ。自分を責めるな」
壁に拳を叩きつける召喚士に、戦士は声をかける。
盗賊「…ああ。覚悟の上での…事だ」
召喚士「……」
魔道士「召喚士さん…」
284 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/04(木) 17:02:09.36 ID:5aL9twAo
コンコン…ガチャッ!!
左翼長「…いいか」
戦士「おじさん…?」
左翼長「朱雀先生も意識が戻ったか」
召喚士「あ、あの…」
左翼長「すまんな。話は後だ。来れるか?」
盗賊「…?」
一同は立ち上がり、左翼長の後を急ぐ。
〜二階、救護室〜
カチャッ
左翼長「……」
参謀「朱雀先生…ご無事で何よりです」
召喚士「司令は…!?」
参謀「……」
参謀はベッドの上へ横になる司令へ目配せする。
285 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/04(木) 17:02:19.02 ID:5aL9twAo
左翼長「…いよいよだ」
召喚士「…!!」
北方司令「…お…おぉ、朱…雀…先生」
剣兵長「司令!喋られますと…!」
北方司令「参謀…」
参謀「……はっ」
北方司令「事後の…へ、編制を…」
参謀「…畏まりました」
北方司令「……左翼長」
左翼長「……」
北方司令「北を…お、お願…い…します…」
左翼長「お断りだよ…。自分で何とかしな」
北方司令「ふふっ…さ、最後まで厳しい…人だ…」
左翼長「…師匠や…いや、アイツらによろしくな」
北方司令はにこりと微笑み、息を引き取った…。
286 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/04(木) 17:02:29.63 ID:5aL9twAo
〜一階、正門前〜
ザッザッザッザッザ…
魔道士「…マジシャンさん」
マジシャン「おう」
左翼長「…おう」
ザッザッザ…
マジシャン「逝ったか…?」
左翼長「…ああ」
マジシャン「…そうか」
参謀「左翼長殿、宜しいですね?北方司令代行…」
左翼長「お断りだね」
召喚士「……」
参謀「しかし他に適任者はおりません」
左翼長「騎士長に剣士長…。それにお前も…」
左翼長はタバコを取り出し、口にくわえる。
287 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/04(木) 17:02:38.47 ID:5aL9twAo
騎士長「俺はこの身体だ。無理だよ」
盗賊「……」
参謀「私とて無理な話です」
剣士長「参謀との兼任は難しいもんな…」
参謀「司令自らの遺言です。何卒……」
左翼長「…」
ザッ
マジシャン「……」
左翼長「…なんだよ」
バキィッ!!…ドシャアッ
戦士「!?」
参謀「……」
マジシャンに殴り倒された左翼長が上半身を起こし呟く。
左翼長「い…って…」
マジシャン「いつまで逃げ回ってんだ!テメーはよぉ!」
288 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/04(木) 17:02:47.32 ID:5aL9twAo
左翼長「…逃げてなんかいねぇよ」
マジシャン「逃げてんだろうがっ!」
スッ…パンパンッ…
左翼長はタバコを拾い上げ、火を付ける。
左翼長「ふー…っ」
バキャアッ!!…ドサッ
魔道士「!!」
騎士長「……」
左翼長「逃げてんのは、てめぇも一緒だろうがよっ」
マジシャン「…ペッ。そりゃ否定はしねーよ」
左翼長「……けっ」
マジシャン「だがなぁ、テメー程じゃねぇよ…」
マジシャンは起き上がり、埃を手で掃う。
左翼長「だがな、俺には……」
マジシャン「もういいだろ。前に進もうぜ」
289 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/04(木) 17:03:01.46 ID:5aL9twAo
左翼長「……」
マジシャン「俺らがどうこうじゃねぇ。次の世代の為にだ」
召喚士「…」
戦士「……」
左翼長「…一銭も出さねぇ」
マジシャン「あん?」
左翼長「俺が司令をやるからにゃ、てめぇにゃ報酬はねぇぞ」
左翼長はタバコを地面に捨て、軍靴で踏みつける。
マジシャン「!?…ハッハ!そりゃ冗談キツイぜ…!」
左翼長「よし、決まったな…!」
マジシャン「ちょっと…待てって…!」
左翼長「参謀!!」
参謀「ははっ!」
左翼長「やってやるよ。だが…やるからにゃあ半端はねぇ!」
騎士長「…頼むぜ、新司令殿…!」
290 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/04(木) 17:19:28.19 ID:D1aRhIDO
ああ…やばい…電車の中で読むんじゃなかった…
291 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/04(木) 17:33:37.60 ID:5aL9twAo
左翼長「てめぇも今の100倍働いて貰う」
騎士長「うぉ!?仕方ねぇな…。付き合うか!」
剣兵長「やるしか…ねぇわな!」
ザッ…
マジシャン「んじゃ、またな…」
左翼長「……おう」
左翼長はマジシャンへタバコを放る。
マジシャン「…?」
左翼長「今日から禁煙だ。持ってけ」
マジシャン「勤勉なこって…」
ザッザッザ…
マジシャン「おう」
召喚士「……」
マジシャン「あ、そうだ…。ちょっといいかお前ら…」
魔道士「…?」
292 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/04(木) 17:33:47.15 ID:5aL9twAo
〜正門外〜
召喚士「あの…マジシャンさん…」
マジシャン「んー?」
マジシャンは人差し指から炎を発し、タバコに火をつける。
召喚士「お聞きしたい事が…」
マジシャン「五行か?」
魔道士「…!!」
召喚士「はい……」
マジシャン「ん…いいよ。丁度話そうと思ってたところだ」
盗賊「……」
マジシャン「あれはやめとけ。死ぬ」
戦士「それは知ってるよ」
マジシャン「ほぉ、そうだっけか?」
召喚士「マジシャンさんは、魔法剣士さんとの分割で五行を…?」
マジシャン「まーそういう事になるわな」
293 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/04(木) 17:33:55.69 ID:5aL9twAo
魔道士「……」
マジシャン「一人で撃ちゃ確実に死ぬ。そういうモンだ」
戦士「……死ぬ」
マジシャン「ああ。だが…威力を高めればどんな魔物でも葬れる」
盗賊「……」
マジシャン「それが魔王であったとしてもだ…」
マジシャンはタバコをふかし、青空を見つめる。
マジシャン「それを二人で撃ちゃリスクは半減」
魔道士「…」
マジシャン「5人で打ちゃ更に…って事だな」
召喚士「可能…なんですか?」
マジシャン「可能だよ。……物理的にはな」
盗賊「…現実的には」
マジシャン「まぁ不可能に近いんじゃないの?」
戦士「…だよな」
294 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/04(木) 17:34:05.71 ID:5aL9twAo
魔道士「だってあれだけの力を五人全く均等に…」
召喚士「相当の使い手が5人いてもうまくいくかどうか…」
マジシャン「そう。しかも失敗しても死ぬ」
魔道士「!?」
マジシャン「そういう力なんだよ。アレは…」
戦士「……」
マジシャン「俺達は五行合体の『聖行』と呼んでるがな」
召喚士「聖行…?」
マジシャン「魔物を一発で昇天させちまう、聖なる力だよ」
魔道士「す、凄い…」
召喚士「あの戦いで…マジシャンさんは……」
マジシャン「昔と違ってちょっと自信はなかったがな。ハッハ!」
マジシャンはタバコを投げ捨てる。
マジシャン「成功率90%ってとこだったわ…ハッハッハ!」
戦士「は、はっはっはって……」
295 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/04(木) 17:34:14.00 ID:5aL9twAo
ザッ
召喚士「これからどちらへ…?」
マジシャン「んー、一旦大陸行って…あとはぶらりだな」
魔道士「……」
マジシャン「分かってると思うけど…」
盗賊「……」
マジシャン「聖行は絶対に手を出すなよ?」
召喚士「……はい」
マジシャン「お利口!じゃあな!!」
召喚士「お、お気をつけてっ!!」
魔道士「ありがとうございましたっ!」
マジシャンは左手を振り、そのまま立ち去った。
戦士「聖行か……」
召喚士「マジシャンさんであの状態だ…」
魔道士「私達には…とても…ですね」
296 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/04(木) 17:34:21.67 ID:5aL9twAo
テクテクテク…
女剣士「…ん」
女剣士は左手を差し出す。
マジシャン「ん?な、なんだ…?」
女剣士「…報酬だよ、報酬」
マジシャン「え!?前払い…?」
女剣士「持ってないのか?」
マジシャン「あると…思う?」
女剣士「―――っ」
マジシャン「わ、分かったって!ワークショップ行こう!なっ!」
女剣士「五月蝿いっ!騒ぐでない!!」
マジシャン「けーっ、お前と組むのは二度とゴメンだよ…!」
女剣士「こちらの台詞だっ!殺すぞ!!」
マジシャン「はいはい、全く可愛げのない…」
女剣士「お主はいちいち五月蝿いのだ!!」
297 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/04(木) 18:14:02.24 ID:5aL9twAo
〜三階、客間〜
コンコン…カチャッ
召喚士「……幼女ちゃん」
幼女「……」
幼女は立ち上がり、召喚士へ一礼する。
オーク「み、みなさま方…!!」
戦士「おう」
召喚士「幼女ちゃん…俺は…」
幼女「……いいの」
魔道士「……」
幼女「…あたしは大丈夫…だから」
召喚士「……」
幼女「…ありがとうっ」
幼女はもう一度、召喚士へ頭を下げる。
召喚士「…幼女…ちゃん」
298 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/04(木) 18:14:31.72 ID:5aL9twAo
魔道士「幼女ちゃん、おうちは…?」
幼女「…・・ない」
盗賊「…孤児…か?」
幼女はコクリと頷く。
幼女「…みんな…死んじゃったから」
戦士「そっか……」
幼女「それでね…お父が助けてくれたの」
召喚士「………」
魔道士「召喚士さん…」
召喚士は少し涙ぐむ瞳を拭う。
幼女「それからずっと…二人で…旅してた…から」
盗賊「……」
戦士「参ったな……」
召喚士「…うん」
299 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/04(木) 18:14:39.78 ID:5aL9twAo
幼女「…でも…行かなきゃ」
戦士「行くアテはあるのか?」
幼女はしばらく無言の後、首を横に振る。
戦士「…どうする?」
魔道士「このままには出来ませんっ!」
盗賊「…どこか…あれば」
召喚士「…幼女ちゃん、一緒に行こう」
幼女「…?……ど、どこ?」
召喚士「良ければだけど…幼女ちゃんが暮らせる所に…」
戦士「どっかあったか…?」
魔道士「さ、さぁ……」
盗賊「…!!……もしや」
召喚士「…南東」
幼女「…南東?」
召喚士「うん。田舎なんだけど良い所があるんだ」
300 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/04(木) 18:14:47.70 ID:5aL9twAo
魔道士「あっ!!」
戦士「そうか…あそこなら孤児も…」
召喚士「うん」
幼女「……でも」
召喚士「いつまでもここにはいられないよ?」
幼女「…うん」
召喚士「もちろん、このまま一人で旅するわけにもいかない」
幼女「……うん」
戦士「じゃあ決まりだな」
幼女「…あたし、迷惑にならない?」
魔道士「全然ならないよっ!大丈夫!!」
盗賊「…うん」
召喚士「後は……」
召喚士はちらりとオークを見る。
オーク「…!?」
301 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/04(木) 18:14:56.47 ID:5aL9twAo
戦士「コイツもこのままってわけにゃ…」
召喚士「うん…」
オーク「オ、オラ……」
盗賊「…魔物の…いる所?」
魔道士「………あぁっ!!」
戦士「…どっちだ?」
召喚士「どっちって…東方は無理じゃないかな…」
戦士「…だよなぁ」
魔道士「オークさんも大丈夫ですよっ!」
オーク「ふぇっ!?」
魔道士「優しい魔物さんがいますから!えへへ!」
召喚士「まずは剣士さんの村…」
戦士「その後に南方でハヌマーンのとこだな…!」
盗賊「…だな」
召喚士「うん!」
302 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/04(木) 18:15:08.15 ID:5aL9twAo
…
左翼長「では…気をつけてな」
召喚士「はい…!」
戦士「おじさんも頑張ってな」
左翼長「……ああ」
参謀「幼女殿とオーク殿の事、お願い致します」
魔道士「はい!お任せ下さいっ!」
盗賊「…では」
騎士長「また…力を貸してくれ」
召喚士「……はい」
左翼長「一同ぉ!敬礼ーっ!!」
ババッ…ザッ!!
召喚士「…では!」
左翼長「おう!報酬は後でな!」
国軍が敬礼を続ける中、一同は北方司令部を後にした。
303 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/04(木) 18:15:18.92 ID:5aL9twAo
…
大軍師「以上が報告です」
総司令官「……ん」
大軍師「後任の北方司令ですが、手配致しますか?」
総司令官「…そのままでいいんじゃない?」
大軍師「まぁ…適任でしょうな」
総司令官「…うん。そう思うよ」
大軍師「北方指令…残念でしたね」
総司令官「…仕方ないよ」
大軍師「まぁそうですが…宜しいのですか?」
総司令官「……」
大軍師「可愛いお弟子の一人だったのでしょう?」
総司令官「…各司令に伝達を出しといて」
大軍師「…畏まりました」
総司令官「…あと一つ」
304 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/04(木) 18:15:35.50 ID:5aL9twAo
大軍師「…?」
総司令官「…戦士父の行方を捜索しておいてよ」
大軍師「ほぅ…。畏まりました」
総司令官「…頼んだよ」
大軍師「ははっ」
大軍師は一礼し、部屋を立ち去る。
カツカツカツ…カチャッ…パタンッ
総司令官「……」
バサッ…
第十三次北方防衛作戦。
国軍:死者71名、負傷者39名(重軽傷)
ワーカー:死者23名、負傷者8名(重軽傷)
トロル隊:死者300余名、退却1名
国軍の記録には以上のように残されている…。
305 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/04(木) 18:15:40.44 ID:4kHX5jE0
聖行はともかく
召喚獣の5行目はいつでるのか…
306 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/04(木) 18:22:18.20 ID:5aL9twAo
…
ザッザッザッザッザ…
魔剣士「……」
フワッ…ストッ…
魔剣士の前に、黒マントの魔物が空より着地する。
伯爵「…何をしている」
魔剣士「……何の事だ」
伯爵「全滅はともかく任務放棄とは…」
魔剣士「…」
ドスッ!!
伯爵の手刀が魔剣士の腹部を貫く。
魔剣士「……」
伯爵「勘違いするなよ?貴様はただの傀儡にすぎん」
魔剣士「……」
伯爵「言われた事をこなしておれば良いのだ…」
307 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/04(木) 18:26:29.69 ID:5aL9twAo
魔剣士「……」
伯爵「ニンゲンである、ただそれだけがお前を繋ぐ…」
ヒュバッ…トンッ
ネクロマンサー「おやおや…クククッ」
伯爵「……」
伯爵は腹部より腕を引き抜く。
ネクロマンサー「私のカワイイ人形に何をなされる?」
伯爵「欠陥品は己の手で尻拭いをするがいいさ」
ネクロマンサー「これは失礼を…ククク」
伯爵「ニンゲンの戦術とやらもたかがしれておるな」
ネクロマンサー「そうですか?割と有効に見えましたがねぇ…」
魔剣士「……」
ネクロマンサー「貴公とて…芸術はお好きでしょう?クククッ」
伯爵「一級品の芸術ならばな」
ネクロマンサー「それを作り上げるのが、私達の仕事です」
308 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/04(木) 18:31:57.95 ID:5aL9twAo
伯爵「……」
ネクロマンサー「同じピアノが100台あってもいい音色は作れません」
魔剣士「…」
ネクロマンサー「人間の戦術とはまさにオーケストラ!」
伯爵「…馬鹿馬鹿しい」
ネクロマンサー「いえいえ…。簡単には作れぬもの故…クククッ!」
伯爵「…だったら壊れた楽器は使わない事だな」
ネクロマンサー「ご忠告として受け止めさせて頂きます…」
伯爵「とにかく今後は私が指揮を執る」
ネクロマンサー「おや…左様ですか。これは残念…」
伯爵「貴様はやるべき事を迅速にやっておればよい」
ネクロマンサー「畏まりました…クククッ」
伯爵「……」
バッ!!…シュバッ…
ネクロマンサー「お叱りを受けてしまいましたねぇ…ククク」
309 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/04(木) 18:36:01.97 ID:5aL9twAo
魔剣士「……」
ネクロマンサー「こうなっては仕方ないですね…」
魔剣士「……」
ネクロマンサー「貴方には別のお仕事をして頂きましょうか。クククッ!」
魔剣士「……はい」
ネクロマンサー「行きましょうか…」
魔剣士「…はい」
タンッ!!…ババッ……
〜第十二部、完〜
310 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/04(木) 18:42:05.84 ID:B1eS46o0
12部完おめっ!!
これからの戦いは厳しくなりそう…!
311 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/04(木) 18:45:33.25 ID:IwlDSRo0
伯爵本当に忘れてなかったのなwwwwwwwwwwwwwwww
312 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/04(木) 18:50:16.75 ID:2./WlgIo
今回の戦闘やっぱきつかったのか…
ワーカー死者23で負傷者が8って主要キャラ以外壊滅じゃん…
313 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/02/04(木) 18:51:15.10 ID:5aL9twAo
昨晩サボっちゃったので一気に進めてみました!
とりあえず最初の頃の伏線は大体明らかになり、
自分の中では全体の20%は消化したかなってイメージです
まぁ長くも短くも出来ますので、なんともですが…
とりあえずこれにて。ご支援感謝感謝!
キリいいので夜はオマケ程度で…それでは!ノシ
314 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/04(木) 19:04:07.87 ID:lg5OjQAO
まだ20%だと……
315 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/04(木) 19:05:32.35 ID:we3vZsMo
おつかれおつかれ
つまり全体だとガチで百部まで行くかもってことか、こいつはwktkが止まらないぜ!
316 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/04(木) 19:12:32.70 ID:3nq4feoo
12部ってもうそんなになったのか。
全部で1年ぐらいの連載か…
終わる頃には俺は、5月に結婚(決定してる)して子供が居るかもしれんな。
317 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/04(木) 19:26:54.13 ID:K4EcVAAO
>>1
乙
318 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/04(木) 19:51:34.64 ID:8vRa/g6o
>>316
それは報告しなくてもおめでとうございます
319 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/04(木) 20:04:12.00 ID:D1aRhIDO
>>1
乙!
前回北関に来た時も熱い戦いだったけれど
今回はより激しくて、より面白かったぜ!
320 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/04(木) 20:07:48.72 ID:PogvWUSO
>>1
乙乙っ!
∬●3●∬<ハッハー!俺様は貴族!正確には伯爵だ!!
321 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/04(木) 20:46:48.75 ID:Ct4qo2AO
>>282
>>233
「香典は全てその子にやってくれ」
322 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/04(木) 20:49:31.02 ID:GtDW6oDO
現状で世界一の魔法使いが命賭けようとしてたのに
まだ20%か…
終盤になったらきっと、すげぇレベルアップしてるんだろうな↓
『聖行?余裕www』
くらい
323 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/04(木) 21:25:01.51 ID:D5fU44Io
剣士と弓使いの再登場くるか
324 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/04(木) 21:29:24.83 ID:9h5fGlI0
12部完乙!
まだまだこれからも楽しめるってことだな
325 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/04(木) 21:29:25.41 ID:RuAdrx20
聖行があるなら闇行とかもありそうな予感
326 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/04(木) 21:31:17.83 ID:IwAdzdk0
そして思い出す黒歴史
327 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/04(木) 21:42:57.19 ID:8vRa/g6o
黒歴史を思い出させる魔法とかあったらなにそれこわい
更にその黒歴史を具現化するとかなにそれこわい
328 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/04(木) 21:57:31.77 ID:jEXqQ.DO
20%つーとドラクエ3だとカンダダくらいか…すげぇな
329 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/04(木) 22:25:01.91 ID:Fk9kKWo0
>>325
聖行が五行全て使うなら、
闇行は五行を一つも使わなそうな技だな。
それってもはや妄想じゃね?
330 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/04(木) 23:05:20.20 ID:ZQ5nnf6o
でも、行を使わないって、どんな状態を指すんだろうか
331 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/04(木) 23:07:39.96 ID:GtDW6oDO
>>329
西方、東方、南方、北方、全て巡った上で、まだ20%だ。
きっと第二世界がある。
そしたら五行以外の魔法があって…
っていう妄想
332 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/02/04(木) 23:34:25.54 ID:IeExV4oo
細かいプロットないのであんまり考えてなかったり…はは
しかし寒いですね!皆様、風邪など引かぬようご自愛下さい!
あと今日はオマケ書いて失礼しますね。すいません
333 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/02/04(木) 23:43:23.19 ID:IeExV4oo
〜オマケ(10スレ
>>979
)〜
北方司令「こっちですか…?あ、すいません…」
テクテクテク…
北方司令「!!」
師匠「おーう、待ってたぜ〜!」
北方司令「師匠…!久しぶりだなぁ!」
師匠「元気だったか?いや、死んでるし元気ってのもおかしいわな!ガハハ」
北方司令「お前も相変わらずだなぁ…!ははっ…ん?」
武士「初めまして…。武士と申します」
師匠「いや、なかなか呑める男でな。イイ奴なんだわ!」
武士「何を仰る、師匠殿こそ!」
北方司令「いやいや、それは何より」
334 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/02/04(木) 23:43:36.29 ID:IeExV4oo
テクテクテク
短髪「おーいたいた!師匠っ!」
プリースト「こんにちは〜」
師匠「紅一点がやっと来たかぁ!」
魔道士男「こちらは新入り…?」
北方司令「今日死にました、北方司令です。宜しく」
弓使い男「これはご丁寧に。あ…国軍の人?」
短髪「まぁ死んじまったら国軍もクソもねーわな!」
師匠「そりゃそうだ!ガハハッ!!」
大臣「さ、皆さん…呑みましょう!!」
武士「そうでござるな!」
プリースト「今日は歓迎会ねっ!」
師匠「次は誰が来んのかなぁ〜?ペニスかな?」
北方司令「縁起でもないっ!はははっ!」
師匠「ガハハハハッ!!」
335 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/02/04(木) 23:43:58.81 ID:IeExV4oo
無駄に長かった…。では、おやすみなさいです!ノシ
336 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/04(木) 23:48:52.89 ID:krrO/3co
師匠はまだその名前で呼んでるのかww
乙!
337 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/04(木) 23:52:09.55 ID:GtDW6oDO
>>1
乙
3日間ねたきりの召喚士に話し掛ける魔道士ちゃん
とか、オマケで欲しい
338 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/05(金) 00:03:29.09 ID:JVM.2M20
乙
すげー懐かしい気分になったわ
そういやこの面子で一番古くから居るのって、なにげに魔道士男なんだよな
339 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/05(金) 00:05:31.09 ID:ADOT/QAO
お父「……」
340 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/05(金) 00:08:08.05 ID:y8/QAtA0
お父wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
341 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/05(金) 00:16:05.42 ID:hzpmzgSO
お父は死んでもぼっち
342 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/05(金) 00:17:01.03 ID:OWlDvmco
きっと発言してないだけでみんなの輪には入ってるよ!きっと!
343 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/05(金) 00:40:57.06 ID:yyHPJoAO
司令の台詞がいちいちウケる
あ、すみません。やら
今日死にました。やら…
俺も盗賊ちゃんの谷間に挟まれて窒息させられて天国行きたい天国行きたい
まぁ天国よりも先に股間が召されると思うが、それはまた別のお話
344 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/05(金) 00:48:31.32 ID:vhhLHx.o
お父生存フラグ
345 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/05(金) 02:30:56.34 ID:VH56SZ.0
短髪は何処かで生きてると信じてたのに…
まさかオマケで生死が判明するとは思ってなかったぜ
346 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/05(金) 05:50:12.28 ID:o61eSUDO
短髪死んでたか・・・
347 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/05(金) 06:01:28.33 ID:b6czMcM0
お父は生きているのか!
348 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/05(金) 08:44:02.47 ID:t8Epxqo0
聖行をせいこうと読んでいやらしい気持ちになったのは俺だけではないはず・・・
349 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/05(金) 09:34:00.67 ID:D6uzEASO
>>348
召喚士、魔導師、戦士、盗賊、幼女5人で聖行ですね
350 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/05(金) 09:38:34.80 ID:0xJiKYDO
オークはぶられカワイソス
351 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/05(金) 12:11:23.27 ID:f.gxmVYo
何故か青龍先生が年をとった朝青龍にしか見えなくなってきた
352 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/05(金) 12:25:39.43 ID:E3998wAO
オークにはハヌマーンがいるじゃないか
353 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/05(金) 12:31:02.35 ID:k1YUGPI0
戦士は刀から雷を出して刀に具現化、ぐらいまでして欲しいところだ
魔翌力足りなさそうだがww
354 :
なすーん
[なすーん]:なすーん
__ 、]l./⌒ヽ、 `ヽ、 ,r'7'"´Z__
`ヽ `ヽ、-v‐'`ヾミ| |/三ミヽ `iーr=< ─フ
< /´ r'´ ` ` \ `| ノ ∠_
`ヽ、__// / |/| ヽ __\ \ヽ |く ___彡'′
``ー// |_i,|-‐| l ゙、ヽ `ヽ-、|! | `ヽ=='´
l/| | '| |!|,==| ヽヽr'⌒ヽ|ヽ| | |
┏┓ ┏━━━┓ | || `Y ,r‐、 ヽl,_)ヽ ゙、_ | | |. ┏━┓
┏┛┗┓┗━━┓┃ ...ヽリ゙! | l::ー':| |:::::::} |. | / l|`! |i |. ┃ ┃
┗┓┏┛ ┃┃┏━━━━━━━.j | l|.! l::::::ノ , ヽ-' '´ i/| !|/ | |リ ━━━━┓┃ ┃
┃┃ ┏━┛┃┃ ┌┐ | l| { //` iー‐‐ 'i 〃/ j|| ||. |ノ ┃┃ ┃
┃┃ ┃┏┓┃┗━━━.んvヘvヘゝ | l| ヽ ヽ / _,.ィ ノ/川l/.━━━━━┛┗━┛
┃┃ ┏┛┃┃┗┓ i .i ゙i\ゝ`` ‐゙='=''"´|二レ'l/″ ┏━┓
┗┛ ┗━┛┗━┛ ノ ! --─‐''''"メ」_,、-‐''´ ̄ヽ、 ┗━┛
r|__ ト、,-<"´´ /ト、
| { r'´ `l l /|| ヽ
゙、 } } | _|___,,、-─‐'´ | ゙、
`‐r'.,_,.ノヽ、__ノ/ | | |、__r'`゙′
| |/ i |
| | |
355 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/02/05(金) 15:20:02.51 ID:r9plT1Mo
こんにちは!今日でやっと落ち着きます〜
ちょっと投下は極少かオマケで繋ぎます…
今週は本当にハードでしてごめんなさいぃ!
本日も多数のご支援感謝でございます!ノシ
356 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/05(金) 15:35:11.11 ID:u8TfQYDO
>>1
たんチュッチュッ
357 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/05(金) 15:42:35.74 ID:D6uzEASO
>>356
それは俺のケツだ
358 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/05(金) 16:41:39.53 ID:QevQ2nAo
*<そんな…キタナイよぅ
359 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/05(金) 16:48:55.53 ID:Thu/KEAO
>>348
聖水と読んだ俺よりはマシ
360 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/05(金) 16:59:00.48 ID:u8TfQYDO
(つд`゚)
361 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/05(金) 17:07:43.16 ID:r9plT1Mo
ボーッ…
召喚士「……すーっ…すー…」
魔道士「……」
召喚士「……っ」
魔道士「!?」
魔道士は冷水に手を入れ、タオルを取り出す。
召喚士「……うぅ…」
魔道士「……っ」
タオルを搾ると、召喚士の額へとそっとのせる。
召喚士「………ん…」
魔道士「……召喚士さん」
魔道士は召喚士の顔を覗き込む。
召喚士「…すー…すーっ……」
魔道士(召喚士さんの寝顔……かわいい///)
召喚士「…すーっ…すーっ…」
362 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/05(金) 17:07:54.89 ID:r9plT1Mo
魔道士はそっと召喚士の唇へ指を這わせる。
召喚士「……ん…っ」
魔道士(ひゃああっ///。さ…触っちゃったぁ…!)
召喚士「…すーっ…すーっ…すー…」
魔道士「………」
ドキドキドキドキドキ
魔道士の顔が徐々に召喚士の顔へと近づく。
召喚士「……すー…すーっ」
魔道士(召喚士さんの寝息が心臓バクバクで唇はわわぁ…)
ガチャッ
魔道士「――っ!!!!」
盗賊「…ど、どうし…た?」
魔道士「あっ!!いえ何も…っしてません!!」
盗賊「……?」
魔道士「え、エヘヘへへ…!!」
363 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/05(金) 17:08:03.61 ID:r9plT1Mo
ボーッ…
幼女「…ど…どうしたの?」
魔道士「ふぇっ!?あ、何でもないよっ!」
魔道士は幼女と二人、サンドイッチを片手に座っている。
魔道士「気持ちいいねーっ!」
幼女「はいっ」
二人は目の前に広がる草原を見渡し、笑顔を見せる。
テクテクテク…
魔道士「盗賊さーんっ!!」
盗賊「…んー?」
魔道士「こっちで一緒に食べましょうよっ!」
盗賊「…うん。今行く」
盗賊は荷物をまとめ終え、二人の元へと歩む。
魔道士「召喚士さんと戦士さんと、オークさんは…?」
盗賊「…まだ…中で地図見てる」
364 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/05(金) 17:16:37.27 ID:wk1ZskAO
ニヤニヤ警報発令
外でこのスレを読む者は注意されたし
365 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/05(金) 17:20:21.87 ID:r9plT1Mo
戦士「んで、どうすんだ…?」
召喚士「うーん……」
戦士「世間体を見りゃ、いつまでも魔物を連れまわしては歩けねぇ」
オーク「…うぅ……っ」
召喚士「かと言って、幼女ちゃんも早く連れて行ってあげたい…」
戦士「先に剣士さんの村…か?」
召喚士は地面に広げられた地図を見つめる。
オーク「……」
召喚士「まずこのまま南へ降り、港から船で大陸へ…」
戦士「ああ。そこから南の港へ船を乗り継ぎ…」
召喚士「徒歩で南東。ここまでは何度も通っているルートだね」
戦士「だな。バーテンさんの店にも寄れる…」
召喚士「うん…。なんかあったっけ?」
戦士「いや…ただ酒が飲めるなぁって…」
召喚士「……そ、そうだね。うん」
366 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/05(金) 17:25:36.45 ID:r9plT1Mo
戦士「そっからが問題だ。村から南方へ入るには…」
キュッ…キュキューッ…トンッ
召喚士「陸伝いに歩くしかないね…」
戦士「初めてのルートだな…」
召喚士「…うん」
戦士「まぁ…妥当に行きゃこれがベストか…」
召喚士「うん。…後回しになっちゃうけどいいかな?」
オーク「オラは全然構わねぇです」
戦士「よし決まった!目指すは剣士さんの村っ!」
召喚士「…バーテンさんのお店はいいの?」
戦士「…いや!行くっ!!」
召喚士「…は、ははっ…あはは!!」
戦士「はははっ!まずはエネルギー補給だ!」
召喚士「そうだね…!!」
オーク「は…はは…ははっ…?」
367 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/05(金) 17:27:40.46 ID:r9plT1Mo
ボーッ…
魔道士「……」
戦士「…おい?」
テクテクテク
魔道士「……」
戦士「おい…って」
テクテクテク
魔道士「……」
戦士「足元危な…」
ガツッ!!…ドテッ
魔道士「…いったぁ…っ!!」
戦士「だから声掛けたろ!何してんだよ…」
盗賊「……?」
召喚士「大丈夫…ですか?」
召喚士は右手を差し出し、魔道士を起こす。
368 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/05(金) 17:35:34.63 ID:ZBN4z2DO
何てハレンチな
けしからん
もっとやれ
369 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/05(金) 17:38:55.69 ID:r9plT1Mo
魔道士「一人でっ…立てます!!」
ガバッ!!…パンパンパンッ
召喚士「!?」
魔道士「ほ、ほらっ!大丈夫です!エヘヘ!!」
戦士「お前最近ボーっとしすぎだぞ?」
魔道士「す、すいません…」
幼女「……」
オーク「……」
魔道士「気を付けます…」
盗賊「……」
召喚士「さぁ、もう見えてきましたよ!」
戦士「さらば北方!」
盗賊「…いつも言ってるな」
戦士「うるせぇっ!!」
オーク「ははっ…はははっ!!」
370 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/05(金) 17:54:59.07 ID:KeEqSYoo
指輪物語だとオークはかなり強力な種族だから
このままパーティーに残っても鍛えればいい戦力になるかも
371 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/05(金) 18:03:27.75 ID:u8TfQYDO
いつか鬼丸とオークがタッグしたら燃えるぜ
372 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/05(金) 18:04:28.58 ID:u8TfQYDO
あとハヌマーンもか
やっぱり人間と魔物が手を組むのはいいなぁ
373 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/05(金) 18:05:02.84 ID:9P30cQAO
>>370
いや、ただの雑兵で雑魚扱いじゃなかったか?
トロルはかなり強い描写だったが
374 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/05(金) 18:05:39.44 ID:y8/QAtA0
俺にとってオークはDQMの良き相棒
375 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/05(金) 18:15:00.42 ID:ADOT/QAO
なんかニヤニヤしない…
そうか…
今俺はヤンデレの真理を知った
376 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/02/05(金) 18:21:01.60 ID:r9plT1Mo
よーし!それでは行って来ます!ノシ
続きは後ほどにて!!
377 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/05(金) 18:39:20.48 ID:W1Aw32DO
頑張れー、待ってるよ
378 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/05(金) 18:48:25.49 ID:vhhLHx.o
>>375
お前……そんなに召喚士のこと……
379 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/05(金) 18:50:58.59 ID:N3TD5d6o
一瞬スレを間違えたかと思った
380 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/05(金) 19:28:06.28 ID:ADOT/QAO
愛ゆえに人は苦しまなければならぬ!
愛ゆえに人は悲しまなければならぬ!
愛ゆえに…
こんなに苦しいなら悲しいなら…………
愛などいらぬ!!
381 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/05(金) 19:28:44.68 ID:u8TfQYDO
無理は体に毒だぜ
382 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/05(金) 19:39:24.17 ID:/5wRvL6o
かつての
>>380
伝説はやばいかなりやばい
知らないけど
383 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/05(金) 20:08:36.98 ID:ozfdwMAO
オブリビオンだとオークは覚醒するとパワーとかアップしてけっこう強い
384 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/05(金) 20:14:50.53 ID:8b1zHoDO
旅行から帰ってきてみたらすごい伸びてる
>>1
乙
385 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/05(金) 22:36:23.42 ID:HYinoiQ0
召喚士・・・そのうち過労死するぞ・・・!
魔翌力使いすぎて3日間昏睡って結構ヤバイよね。
念の為、定期健診をお勧めする。
386 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/05(金) 23:45:38.09 ID:VtXFVz.0
確かに
生命力の方も削っちゃってそうなイメージしか湧かん
387 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/02/05(金) 23:56:46.56 ID:Gnkcdjco
ただいまー!やっと終わりました〜!長かったぁ…
これでしばらくは落ち着くはずです!すいませんです!
今日は寝ても…いいでしょうか><
388 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/05(金) 23:58:57.65 ID:eACY2MAO
体調崩すよりは休んだ方がいいな
389 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/06(土) 00:05:39.00 ID:xFvE8IDO
寝てくれ
390 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/06(土) 00:09:56.25 ID:.iexfcAO
夢へようこそ
391 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/06(土) 00:19:56.47 ID:LgXRrEDO
サキュバスの館へgoですね
392 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/06(土) 00:24:55.08 ID:4Q2/Lvco
おやすみおやすみ
いのちだいじに
393 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/06(土) 00:27:06.28 ID:ZlwCBSUo
〜オマケ(10スレ
>>984
)〜
召喚士「ヌ…ヌクミ…」
監督「カットカーット!もう一回」
召喚士「ズ…あ、すいません…」
監督「3・2・1……」
召喚士「ヌクモリティに溢れたVIPサービス!!」
戦士「良スレの続編は『パー速』!
http://ex14.vip2ch.com/part4vip/
」
魔道士「AAでワイワイ騒ぎましょう!『A雑』
http://ex14.vip2ch.com/aa/
」
召喚士「…うちらも移ったクリエイティブな『製作GEP』
http://ex14.vip2ch.com/news4gep/
」
戦士「他にも楽しさ盛り沢山っ!!」
魔道士「VIPサービス!今後も宜しくですっ!エヘヘ!」
盗賊「…え、えとあの…そのっ…ええっちてーてー…てって…」
字幕スーパー「
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1258546842/
」
監督「カーット!オッケーッ!まぁいいんじゃない?」
魔道士「お疲れ様でしたー」
戦士「ここって製作速報なのか」
召喚士「うん」
戦士「俺らは何かないのか…?」
召喚士「いや、ないけど…SSだし」
魔道士「えーっ!?動いたりとかしないんですかぁ?」
召喚士「し、しないですよ…っ!無理言わないで下さい!」
魔道士「残念ー!」」
394 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/02/06(土) 00:31:54.11 ID:ZlwCBSUo
こんなもんで良かったんですかね…
魔道士「そしてななばつ様、まとめありがとうございます」
盗賊「えっちえっち…ええてぃーぴーぴー…あ、あぅ…っ」
字幕スーパー「
http://nanabatu.web.fc2.com/new_genre/summoner_ike_Cockatrice.html
」
魔道士「パー速どころか製速まで…感謝です!エヘヘ!」
盗賊「う、うんっ!」
それでは、おやすみなさいです!ノシ
今回も多数のご支援、ありがとうございました!
395 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/06(土) 00:39:06.93 ID:51Sokn.0
乙
しっかり休んでくれ
396 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/06(土) 00:39:26.39 ID:olVpNWYo
よくわからんことになった
397 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/06(土) 00:44:13.75 ID:bAa4Z1A0
乙
盗賊可愛いww
398 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/06(土) 01:32:58.09 ID:KMNqO6AO
微笑ましいはずなのにカオスを感じた
更には何故か聖帝様の存在も感じた
399 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/06(土) 01:36:48.83 ID:/GmN1RIo
とwwwwうwwwwぞwwwwくwwww
これはやばいかわいいどうするおれ
400 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/06(土) 03:45:23.63 ID:Mur7w.SO
>>399
こwwwwwwwwうwwwwwwwwぞwwwwwwwwくwwwwwwww
にみえたやばいおかしいどうするおれ
401 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/06(土) 06:26:32.13 ID:co0r72DO
幼女は王子に預ければいいんじゃね?
こうすれば魔導士たんにちょっかい出さないだろ
402 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/06(土) 10:39:14.31 ID:KMNqO6AO
そして始まる王女との百合物語
403 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/06(土) 10:48:01.21 ID:T36arcDO
>>401
てめえ幼女たんを危険にさらす気か?
もういいこうなったら俺が保護して育てて
いずれは紫の上のように……
404 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/06(土) 13:43:12.91 ID:OQqKcVQo
この機会を逃したら弓使いたちの登場が絶望的になるだろうが!
休養ブランク有だし召喚士たちと戦力に差ができてるだろうから前線は厳しい
王子はバックに国がついてるので登場はいつでも華麗にできる
405 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/06(土) 14:04:01.89 ID:T36arcDO
剣士・弓使い「キャッキャウフフ」イチャイチャ
一同(気付かれてない)「…………」
みたいなことを考えた俺は
もう石化した方がいいのかもしれない
406 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/06(土) 14:39:34.76 ID:gRu5M3Yo
行けっ!コカトリス!!
407 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/06(土) 15:35:15.74 ID:bAa4Z1A0
俺「……」
俺は石化することで現実から逃げることにした…
この石化が解けるとき…
そこに愛がないことを俺は望む…
408 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/06(土) 15:44:03.21 ID:FiYR6sDO
石化した魔道士ちゃんは俺の嫁
409 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/06(土) 17:06:35.40 ID:5EH/S2DO
俺も弓使いみたいな子と結婚したい
「ちょっとっ!」って小突かれたりしたい
410 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/06(土) 17:20:14.83 ID:OQqKcVQo
>>409
お前投票所でも同じこと言ってただろwwwwww
411 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/06(土) 17:36:52.65 ID:5EH/S2DO
>>410
そういうお前こそ剣士達じゃなくて
弓使い達って書くってことは弓使い好きなんだろwwwwwwww
412 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/06(土) 17:41:16.00 ID:.QhrHoAO
イけっ!コカトリス!!
413 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/06(土) 17:46:46.67 ID:ZlwCBSUo
ガチャッ…チリチリン…
バーテン「…おう。最近よく来るな」
マジシャン「…まぁな」
バーテン「どうした?シケたツラして…」
バーテンはグラスに酒を注ぎ、マジシャンへ差し出す」
マジシャン「……北の情勢が変わったよ」
バーテン「……」
マジシャン「…北方指令が逝ったよ」
バーテン「………そうか」
バーテンはタバコに火をつけ、天井を見上げる。
バーテン「それで…?
マジシャン「左翼長が指令代行。騎士長が補佐だ…」
バーテン「……」
マジシャン「それと……」
バーテン「ん…?」
414 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/06(土) 17:47:04.89 ID:ZlwCBSUo
マジシャン「いや、何でもねぇ」
バーテン「……寂しいもんだな」
マジシャン「まぁな…」
バーテン「次々と逝ってまいやがる…」
マジシャン「もう俺達の時代じゃねーんだ…」
バーテン「そうだな…」
マジシャン「お前はいつまで逃げるんだ…?」
バーテン「………」
マジシャン「アイツらもようやく歩き出した…」
バーテン「俺は…」
マジシャン「お前らはこのまま終わるつもりか?」
バーテン「…既に終わってんだよ。俺達はよ…」
マジシャン「…詭弁だな」
バーテン「……流石、大魔道士様は仰る事が違うな」
マジシャン「墓守気取って燻るだけか…?」
415 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/06(土) 17:47:18.54 ID:ZlwCBSUo
バーテン「……」
マジシャン「…報告はしたからな」
マジシャンは席を立ち、店を後にする。
バーテン「……もう行くのか?」
マジシャン「飲みたい気分じゃねーんだ…悪いな」
バーテン「次は…?」
マジシャン「しばらく会う事もねーだろ」
バーテン「…そうか」
マジシャン「ちょっと本腰入れねーといけなくなっちまったわ…」
バーテン「気をつけろよ?」
マジシャン「ハッハ!随分保身的になったもんだな」
テクテクテク…カチャッ
マジシャン「…!?」
占い師「…あっ!?」
マジシャン「よう」
416 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/06(土) 17:47:30.97 ID:ZlwCBSUo
占い師「……生きてた」
マジシャン「あん!?何だそりゃ?死んで欲しいのかこら!」
占い師「いや…そうじゃないけど…」
バーテン「…?」
マジシャン「まぁいい。当分死ぬつもりはねぇよ」
占い師「あ、あのさ…」
マジシャン「ん?」
占い師「貴方…北にいたのよね?」
マジシャン「ああ。報告は言ってんだろ」
占い師「小さな女の子…いたわよね…?」
マジシャン「…ああ。残念だったな」
占い師「……」
マジシャン「女の子は召喚士が保護してるよ」
占い師「え…っ!?」
マジシャン「あん?」
417 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/06(土) 17:47:42.32 ID:ZlwCBSUo
占い師「あ…いや……」
バーテン「……?」
マジシャン「…?何かあったらいつも通り…頼む」
占い師「…あ、うん」
チリチリン…パタンッ
占い師「……」
バーテン「…何かあったのか?」
占い師「運命が…変わった…?」
バーテン「…?……予言か?」
占い師「ええ…」
バーテン「へっ。珍しく外したか?」
占い師「何かしら…。でも…外れて良かった…」
バーテン「…?」
占い師「ううん。何でもないわ…。何でも……」
占い師はマジシャンの出て行ったドアをジっと見つめた。
418 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/06(土) 17:48:31.83 ID:ZlwCBSUo
┏━ ノ ー‐ j ji |l| _,,,,,_ ji ji i i! ,_,,xz .|l| |l| ┃
┃ -イ.ー┬‐ | ーチ‐ || |! ーナ ̄| ト-、 | |! / || || ┃
┃. │ _| レ _ノ `"⌒) o ,__,,」 ノ´ 、ノ .| 丿 /^\ .o .o ━┛
. ̄
〜第十三部〜
419 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/06(土) 17:48:47.98 ID:ZlwCBSUo
〜船上〜
戦士「どうだ?初めてだろ?」
オーク「海…!すげぇです!!」
オークは甲板から海を眺め笑顔を見せる。
魔道士「…暖かくなってきて…気持ちいいですねぇ!」
盗賊「…うん!」
召喚士「幼女ちゃん大丈夫?」
幼女「うん。海は好きだよ!」
召喚士「そっか。良かった!」
戦士「もうすぐ大陸だ…!」
オーク「大陸…!オラ、楽しみです!」
魔道士「着いたらバーテンさんの所でご飯食べて…」
召喚士「船を乗り継いで、南の港ですね」
盗賊「…南は初めてか?」
幼女「…うん」
420 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/06(土) 17:49:05.01 ID:ZlwCBSUo
〜大陸の港〜
魔道士「着きましたー!」
オーク「おぉ…!に、賑やかです!」
戦士「おう!俺達のホームってカンジだな!」
召喚士「うん!そうだね…!」
魔道士「早速行きましょうかっ!」
盗賊「…そうだな。おいで」
幼女「うん」
テクテクテク…
〜バーテンの店〜
カチャッ…チリチリンッ
戦士「うおーっす!!」
バーテン「おう。来たか…!」
魔道士「こんばんはー!」
オーク「……ふえぇー」
421 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/06(土) 17:49:22.92 ID:ZlwCBSUo
オークは店内をキョロキョロと見渡す。
バーテン「お…おい!?そいつもしかして…!」
召喚士「オーク…です、ははっ…」
バーテン「ははって…。……くっ…ははは!」
盗賊「……」
バーテン「本当に不思議な奴らだな!ははははっ!」
魔道士「それって褒めてますー?」
幼女「……」
召喚士「とりあえず…食事をしましょうか…!」
422 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/06(土) 17:49:32.22 ID:ZlwCBSUo
…
バーテン「ふーん…。成る程ねぇ…」
バーテンはタバコを燻らせ一同の話を聞く。
戦士「そうなんだよ…」
魔道士「おかわりいる?」
幼女「大丈夫…」
盗賊「…遠慮…しなくていいぞ?…モグモグ」
バーテン「……」
召喚士「どうしました…?」
バーテン「…いんや」
戦士「…?」
オーク「これ…なんです?」
戦士「酒だ!旨いぞぉ!飲んでみなっ!」
オーク「は、はぁ…。んぐっ…ぷはっ!うめぇです!」
戦士「はははっ!だろ?飲め飲めっ!!」
423 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/06(土) 17:49:54.88 ID:ZlwCBSUo
…
召喚士「それじゃ、お邪魔しました」
バーテン「おう、気をつけてな!」
オーク「う、うはぁ…目が回るです……!」
魔道士「大丈夫ですかぁ?オークさん?」
幼女「いっぱい飲んでたから…」
盗賊「…船も…来たみたいだな」
盗賊は汽笛の音に耳をすませる。
召喚士「では…失礼します」
バーテン「あ、そうだ…」
戦士「…?」
バーテン「親父の行方…知ってるか?」
戦士「前も言ったが…生きてるかも分かんねぇよ…」
バーテン「ん…そうか」
戦士「んじゃ…またな…!」
424 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/06(土) 17:50:05.54 ID:ZlwCBSUo
カチャッ…チリチリン…
バーテン「…きっと生きてるよ。…アイツは」
バーテンは微笑み、グラスの酒を一気に飲み干した。
テクテクテク…
オーク「南…ですか」
召喚士「うん。そしたら港から東へ歩いて…」
戦士「剣士さんの村だな」
幼女「……」
魔道士「いい人達だから安心してね!」
幼女「…うん、あ、あの……」
盗賊「…?」
幼女「お、お土産とか…いらない…かな?」
戦士「!!…はははっ!しっかりしてるなぁ」
召喚士「そうだね!じゃあ何か買って行こうか!」
幼女「うん!」
425 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/06(土) 18:00:35.80 ID:5EH/S2DO
>>1
キテター!!
13部も楽しみだぜ!
426 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/06(土) 18:56:41.33 ID:tAwocPQo
今VIPって攻撃されてんの?
堕ちてるんだけど・・・
427 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/06(土) 19:01:46.25 ID:wEActkDO
(Тωヽ)引っ越し知らなくて、捜し回ってましたOTZ
>>1
さん、いつも楽しく熟読しています。
これからも頑張って下さいヽ(´▽`)/
職場の上司と揉めて
各営業所にHELP要員になってしまった給食のお兄さんに何か下さいww
428 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/06(土) 19:02:36.73 ID:zrqdcwSO
>>426
多分そうだと思う
429 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/06(土) 19:13:43.39 ID:OQqKcVQo
>>411
お前がそんなこと言うから弓使いが気になってきたじゃないか…
ところで占い師がマジシャンに「生きてた」って言ってるけど
マジシャンは今回の戦いで死亡するのが正史だったんだろうか
未来が変化した原因はオークの存在でおk?
430 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/06(土) 19:19:56.42 ID:hX9QX2DO
>>429
幼女のことでないの?
431 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/06(土) 19:33:33.83 ID:OQqKcVQo
ん?
>>416
の
占い師「……生きてた」の台詞はマジシャン宛だよな?
432 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/06(土) 19:39:17.02 ID:hX9QX2DO
すまん。俺の勘違いみたいだ…。
433 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/02/06(土) 19:52:24.60 ID:ZlwCBSUo
弓使い人気再熱…!絵師の皆様、よろしくお願い致します!
占いについてはそんな感じですかね…まぁこの先の話で
きっと色々と分かるのではないでしょうかと思っております
>>427
魔道士「大丈夫です!自分を信じて頑張れば…きっと良い事ありますよ!エヘヘ!」
434 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/06(土) 19:52:40.75 ID:ZlwCBSUo
〜南の港〜
魔道士「眠い…うぅ…」
幼女「…大丈夫?」
戦士「船でたっぷり寝てただろ…」
盗賊「…どうする?行くか?」
召喚士「途中、山あいの街へ寄りましょう」
盗賊「…?」
召喚士「ちょっと…ワークショップへ…」
〜山あいの街〜
戦士「しかしこの辺りも全然魔物が出なくなったなぁ…」
魔道士「狩りしてた頃が懐かしいですね!」
戦士「俺らが倒した魔物にも…いい奴いたのかな…」
魔道士「あ…っ…」
召喚士「深く考えない方がいいよ……」
戦士「……だな」
435 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/06(土) 19:52:53.06 ID:ZlwCBSUo
〜ワークショップ〜
店員「いらっしゃいませ」
召喚士「報酬の受け取りと出金を…」
店員「かしこまりました」
スタスタ…
戦士「さーて…何位になってるかなぁ?」
魔道士「ドキドキしますね!」
オーク「…?」
パラパラッ…パラッ…
盗賊「……65位」
魔道士「徐々に上がってきましたね…!」
戦士「功績だけだけどなぁ…」
魔道士「もっと依頼受けましょうかね…」
スタスタ…
店員「お待たせ致しました」
436 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/06(土) 19:53:06.24 ID:ZlwCBSUo
店員は報酬を召喚士に手渡す。
召喚士「じゃあ…これは入金で」
店員「はい。ありがとうございます」
召喚士「あの…後ですね……」
店員「…?」
召喚士「魔法剣士と言う方と…お父と言う方のリストを…」
盗賊「…?」
店員「はい。かしこまりました」
幼女「……」
召喚士「ちょっと待っててね」
幼女「……」
しばらくして、店員が戻ってくる。
店員「こちらですね」
召喚士「……うん。大丈夫だ」
戦士「んー?」
437 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/06(土) 19:53:13.99 ID:ZlwCBSUo
召喚士はリストを戦士に見せる。
戦士「…!!…これ」
召喚士「魔法剣士さんが言ってたから…」
盗賊「……」
召喚士「報酬は幼女ちゃんにって…」
リストには魔法剣士からお父への報酬引き継ぎが記されている。
召喚士「幼女ちゃん」
幼女「…う、うん」
召喚士「ここにサインを」
幼女「……」
幼女はペンを握り、書面にサインをする。
召喚士「これで…いいですね?」
店員「こちらは幼女様ですね。はい…登録を確認します」
…
幼女「……」
438 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/06(土) 19:53:23.05 ID:ZlwCBSUo
…
店員「…では、こちらが報酬です」
店員は報酬を戦士へと手渡す。
魔道士「行きましょうか」
戦士「おう」
召喚士「では、よろしくお願いします」
召喚士はお父の死亡申請と、
幼女のワーカー解除申請の書類を店員へ渡す。
店員「はい。ありがとうございました」
テクテクテク…
幼女「本当に…いいの?こんな…大金…」
召喚士「魔法剣士さんからのお願いだから…」
戦士「ありがたく受け取りな。これkらの生活費に…」
幼女「……うん」
召喚士「さ、お土産買って…先を急ごうか」
439 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/06(土) 19:53:30.57 ID:ZlwCBSUo
〜南東の町〜
幼女「…うわぁ!きれい〜!」
オーク「すげぇです!!」
戦士「この先だっけか?」
召喚士「ああ!あの美味しい食事処?」
盗賊「…確か…そこ」
戦士「寄っていこうぜ!」
魔道士「すっごい美味しいんだよ!行こう?」
幼女「うん!…盗賊さんも!」
盗賊「えっ、あ…うん!」
タッタッタ…
戦士「女同士で盛り上げてくれて、助かるな!」
召喚士「うん」
戦士「やっぱ女性ってのはそういうとこがあんのかもな」
召喚士「そうだね。俺もそう思うよ!ははっ…!」
440 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/06(土) 19:53:40.15 ID:ZlwCBSUo
…
幼女「美味しかったですぅ〜」
戦士「だお?いい所だよなぁ…」
召喚士「うん」
魔道士「さ、宿に行って今日は休みましょう〜!」
召喚士「うん。行ってらっしゃい」
魔道士「召喚士さんは行かないんですか?」
戦士「男どもは野宿だよ。ほら」
戦士はオークをちらりと見る。
オーク「オオラなら気にせず……」
召喚士「そうはいかないよ」
戦士「ああ。仲間…だもんな!」
オーク「…!!」
魔道士「いいんですか…?なら、私達も…」
召喚士「いえ、気にせず。幼女ちゃんもいますし…」
441 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/06(土) 19:53:48.25 ID:ZlwCBSUo
盗賊「…分かった。行こう」
魔道士「はい…」
幼女「じゃあ…また明日」
召喚士「うん。おやすみなさい」
魔道士「おやすみなさいっ!」
テクテクテク…
オーク「ごめんなさい…オラなんかのために…」
戦士「気にすんなって!こっちはこっちで楽しくやろうぜ!」
召喚士「うん。酒も買ってあるしね。ははっ!」
オーク「ありがてぇです…!!」
〜宿〜
魔道士「さー、久々にゆっくりお風呂ですよ〜!」
盗賊「…幼女ちゃん…おいで」
幼女「はぁい」
テッテッテ…カチャッ…パタンッ
442 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/06(土) 19:57:00.39 ID:5mo.RTco
戦士がやる夫になったのかとおもた
443 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/06(土) 20:04:57.06 ID:FiYR6sDO
今日の戦士はちょっとおかしいww
444 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/02/06(土) 20:09:02.08 ID:ZlwCBSUo
すいません。ちょっと外出してきます!
確かに戦士が錯乱してるwwなぜ戦士だけ…すいません!ノシ
445 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/06(土) 20:11:24.88 ID:FiYR6sDO
いってら〜
446 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/06(土) 20:33:33.76 ID:/GmN1RIo
突然の「だお?」で1分ほど呼吸困難になったwwww
何度見返しても笑ってしまうwwwwww
>>426
VIPだけじゃなかったようだ
19:15時点での鯖状況↓
ttp://up3.viploader.net/net/src/vlnet001419.jpg
447 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/06(土) 20:56:52.93 ID:FiYR6sDO
俺も「だお?」とその後のレスみて数分笑ってたww
不意打ちだったからなww
448 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/06(土) 21:24:41.03 ID:CWsIxKso
日中韓で何かあるとすぐサイバー攻撃だもんな
449 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/06(土) 21:34:31.21 ID:3BEwXQso
从'ー'从「美味しかったですぅ〜」
( ^ω^)「だお?いい所だよなぁ…」
('A`)「うん」
ζ(゚ー゚*ζ「さ、宿に行って今日は休みましょう〜!」
450 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/06(土) 21:57:03.05 ID:ZhaazVQ0
やる夫が戦士になるようです
451 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/06(土) 23:27:58.42 ID:bAa4Z1A0
というより
戦士がやる夫になったようです?
452 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/06(土) 23:49:24.15 ID:5EH/S2DO
>>1
に用事があったり、先輩にご飯おごってもらったりっていう話を聞くと
続きが読めなくて寂しいけれどなんとなく安心する
今日は先に寝よう。
>>1
楽しんでこいよー
おやすみ
453 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/07(日) 01:12:57.26 ID:Q1O0xoDO
そしてその流れでホテル淫して抱かれる
>>1
……
454 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/02/07(日) 01:25:04.12 ID:sn5Q/5Io
そんなリア充じゃないですやい。ただいまです!ノシ
オマケ書いてあっちの更新少しして寝たいと思いますです。すいません…
>>449
召喚士ww
____
/ \
/ _ノ ヽ、_.\
/ (●) (●) \ なぜ俺はあんな事を口走ったんだお?
| (__人__) |
/ ∩ノ ⊃ /
( \ / _ノ | |
.\ “ /__| |
\ /___ /
【戦士】
455 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/07(日) 01:28:11.74 ID:/1S9TIDO
ここにきてついに本性を表したか戦士…
前から怪しいとは思ってたぜ
456 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/07(日) 01:32:24.14 ID:j0xbYVo0
あっちってどっち?
457 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/07(日) 01:46:50.99 ID:DAPpjIAO
あっちだよあっち
あっち!あっち!ここにあっち!
あ〜な〜た〜か〜ら〜!
あっち!!
458 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/07(日) 01:51:20.61 ID:DInlJQAO
落書き絵ワロタ
459 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/02/07(日) 02:22:46.77 ID:sn5Q/5Io
〜オマケ(10スレ
>>982
)〜
盗賊(…非常にマズイ)
魔道士(ト…トイレに行きたい…っ!!)
戦士「ん?どうした二人してソワソワ…」
魔道士「!!」
盗賊「へっ!?あ…いや…敵!敵だっ!」
戦士「何っ!?」
ガサガサッ!!
召喚士「大丈夫…ゴブリンだ!この程度なら俺一人で…」
盗賊(こんな時にくそ〜っ!…あ、そうだ!)
魔道士(逆手に取れば…さりげなく…)
ズイッ…
盗賊「…私がやる」
魔道士「私も…!!」
召喚士「!?ど、どうしたんですか…!?」
戦士「二人して…すげぇ殺気だ…!」
タンッ!!
盗賊「はあぁーっ!!」
ザシュズバビシッ…ポイッ…ピューンッ!!
460 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/02/07(日) 02:29:18.52 ID:sn5Q/5Io
盗賊「遠くに飛んでった!くそー待てー!」
タタッ!!
戦士「待てってお前今自分で投げ…」
魔道士「二人ともごめんなさい…っ!えいっ!」
ドドンッ!!…ゴオオォォッ!!
ゴブリン「ぎゃあぁっ!!」
召喚士「熱ちっ!火に囲まれた!?」
魔道士「すぐ戻りますからっ!」
タッタッタッタッタ…
戦士「バカ!俺達まで殺す気か!あちっ!!」
召喚士「消化消化!そうだ!レイピアで…」
ゴブリン「熱いよー助けてそこの人ー!」
召喚士「ちょっとぉ!邪魔っ!邪魔だからっ!」
タッタッタ…ヌギッ…シャアアァァ…チョロチョロ…
盗賊「……ふぅ…危なかった…」
魔道士「漏らしてしまうところでした…はぁ…」
戦士「早くしろ!召喚士ーっ!!」
召喚士「あぁーっ!レイピアが火の中にいぃぃ!おい、離せってばーっ!」
ゴブリン「助けてー!あついよー!」
〜この物語はフィクションです〜
461 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/07(日) 02:46:18.30 ID:qLQOxIAO
…ふぅ
>>1
乙
それにしてもこのおまけ、フィクションで良かった…
なんか良い奴っぽい雰囲気だし
このゴブリン
462 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/07(日) 02:48:57.54 ID:ZqTJNQAO
ゴブリン可愛い
463 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/07(日) 10:33:47.87 ID:2lF5gwDO
ここで
>>1
登場
↓
464 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/07(日) 10:42:16.22 ID:jjCIEcDO
. <´  ̄ ̄ `> 、
/ 丶 / , \
n⌒l , /! /{ /ヽ ヽ
l |l |n / / j/ ーヘ{´ l || |
| { j」_ / / `}ノ! /
/j /ヘ/ l ミミ l/}
/⌒ヽ人 ゝ_| | , , ミミ./ 廴_
, -‐ノ 〈ヽ二/__」 | /`¬ , , | | {__ノ} はぁ?
〈 `Tチ´‐ | |>-| /_,ノ \ く
\ ー‐――┘ヽ | ヽ、l 丶イ | |ト、 ヽ.厂
` < \\_ \ ̄l //' | ) /
465 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/07(日) 10:49:32.27 ID:MhrKyOM0
__
/。 \
|ノ ゚|
ノ ゴ ハ
466 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/07(日) 10:49:44.38 ID:8LMCxC6o
貴様!おジャ魔女を見ていたな!?
467 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/07(日) 10:53:57.27 ID:DAPpjIAO
おジャ魔女ってまだやってたのか…
十年は前じゃないのか始まったの
468 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/07(日) 11:07:31.44 ID:1fSf/cAO
>>1
オマケありがとう!
戦士は冷静だなぁ…さて受験勉強でもするか
469 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/07(日) 11:10:04.31 ID:B8S9Q8Ao
ダメだ・・・
俺の中で戦士は完全に見た目やる夫に・・・
470 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/07(日) 12:07:13.07 ID:/1S9TIDO
やる夫のくせに女難なんて余は認めとうない!
471 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/07(日) 12:28:11.27 ID:hZxQ1Eso
どうでもいいが小便のたびにこんな目にあったらたまらんな
472 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/07(日) 14:53:40.68 ID:2lF5gwDO
>>471
だよな!
興奮するよな!
473 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/07(日) 16:49:41.57 ID:n83tXoDO
賢者を生む機械になりそうだな
474 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/02/07(日) 17:08:40.02 ID:sn5Q/5Io
こんにちは。パソコンから異音が…不調です
直しつつ書いてますので、後でまとめ読みして下さい!すいません!
475 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/07(日) 17:08:50.84 ID:sn5Q/5Io
幼女「うわぁ……広いぃ〜!」
テッテッテ
魔道士「幼女ちゃん!走ると危ないよーっ」
盗賊「…先に身体洗おうか」
幼女「うんっ!!」
コシュコシュ…ニュルニュルッ…
魔道士「はいっ!後は流して…お湯に浸かりましょー!」
幼女「おーっ!…ざばぁーん!!」
盗賊「うわ…っぷ!…はははっ!」
幼女「……」
魔道士「…どうしたの?」
幼女「…あたし…幸せだなぁ…って」
盗賊「………」
魔道士「…よーし!寝るのも三人で寝よっか?」
幼女「……うんっ!!」
476 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/07(日) 17:09:03.87 ID:sn5Q/5Io
…
魔道士「気持良かったぁ〜!」
幼女「うんっ!」
盗賊「…それじゃ…寝ようか」
幼女「寝ましょうー!幼女ちゃんおいでっ!」
幼女「はい。よい…っしょ」
盗賊「…違うぞ。…幼女ちゃんは…真ん中」
幼女「え…でも…っ」
魔道士「三人で川の字になって寝よっ?」」
幼女「…う、うん」
ゴソゴソッ…モゾッ…
盗賊「…どうした?」
幼女「あ…ありがと。盗賊お姉ちゃん、魔道士お姉ちゃん…」
魔道士「ううんっ!気にする事なんて全然ないよー!エヘヘ!」
盗賊「…そうだぞ。…さぁ休もう…おやすみ」
477 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/07(日) 17:09:13.69 ID:sn5Q/5Io
〜次の日〜
テクテクテク…
幼女「おはようございます」
戦士「おう!元気いっぱいだなっ!」
魔道士「はいっ!ねぇー?」
幼女「うんっ!」
召喚士「…?」
盗賊「…さて行くか」
召喚士「この先は確か…獣道でしたね」
戦士「ああ。ゴブリンとスライムがいたっけな?」
召喚士「まぁ脅威ではないとけど、一応警戒はしないとね」
盗賊「…だな」
召喚士「それじゃ戦士と盗賊さん、前衛をお願いします」
戦士「おう、任しとけ!」
盗賊「…行こう」
478 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/07(日) 17:09:23.03 ID:sn5Q/5Io
ザッザッザッザッザ…
召喚士「……」
戦士「不気味なくらい静かだな…」
盗賊「…ああ」
召喚士「なんだろうね。魔物の気配が全然ない…」
魔道士「良い事じゃないですか?」
召喚士「まぁ…そうですけど…」
オーク「魔物…住んでなさそうです」
戦士「ま、いないならいないに越した事はねぇや」
召喚士「……そうだね」
魔道士「さぁ…あとちょっとですよー!頑張りましょうっ!」
幼女「はぁい!」
オーク「が、頑張るです!」
召喚士「うん…!」
一同は山中の獣道を抜け、剣士の村へと辿り着いた…。
479 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/07(日) 17:09:32.42 ID:sn5Q/5Io
〜剣士、故郷の村〜
戦士「着いた―!!」
召喚士「久々だねぇ!」
幼女「…ここ…が…」
盗賊「…良い所だろ?」
盗賊は幼女の頭を撫で、村を見渡す。
幼女「……うん。みんな楽しそう…!」
召喚士「えぇと…剣士さんは…」
テクテクテク…
召喚士「……あっ!!」
召喚士は前方を歩く女性に声をかけ手を振る。
召喚士「弓使いさーんっ!!」
弓使い「…!!召喚士…さんっ!?」
魔道士「わぁっ!お久し振りですーっ!!」
盗賊「…お久し振りです!」
480 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/07(日) 17:09:44.49 ID:sn5Q/5Io
一同は歩き、弓使いの元へ近寄る。
弓使い「みんなも元気そうで何よりだわ!」
戦士「何とか頑張ってます!ははっ!」
召喚士「あの…剣士さんは…?」
弓使い「あぁ、彼ならもうすぐ帰ってくると思うわ」
召喚士「そうですか…」
弓使い「うちで待ってましょう…!」
召喚士「あ…その前に…」
戦士「墓参り…しねぇとな…」
弓使い「……ありがとう」
魔道士「いえ…っ」
幼女「…?」
盗賊「…一緒に…お祈りしてあげて」
オーク「オ…オラもするです…っ!」
一同は墓参りを済ませ、家へと案内される。
481 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/07(日) 17:10:00.21 ID:sn5Q/5Io
〜剣士の家〜
弓使い「そう…。そんな事が…」
弓使いは紅茶を注ぎながら、話を熱心に聞く。
魔道士「ええ…」
召喚士「それで…幼女ちゃんをこの村で…」
幼女「……」
弓使い「この村は孤児の村…。もちろん問題ないわ」
幼女「…!」
弓使い「幼女ちゃんはいいの?こんな田舎…」
幼女「いいのっ!」
弓使い「…!?」
幼女「あっ……この村が…いい」
魔道士「…幼女ちゃん…!」
弓使い「ありがとう…!大歓迎よっ!」
幼女「うんっ…よろしくお願いしますぅ!」
482 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/07(日) 18:31:17.95 ID:Ef8Kzeko
王子「畜生・・・俺と幼女の扱いの差はなんなんだ!」
483 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/07(日) 18:34:27.97 ID:And.UWoo
愛嬌の違いだな
484 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/07(日) 18:39:10.19 ID:/1S9TIDO
王子、引き際を知るべきだな
485 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/07(日) 21:58:45.00 ID:m8VEHh2o
>>1
の消息が
486 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/07(日) 22:04:21.67 ID:hnLJsxwo
考えが一周して王子が恋しくなってきた……末期か……
487 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/07(日) 22:07:42.66 ID:8vwRo5Uo
>>483
IDがwoo...
488 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/07(日) 22:12:48.99 ID:Fc6zXr2o
>>483
and.you WOOってすげえな
489 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/07(日) 22:18:43.44 ID:B8S9Q8Ao
御☆殿☆場
woo...
490 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/07(日) 22:19:33.83 ID:Q1O0xoDO
>>483
神ID
491 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/07(日) 22:33:17.01 ID:sn5Q/5Io
召喚士「ところで剣士さんはどちらに…?」
弓使い「狩りに出かけているわ。もうじき帰ると思うけど…」
召喚士「そうでしたか…」
弓使い「最近はこの辺りも魔物が減って狩りも楽になったわ」
盗賊「……」
戦士「そういや来る時も魔物は皆無だったな…」
魔道士「ええ…」
召喚士「なんでまた急に……」
ガチャッ…
剣士「ただいまー、ん…お客さんかい?」
弓使い「あ、おかえりなさいっ!」
スタスタスタ…
剣士「…!!」
召喚士「どうも…!お邪魔してます!」
魔道士「お久し振りですーっ!」
492 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/07(日) 22:33:28.51 ID:sn5Q/5Io
剣士「…召喚士さん…?それに皆さんも…!!」
剣士は驚きの表情を見せるが、その顔はすぐに笑顔へと変わる。
剣士「お久し振りです!皆さん元気そうで!!」
戦士「剣士さんこそ…!
剣士「戦士くん…!その様子だと更に腕を上げたみたいだね!」
盗賊「…ご無沙汰です」
剣士「盗賊さん!盗賊さんも一段と強くなってるね…!」
召喚士「分かる…もんですか?」
剣士「普段からずっと一緒だときづかないけど……」
盗賊「……」
剣士「たまに会うからこそ、その変化に気づける事もあるんだよ」
魔道士「なるほどー…」
召喚士「奥が深いですね…」
剣士「あ、ところで今日はどうしたんだい…?」
召喚士「あっ、そうだ…。実はですね……」
493 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/07(日) 22:33:40.44 ID:sn5Q/5Io
…
剣士「……」
剣士は口に手を当て、召喚士の話を聞く。
剣士「…なるほど」
召喚士「どう…でしょうか?」
剣士「いや、この村は勿論大歓迎さ…」
魔道士「良かった…」
召喚士「あの…何か?」
剣士「ん…?あ、いや…」
盗賊「…?」
剣士「じゃあ早速、村長の所へ行こうか!」
魔道士「はいっ!」
幼女「よろしく…おねがいします!」
剣士「じゃあ行きましょう…!」
召喚士「はい」
494 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/07(日) 22:33:50.36 ID:sn5Q/5Io
〜村長の家〜
村長「よく来てくれましたな…!」
召喚士「こちらこそ…あrがとうございます」
村長「なに…。この村はこういう所ですからな…」
剣士「……」
幼女「あ、あの…、よろしく…お願いしますっ!」
村長「こちらこそ!よろしく…!」
幼女「あ、あのっ…これ…」
幼女は荷袋から紙包みの箱を村長へ手渡す。
村長「…?」
幼女「つ…つまらない…っものですが!」
村長「…?はっ…ははは…ははははっ!」
幼女「……へ?」
村長「いやいや…良く出来た子だな…!はははっ!」
剣士「幼女ちゃんは偉いね!…あははっ!」
495 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/02/07(日) 22:40:57.06 ID:sn5Q/5Io
>>483
神IDワラタww
ダメだ…PC全然直らず…。リカバリかけます…orz
本日はこれにてすいません…woo
ご支援ありがとうございました!ノシ
〜次回予告〜
占い師「剣士の村を訪れた召喚士達は…」
占い師「幼女を預け、南へと旅立つ…!」
占い師「そして遭遇する新たな出会いと別れ…」
占い師「次回、第97話【男の戦い】」
占い師「この次も、サービス、サービスゥ!」
496 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/07(日) 22:46:28.30 ID:And.UWoo
キテター
毎日乙
497 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/07(日) 22:51:15.00 ID:HwUyZUAO
馬の蹴りの破壊力検証
http://ameblo.jp/doppel-spa/
498 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/07(日) 23:02:00.57 ID:SWDBYaY0
おつかれさまあああああああああああああああああ
499 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/07(日) 23:02:03.18 ID:Q1O0xoDO
おつでした
500 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/07(日) 23:09:28.01 ID:hZxQ1Eso
おつううううううう
次回のサブタイ男の戦いなのか、熱い展開の予感!
501 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/07(日) 23:23:17.44 ID:DAPpjIAO
コミック一冊に一年以上はカンニンやでおふくろさん
502 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/07(日) 23:32:39.85 ID:u662gsDO
もうすぐ100話目なのか
503 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/08(月) 01:53:26.63 ID:BMgtzADO
毎日乙〜
woo
504 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/08(月) 02:08:27.73 ID:iejvkgAO
ゼルエル的存在が登場すんのか
505 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/08(月) 02:42:41.73 ID:qHJjV6AO
もう100回にもなるのか…
凄いな
506 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/08(月) 13:55:21.35 ID:sDAQXkSO
やっぱ御殿場最強だな
507 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/08(月) 15:28:46.52 ID:dENOxuUo
魔道士「お土産だって自分で考えたんですよー?」
盗賊「…な?」
幼女「うん」
召喚士「では、お願いします」
村長「相分かった…。そうだ、剣士よ…」
剣士「はい」
村長「お主の所で一緒に暮らしてはどうだ」
剣士「私の家…ですか?」
村長「うむ。新しい家を用意するまでの話じゃが…」
剣士「いや…私は構いませんが…」
剣士は幼女をちらりと見る。
幼女「私は…一人でも…」
剣士「そういうわけにはいかないよ…でも…」
召喚士「…?」
剣士「僕らがちゃんと…面倒を見れるのか不安で…」
508 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/08(月) 15:28:55.40 ID:dENOxuUo
村長「…その為じゃよ」
剣士「…?」
村長「おぬしらもそのうち親になるのだ。練習じゃよ練習!」
剣士「…は、はぁ。頑張ります…!」
幼女「よろしくお願いしますっ!」
幼女は深々と頭を下げる。
剣士「こちらこそっ!!」
それを見た剣士は同様に深く頭を下げる。
戦士「年齢的にも親父…って感じかな」
召喚士「見た目は見えないけどね…ははっ」
剣士「幼女ちゃんは何歳…?」
幼女「8歳です」
剣士「…そっか。20離れてるから…親子だね」
魔道士「良かったね!幼女ちゃんっ!」
幼女「はいっ!」
509 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/08(月) 15:29:03.63 ID:dENOxuUo
村長「今日は泊まられて行くんじゃろ?」
盗賊「…え?いや…どう…だろ」
召喚士「…お邪魔に…ならないですか?」
剣士「何を仰います。大歓迎ですよ!」
村長「幼女ちゃんの歓迎会もしなくてはのぉ…」
戦士「そういう事なら…遠慮なく!」
召喚士「…そうだね」
剣士「じゃあ幼女ちゃん。うちへ戻ろうか!」
幼女「は…う、うん!」
テクテクテク…
村長「皆様は我が家の離れをお使い下され…!」
盗賊「…ありがとうございます」
召喚士「お言葉に甘えて…失礼します」
村長「夜になったら中央広場へお越し下され」
魔道士「はいっ。ありがとうございます!」
510 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/08(月) 15:29:12.54 ID:dENOxuUo
〜夜、中央広場〜
戦士「うお…っ、盛り上がってるなぁ!」
魔道士「子供も沢山でカワイイーっ!」
盗賊「…ふふっ」
テクテクテク…
召喚士「お待たせしました」
村長「おぉ!ささっ、こちらに…」
村長は一同を上座へと促す。
召喚士「いやっ…僕らは端で…」
村長「主役が寂しそうな顔をしておられますぞ?」
四人は村長の脇に座る幼女を見つめる。
幼女「…うぅ」
戦士「その格好…着替えたのか!?」
魔道士「…カ、カワイイー!」
盗賊「…うん…うん!」
511 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/08(月) 15:29:26.88 ID:dENOxuUo
クルッ…ヒラヒラッ…
幼女「どう…かな?」
召喚士「人形みたい…」
盗賊「…かわいい!」
テクテクテク…
弓使い「あり合わせの材料だけどねー」
弓使いが背後から酒を手に顔を出す。
魔道士「弓使いさんが作ったんですか!?」
弓使い「うん、まぁね。はい…お酒っ!」
戦士「お、すんません!」
トクットクットクッ…
召喚士「器用ですね…。市販のものかと…」
弓使い「こう見えても弓使いですから…!器用なのよっ」
召喚士「なるほど…!失礼しました。はははっ!」
弓使い「うふふっ!」
512 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/08(月) 15:29:38.35 ID:dENOxuUo
テクテク…
剣士「こんばんは!」
召喚士「剣士さん!」
剣士は召喚士の横へと座り、酒を注ぐ。
召喚士「ありがとうございます」
剣士「いや。こちらこそ…」
召喚士「…?」
剣士「毎日平和に暮らしていると…忘れてしまいそうで…」
召喚士「……」
剣士「皆が…頑張ってる、戦ってるんだって事…」
召喚士「…剣士さん」
剣士「だから、たまに来てくれると刺激になるよ!」
召喚士「…俺なんかでよければいつでも…!」
剣士「ははっ!ありがとう…!」
召喚士「いえっ!」
513 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/08(月) 15:29:48.46 ID:dENOxuUo
…
召喚士「そういえば剣士さん……」
剣士「ん…?」
召喚士「さっき何か考え事してましたよね…?」
剣士「……ああ」
召喚士「あの…なにか?」
剣士「いや、幼女ちゃんの話ではないんだ」
召喚士「…?」
剣士は子供と戯れるオークを見つめる。
剣士「ちょっと…こっちへ」
召喚士「…は、はい」
テクテクテクテクテク…
剣士「…召喚士くん」
召喚士「…はい」
二人は広場を離れ、人気のない木陰に立つ。
514 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/08(月) 15:30:01.48 ID:dENOxuUo
剣士「さっきの話の…続きなんだけど」
召喚士「はい」
剣士「…友好的な魔物がいるって話」
召喚士「…なるほど。そっちの事ですね?」
剣士「……うん」
召喚士「…いますよ。…人間に友好的な魔物は」
剣士「…そうか」
召喚士「それが…何か?」
剣士「ん、あ…いや…」
召喚士「…?」
剣士「明日また話すよ…ごめん。今日は楽しもう…!」
召喚士「あ、はい…!」
剣士「さぁ、戻ろうか」
召喚士「…はい」
二人は再び広場へと足を進める。
515 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/08(月) 15:30:10.87 ID:dENOxuUo
…
少年「ねぇねぇ!これ剣でしょ!見せてぇ〜!」
戦士「こらぁ!引っ張るなってっ!」
オーク「あははは!!」
弓使い「それでね、凄いんだって!」
魔道士「へぇーっ!」
盗賊「……な、なるほどっ」
少女「幼女ちゃん!これおいしいよっ」
幼女「…ありがとう!」
召喚士「…いいですね」
剣士「ええ…」
召喚士「この笑顔をいつまでもずっと…」
剣士「覚えてますか…?」
召喚士「はい。人の力…ですよね?」
剣士は召喚士の顔を見て、ニッコリと微笑む。
召喚士もまた、剣士の顔を見てニッコリと微笑んだ。
516 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/02/08(月) 15:36:10.58 ID:dENOxuUo
こんにちは!100話はオマケ予告なので、
あまり気にしなくていいですよー。1日1話くらいな計算です
サブタイもあまり深い意味はてかエヴァのタイトルも
結構使い終えちゃったなぁ…
517 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/08(月) 17:28:36.88 ID:dENOxuUo
〜次の日〜
魔道士「幼女ちゃん…それじゃあね」
幼女「うん。ありがとうございました…!」
魔道士「……っうぅ」
戦士「今生の別れじゃないんだから。何で泣くんだよ…」
盗賊「……元気でな」
幼女「ありがとう。盗賊お姉ちゃん…」
盗賊「!!………グスッ」
戦士「だからさぁ…」
弓使い「じゃあ、気をつけて…!」
召喚士「はい。ありがとうございます」
村長「またいつでも来なさい」
戦士「ありがとうございます!んじゃっ!」
幼女「みんな…元気でねぇ!!」
召喚士「幼女ちゃんもね!またっ!!」
518 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/08(月) 17:28:47.41 ID:dENOxuUo
幼女「……」
召喚士「幼女ちゃん…?」
幼女「…ほん…っとに…ありがと…」
盗賊「……」
幼女「…みっんな…!ありがと…っ!」
魔道士「幼女ちゃん…っ!」
幼女「だからまた…っ!きっと…またっ!」
オーク「お元気で!さよならです!」
魔道士「ひぐっ…!うぅ…!!」
幼女「おねえちゃぁん!」
魔道士は幼女を強く抱きしめる。
魔道士「またねっ!絶対だからねっ!!」
幼女「うん…っ!うんっ!!」
戦士「全く…。大げさなんだよなぁ」
戦士「でも…気持ちは分かるよ!」
戦士「……まぁな!」
519 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/08(月) 17:28:55.47 ID:dENOxuUo
…
魔道士「そんな気にしなくても…」
剣士「いや…近道もあるし、案内するよ!」
盗賊「…じゃあ…行こうか」
オーク「はいです」
村長「では…!」
幼女「さようならー!!」
テクテクテク…
召喚士「あの…剣士さん」
剣士「ん…?」
召喚士「昨日の話の続きですが…」
盗賊「…?」
剣士「ああ」
召喚士「あれは一体…どういう…」
剣士「……もうじき…分かるよ」
520 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/08(月) 17:29:05.44 ID:dENOxuUo
召喚士「…え?」
魔道士「お話って…?」
剣士「頼む。信じてついて来てくれ」
戦士「な…なんだぁ?」
そう言うと剣士は山中へと足を早める。
魔道士「あ、あの…」
召喚士「行きましょう」
盗賊「……」
召喚士「剣士さんの事です。きっと考えが…」
戦士「……そうだな」
ザッザッザ…
オーク「!?」
戦士「どうした…?」
盗賊「…気配が!……かなりいるな」
召喚士「!?」
521 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/08(月) 17:29:12.46 ID:dENOxuUo
剣士「……ふふ…っ…ふふふっ」
魔道士「剣士…さん…?」
ピュイイイィィィッ!!
剣士は岩の上に飛び立ち、口笛を吹く。
戦士「何だ!?」
召喚士「剣士さん…?」
ガサッ…ヒュバッ…タンッ…
盗賊「…くぅ…っ!」
魔道士「これは…!?」
剣士の口笛を合図に、無数のゴブリンが一同を囲む。
召喚士「こ、これは…!?」
オーク「…う…っ!!」
ゴブリン「……よぉ」
剣士「……やあ」
ゴブリン「調子は良さそうだな。剣士さん」
522 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/08(月) 17:29:19.94 ID:dENOxuUo
盗賊「!?」
剣士「…ふふっ、まぁね」
ゴブリン「そっちの人間は誰?」
剣士「ああ。彼らは……」
剣士は召喚士をじっと見つめる。
召喚士「……」
魔道士「……」
剣士「………大切な友人だよ」
ゴブリン「おー、剣士さんのお友達か」
戦士「…こりゃつまり……!!」
剣士「そう。彼らは悪いゴブリンではないんだ…!」
盗賊「…そうか。道理で途中にゴブリンが……」
召喚士「ですね。山の反対側に密集してたんだ…!」
剣士「……流石ですね」
テクテクテク…
523 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/08(月) 17:29:27.17 ID:dENOxuUo
ゴブリン「おや?オークじゃないか」
オーク「オ、オラ…オークです!」
戦士「コイツは魔王軍がイヤで、逃げてきたんだ」
ゴブリン「へぇ!すごいなー!」
オーク「凄くねぇです…」
召喚士「それで…剣士さん…」
剣士「……」
召喚士「本題があるわけですよね…?」
盗賊「……」
剣士「彼らも連れて行ってやれないだろうか?」
魔道士「え…っ!?」
召喚士「ゴブリン達を…ですか…?」
剣士「ああ…」
ゴブリン「剣士さん?」
剣士「……ああ。すまない」
524 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/08(月) 17:29:38.41 ID:dENOxuUo
魔道士「…でも何故?」
剣士「ここのゴブリンにはボスがいたんだが…」
ゴブリン「この前、北でやられちまったんだよ」
戦士「…ほう」
剣士「それで統制も取れず…かと言って人を襲うわけでもなく…」
盗賊「…それで?」
剣士「うん。実は国軍の動きが活発になってきてね…」
召喚士「国軍ですか…?」
剣士「小規模な地区から魔物を殲滅していくつもりらしい…」
召喚士「…なるほど。そうなると当然…」
戦士「ここのゴブリン達も危ないってワケか…」
剣士「先日、流石に痺れを切らして…掛け合ってみたんだが…」
盗賊「…駄目…か」
剣士「…ああ。聞かぬの一点張りだったよ」
召喚士「……」
525 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/08(月) 17:30:52.98 ID:oEWawVoo
戦士一人二役不覚笑
526 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/08(月) 17:35:18.35 ID:w0zBxoDO
>>525
戦士はやる夫疑惑がでて焦ってるんだよ、きっと
527 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/08(月) 17:37:32.74 ID:0eRjrsAO
バスの中なんだぞ…
近くに友人も居るってのに…!
笑わせんなよ!恥ずかしいじゃない///
528 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/08(月) 18:04:54.49 ID:yyXaals0
この前のオマケに出てきたゴブリンかw
529 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/08(月) 18:08:13.57 ID:Xp0V0.Qo
バスの中で友人が近くにいるのに携帯触ってるお前のことを向こうは友人だと思ってないよ
530 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/08(月) 18:22:39.79 ID:hw33MSI0
戦士は遊戯みたいに主人格とやる夫にわかれてるみたいだな
531 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/08(月) 18:31:28.31 ID:HYSopoAO
>>529
そういう状況は稀によくある
今は結構見ることの多い光景だぜ
俺?友達なんていませんが何か?
532 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/02/08(月) 18:31:30.22 ID:dENOxuUo
戦士が変な人と化している…
ごめんよ戦士。自分が不甲斐ないばかりに…
帰ります!また後ほど!ノシ
533 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/08(月) 19:09:59.63 ID:4afVVMDO
>>531
ちゃんと国語勉強しないとだめだぞ
534 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/08(月) 19:18:47.08 ID:TmJT452o
どこもおかしくはない
続き待ってますー
535 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/08(月) 19:19:35.93 ID:oEWawVoo
ネタだよね?ネタで言ってるんだよね?
536 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/08(月) 19:39:22.83 ID:HYSopoAO
わざとだよww
だって最初の一行無くても二行目でほぼ同じ事言ってるわけで
それはともかくもうすぐ100話目だなんて感慨深いな
537 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/08(月) 21:01:12.87 ID:0onkmM6o
ブロント様ネタってネ実以外でも割と浸透してると思ってたんだけど
そうでもないのか
538 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/08(月) 21:06:24.57 ID:f2UUGUSO
>>1
乙乙お(^ω^ )
ところで、ゴブリン達のボスってゴルリン?
539 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/08(月) 21:11:39.69 ID:HPI7SoIo
剣士は弓使いともう子作りしてんのか
家族がふえるよ!やったね幼女ちゃん!
540 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/08(月) 22:30:02.26 ID:VOE38LAo
>>537
もうVIP住人にはネタは通じないよ
そういう知識を持った人が減ったのもあるし、若い子は洞察力がなさ過ぎる
言い回しがオカシイ→なんでだろ?ネタかな?→かま掛けるor調べる
言い回しがオカシイ→わけわからん
541 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/08(月) 22:36:14.40 ID:MpiGRsgo
まぁそう必死にならなくていいっすよ
542 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/08(月) 22:44:12.91 ID:n0Dt1zM0
ネタの解説しちゃう男の人って///
543 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/08(月) 23:02:32.44 ID:d5OtBADO
まあでも稀に良くあるってVIPでも稀に良くみるけどな
544 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/02/08(月) 23:02:45.33 ID:JH1ZNyYo
ただいまーです!ノシ
最近仕事が終わらない…うぅ…
夕方の投下とオマケだけで何とかご勘弁を…!
545 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/08(月) 23:04:11.83 ID:d5OtBADO
おかえんさーい
546 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/08(月) 23:20:24.86 ID:j9AdAgso
おかえりー
>>1
の都合で書いてもらって、いつか完結させてくれるだけで、こっちは満足だww
547 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/08(月) 23:21:02.07 ID:Pt/qaUAO
どうみても剣士さん悪者じゃないっすか
岩乗って(暗黒微笑)って…
そしてブロントネタ一つで殺伐となるお前らに失望した!愛が足りない!
日本にいながら友愛の精神を持ち合わせていないとか…友愛しろ友愛
とりあえず竹島はくれてやれ
548 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/08(月) 23:22:52.52 ID:ZOmaRYgo
うるせえ
549 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/02/08(月) 23:26:25.36 ID:JH1ZNyYo
ほんとすいません。頑張ります!ノシ
〜オマケ〜
弓使い「これからよろしくね!幼女ちゃんっ!」
幼女「よろしくおねがいします!」
村長「お土産もありがとうな…!」
幼女「いいえ!あ…そうだっ」
弓使い「…?」
幼女「これからお世話になりますぅ〜!」
ドンッ!!…バサバサバサッ!!
弓使い「……な、何このお金…!?」
幼女「あの…あたしの…お父の遺産」
村長「…ゴクリ」
弓使い「これは…貰えないわよ…!」
村長「…幼女ちゃん、やはりワシと一緒に暮…」
弓使い「これはね、幼女ちゃんが大きくなった時の為に…取っておきましょう」
幼女「……うん!!」
550 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/08(月) 23:27:42.68 ID:oEWawVoo
>>547
何お前チョンかよ
551 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/08(月) 23:28:50.11 ID:5Ki7G7o0
>>547
この水族館誰が貰うんだ?
http://www.kankou.city.gamagori.aichi.jp/aquarium/
552 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/08(月) 23:35:30.02 ID:HPI7SoIo
547は他人にくれてやるのは自分のおうちだけにしてNE!
あと国に帰れ乞食
幼女ちゃんよかったな
弓使いが親になってくれて
553 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/08(月) 23:39:01.49 ID:Pt/qaUAO
>>1
乙
仕事も頑張ってくださいね
村長ってこんなキャラだったのか…もっと厳格な人だと思ってた
554 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/08(月) 23:56:03.34 ID:fDQWocAO
>>1
乙
555 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/09(火) 00:12:21.97 ID:Rb2hZnQ0
>>1
乙
なぁ幼女ちゃん…やっぱり俺と暮らさないか?
556 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/09(火) 00:12:35.53 ID:XdgwgUDO
じじいw
自重www
とにかく毎日
>>1
乙
557 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/09(火) 00:14:33.79 ID:mWwDRoDO
>>547
竹島はやらん!!
絶対ニダ!!
558 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/09(火) 00:17:48.98 ID:TCnTgsDO
なんか気持ち悪い奴が沸いてるな
559 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/09(火) 00:48:24.80 ID:tfc2x6wo
亠ァ厂| `':,;..:..:.';. ;'..:..:.,:'
‐个 兀 `:;:.::.':., ,':.::.:,:'
`.:`.:''''..:.‐ :.:-:.:...,,,, __ 、‐-、 __ ,.‐z_,-、 '':;;:::':, ,...;'::..:,;' ,,.:':
..:..:...:..:..:...:...:...:.:..:...:...:..:.`_,,ノ └¬、'''.:.:‐:..,,ヾ、__)∠,ィク /,、 ';:''..:.:..:..:.:..:.'':;'':.:.,;.
.:..:...:..:..:...:...:...:.:..:...:...:..:.ヾ、_ <^'".:..:..:.:..: <`ヾ´~_ _~´ 〉'''':.::.;':.::...:.:..:..:..:...:.:.';' ,,
..:..:...:..:..:...:...: ,,;,;,;,,;:..:..:.:.:..: / /\ `ヽ、..:..:.:..:..:_ブ∧ ‐ ‐ /.:.:..:,;,::';..:..:..:.:..:..:..:...:.:.:''´:.:
:..:.:..:..,.:-〜' , 、m_)°.:.:.'ー-'..:..:..:`ー--',,;,;::.:.:ヽ、_i (_,/しヘヘ_) ´ '::;.:.::.:..:..:..:..:.:..,;'` ''
,;,,;,;/ <て_;:、。.:° ‐ '''' " ´ ´ ,;:''.:.:,:'' :;,._.:,;.,、:.'':.,,_
/ r'7ァッーヘ、_) ゚ ,,:''.:.:,:'' , -〜''ヽ‐-‐、.:.:.''
-く レ'/〈 ° 。 ,ヘVフヽ、 ,,:''.:.:.:,:'' (_,ヘ、 ⌒
V巛〈 ヽ , 〜''ヽ / e ヽノ\ヘ. ,,:.''..::.:,:'' 。 と_刀Tゥー
_/ ヾ ヽ、 Y ァ个〜'。゚ ,少ー- 代ヽ、 ヾゝ ,,.: '':.:/ヽ、' 。 ゚ (⌒⌒ー-く ノノ,!j
{. \ Y巛〈 ) lfgレ゙く \''.:.::.:.:.:/ / 入 ゚ 。 `〜<ヾヾ、,`⌒ 〜
_, ヘ、 ヾ{ ヾト、 'ヾゝャgメl` ヾヨ /〃/ _,,> 〉〉ノ `厂丁`
\ \ ヽ、 `ゞへmfi_ ゞdf‐ '' ´ //// ノ
─〜 ⌒ヽ、 \ ヽ、 ´`'‐ニ世三r<k´ _,,ノ,〆 /
__,, へ、 \ ` ー- 、__ _,, --‐‐ ''´ _ - ´ /
 ̄ ̄ \ ` ー- 、 _  ̄ ̄ ̄ _, -〜< -一 ブ
ヽ、、  ̄` ー─----── ´ ̄ _ -一 ´
こうですか?わかりません><
560 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/09(火) 00:56:54.89 ID:..UPOCIo
盗賊のさらしを回転させて空気の換気をします
561 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/09(火) 01:23:42.71 ID:eIaPUgDO
回転することでスレの空気が入れ替わると共に
盗賊のたわわな胸がぶるんぶるんと揺れ動きます
562 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/09(火) 01:30:29.09 ID:AmBGggDO
……おや!?
せんしの ようすが……!
563 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/09(火) 01:46:13.33 ID:MRZ5tp6o
BBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBB
564 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/09(火) 03:05:02.52 ID:/ChkHIAO
おめでとう!魔道士のカップがBカップに進化した
565 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/09(火) 12:25:05.96 ID:kHyqBYAO
でもブラは見栄張ってCを選んじゃうお茶目さんな魔導師ちゃん
566 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/09(火) 14:03:09.43 ID:Rvo.fxM0
カパッ♪
567 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/09(火) 14:09:47.50 ID:qIfDQu.o
ここで
>>1
が登場↓
568 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/09(火) 14:12:47.65 ID:rZVAXcI0
___
/ \
!.__ __ .|
´rう rう |
i´ ・・ |
|‐=三=- |<ねぇ、知ってる?
! ⌒ /
`ー―´
569 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/09(火) 15:47:15.45 ID:Gra/FN.o
剣士「軍は頼れない。そうなると…」
戦士「しっかしこれだけの数…いけるか?」
召喚士「……」
剣士「難しいだろうね…」
魔道士「どうするんですか?」
召喚士「闇に紛れて一気に進むしかないか…」
盗賊「…だが…この先は」
魔道士「え…?」
剣士「……盗賊さんは知ってるみたいだね」
召喚士「…?」
盗賊「…東方の出…だから」
戦士「この先に何かあんのか?」
剣士「…もうじき見えてくるよ」
魔道士「…一体…何が?」
剣士「……国だよ」
570 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/09(火) 15:47:36.56 ID:oX0lDpc0
来いっ!
>>1
!!
571 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/09(火) 15:47:42.64 ID:Gra/FN.o
召喚士「…国!?」
剣士「ああ…」
剣士は頷くと、木々を掻き分け崖縁まで進む。
魔道士「あ…あの…」
ガサッ…
剣士「見えるかい…?」
戦士「なんだ…ありゃあ!?」
剣士「両脇には針のようにそびえる、天険の山…」
盗賊「……」
剣士「その間に高く城壁を構え、その内部に家や宮殿が建つ…」
魔道士「上から見ると…田の字に整備されて…」
剣士「南方へ行くには、嫌でも此処を縦断しなくてはならない」
召喚士「これは…国…なんですか!?」
剣士「正確には首都…というか…」
盗賊「…四角い城壁の中に…街がある」
572 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/09(火) 15:47:57.28 ID:Gra/FN.o
剣士「そう。これはこの南東国独特のものだよ」
魔道士「南東国…」
剣士「上空から見た姿が満開の花に見える事から…」
オーク「……」
剣士「華の国…などとも呼ばれているけどね」
召喚士「これは…無理ですね」
剣士「…うん」
戦士「北関より頑丈だぞ、ありゃ…」
剣士「華の国は独立国家だ。国軍の協力も期待出来ない」
召喚士「……」
魔道士「やはり迂回して…」
戦士「この数じゃ無理だろう…」
盗賊「…すると…手は」
戦士「強行突破か…」
剣士「出来れば避けたいのだけど…」
573 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/09(火) 15:48:07.83 ID:Gra/FN.o
召喚士「ええ」
盗賊「……ならば」
ザッ
魔道士「盗賊さん?」
盗賊「…情報収集あるのみ」
盗賊は立ち上がり、一同の顔を見渡す。
戦士「使えそうなネタを拾い集めてくるかぁ」
召喚士「…剣士さん」
剣士「…?」
召喚士「夜には戻ります。オークを…」
剣士「分かってる。この先の洞窟で待機してるよ」
戦士「さて、行くか…!」
オーク「気…気をつけて!!」
魔道士「ありがとうございますっ!」
四人はそのまま山を下り、南東国へと向かう。
574 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/09(火) 15:48:19.43 ID:Gra/FN.o
〜南東国、正門前〜
テクテクテク…
戦士「正門は普通に通過出来んだな…」
召喚士「行商の兼ね合いで、いちいち検問はしてないみたい」
魔道士「厳しいのは夜だけみたいですね…」
盗賊「…とりあえず…入ろう」
四人は巨大な門をくぐり、街の中へと足を進める。
召喚士「何だか…似てますね」
戦士「ん?あー…言われてみれば…」
魔道士「やっぱり似てますよね!東方に…!」
盗賊「…うん」
召喚士「盗賊さんは来た事あるんですか?」
盗賊「…いや、ない」
戦士「そうなると誰も来た事ないってわけだな…!」
魔道士「不安だけど…楽しみですね!!」
575 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/02/09(火) 15:49:10.57 ID:Gra/FN.o
こんにちは!!
>>570
さんに呼ばれてきました。どうぞよろしくお願いします
576 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/09(火) 15:58:23.15 ID:lNiuGIAO
>>570
惜しかったなww
577 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/09(火) 16:11:34.71 ID:wiLXRZ.o
>>1
と
>>570
の仲のよさに嫉妬
578 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/09(火) 16:17:09.11 ID:EhwVdhM0
ありがとう
>>1
これで大学にも受かる気がするよ
579 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/09(火) 17:58:57.00 ID:Gra/FN.o
〜大通り〜
戦士「あの中央に建ってるのが宮殿か…」
盗賊「…皇帝がいるそうだ」
召喚士「これは強行突破は不可能に近いね…」
魔道士「道は広いですけど…」
召喚士「街の外れに行ってみましょうか」
盗賊「…ああ」
テクテクテクテク…
〜南東国、東側〜
魔道士「ピッタリですね…」
召喚士「ええ。城壁と山の間に隙間もないですね…」
盗賊「…山を壁に…城壁を作っている」
戦士「かといって、こんな天険の山じゃ登れねーぞ?」
魔道士「やっぱりここを抜けるしかないですね…」
召喚士「ええ…」
580 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/09(火) 17:59:08.05 ID:Gra/FN.o
…
テクテクテク…
戦士「……ざっとこんなもんか」
召喚士「日も落ちてきたし、一旦戻ろうか」
魔道士「そうですね…」
召喚士「街の作りも大体把握したし…」
戦士「さっすが!」
召喚士「いや…至ってシンプルな作りだから…」
魔道士「綺麗に区画が区切られてますよねぇ!」
戦士「どこがどの道か分かんなくなっちまうよ…」
盗賊「…さて…行こうか」
召喚士「そうですね。剣士さんも待たせてますし…」
戦士「食材だけ買っておくか?」
魔道士「あ、そうですねっ!」
召喚士「ええ」
581 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/09(火) 17:59:15.83 ID:Gra/FN.o
〜山の道、洞窟〜
ザッザッザ…パキッ
剣士「……」
召喚士「剣士さん…俺達です」
剣士「……おかえり」
剣士は警戒を解き、洞窟の中より姿を現す。
オーク「ご無事で何よりです」
魔道士「あれ…?オークさんと二人ですか?」
剣士「ええ。ゴブリン達は一旦引き上げて貰いました」
盗賊「……」
剣士「それで…いかがでした?」
戦士「うーん…。一言で言うと…難しいな」
召喚士「うん。何かしら手を打たないと、反対側へは抜けられないね」
剣士「やはりそうか…」
魔道士「と、とりあえず…ご飯にしましょうか!」
582 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/09(火) 17:59:26.49 ID:Gra/FN.o
…
戦士「いっただっきまーす!」
召喚士「それで…得た情報は…」
魔道士「まず、夜になると各門が閉まるみたいです」
戦士「んで、門には衛兵がガッチリだ」
召喚士「……うん」
盗賊「…左右の山は…とても登れぬ」
魔道士「あと、同じような街があと2箇所あるみたいですね」
戦士「2箇所?」
召喚士「うん。北と西にあるみたいだよ」
戦士「ふーん…」
召喚士「あとはつい先日、皇帝が崩御したらしいですね」
盗賊「…ああ」
魔道士「でも…息子さん達が仲が悪いって…」
戦士「後継者争いってやつか…」
583 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/09(火) 17:59:37.65 ID:Gra/FN.o
召喚士「三兄弟で各街を拠点にしているらしいです」
剣士「三竦み状態か…」
戦士「争っている形跡はなかったけどなぁ」
盗賊「…表向きはな」
魔道士「……」
召喚士「利用出来る環境ではないか…」
魔道士「そうですねぇ」
オーク「……うぅ」
剣士「考えうる手は…」
戦士「穴を掘って地中を進む」
魔道士「何年かかるんですかー!もうっ!」
剣士は食事の手を止め、召喚士を見る。
剣士「堂々と行こうか」
召喚士「それしか…ないですかね」
魔道士「…?」
584 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/02/09(火) 18:02:23.29 ID:Gra/FN.o
>>578
な、何かしましたっけ?
585 :
570
[sage]:2010/02/09(火) 18:09:00.22 ID:mhx7jYg0
>>584
実は570なんだ
iPhoneだからIDがころころ変わってしまって
586 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/09(火) 18:18:01.05 ID:Gra/FN.o
剣士「変装して昼間に堂々と素通りしよう」
戦士「しかし…あんだけ数がいるんじゃ…」
魔道士「行商っていう事にも出来ないですよー?」
盗賊「…そうか」
召喚士「何も一度に行く必要はないですから」
魔道士「あ…っ!何回も往復して……」
戦士「そういう事か…!」
召喚士「まぁ…バレないとは言い難いけど…」
剣士「現状では最も適した方法かな」
盗賊「…ああ」
魔道士「うまく…いきますかね?」
召喚士「やるしか…ないですね…!」
戦士「いつから動く?」
剣士「国軍の動きもある。出来れば早い方が…」
召喚士「明日から…早速動きましょう…」
587 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/09(火) 18:27:53.06 ID:T2G8QGwo
おー、
>>1
が来てたか
今日も楽しみだ
588 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/02/09(火) 18:28:07.20 ID:Gra/FN.o
今日は早く抜けられそうなので帰ります!ノシ
また後ほど!それでは!!
589 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/09(火) 18:53:02.02 ID:kHyqBYAO
魔物なんて
みんな退治しちゃえば
いいんだよ
魔物だもん
みつをザウルス
590 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/09(火) 19:55:48.00 ID:a4AuVkY0
>>1
乙
二つばかし聞きたいんだが
ゴブりんの数はどのくらいなんだ?
4種の召喚獣の残りストックは幾つほど?
支障がないなら教えてくれんか?
591 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/09(火) 19:57:55.00 ID:CijLBy6o
やべえサツだ
こいつはじゃまだからころしとこう
みつを
592 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/09(火) 21:04:57.51 ID:gRxcfAUo
残りストックってなんだよ
国語の引っ掛け問題じゃねぇんだから
伝わるように書かないと支障がなくても教えてもらえないぞ
593 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/09(火) 21:29:11.95 ID:y4gQNwDO
>>1
お疲れ様です!
ここを見ることで明日も頑張って働こうって気持ちにさせてくれる
感謝、感謝!
594 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/09(火) 21:31:11.35 ID:a4AuVkY0
>>1
が考えている召喚獣は残りどのくらいの数居るんだ?ということを言いたかった
伝わりにくくてすまん
595 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/09(火) 21:37:54.37 ID:gRxcfAUo
いや、まあ分かってたけど
そういうのを訊かれて話に出て無い情報をポロリされたら萎えるんだけど
596 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/09(火) 21:43:13.48 ID:..UPOCIo
今で20パーセントぐらいだから
この先召喚獣はそりゃもうわんさか出るといいなあと思います
597 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/09(火) 22:22:26.65 ID:lV94V.Mo
>>571
魔道士は漢字わかるの?
598 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/09(火) 23:04:05.69 ID:AmBGggDO
>>597
全言語読み書きできるんじゃね?RPG的に考えて
599 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/09(火) 23:09:03.61 ID:m.4wIqwo
ttp://gxdhefsf.biroudo.jp/doujin.html
ここ色々と学べるからおすすめ
600 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/09(火) 23:20:28.99 ID:lZVmeIAO
スフィンクス「任せて!
みんな僕の背中に乗ってひとっとびだぁ〜!」
601 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/09(火) 23:37:58.07 ID:spIaQ3co
>>599
ブラクラ注意・・・
久々だったから吃驚した
602 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/10(水) 00:03:47.00 ID:../JkUAO
この風、この肌触りこそブラクラよ
603 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/10(水) 08:04:52.13 ID:rhi5dsSO
>>602
ランバ乙
ハモン頂き
604 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/10(水) 08:33:08.98 ID:eJRZ8wAO
追いついた!凄く面白いね
あとオークの声がイシシなのは俺だけでいい
605 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/10(水) 11:54:54.22 ID:/zAlHEDO
ふむ
606 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/02/10(水) 11:59:16.43 ID:B2WvCEYo
おはようございます!
せっかく早く帰ったのに落ちるとは情けない…orz
昨日分を今のうちに!!
607 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/10(水) 11:59:34.67 ID:B2WvCEYo
〜次の日〜
ジャリッ…
戦士「小道具はこんなモンでいいか…」
盗賊「…馬車…借りてきた」
魔道士「洋服はバッチリですねーっ!」
召喚士「師匠の所から持ってきておいて良かったですね」
戦士「使える物は何でも使わないとな!」
剣士「そうだね」
召喚士「オークは一番最後。いいかい?」
オーク「オラ、お任せします」
召喚士「……では、行きますか」
剣士「ああ…」
召喚士「ゴブリンの総勢は30名程…」
戦士「一回2匹で15往復か…」
盗賊「……」
608 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/10(水) 11:59:45.88 ID:B2WvCEYo
剣士「東門を抜けたら、目立たない街の外れを迂回して…」
召喚士「西門から一気に街の外へ…!」
盗賊「…そこから南へ…だな」
魔道士「…頑張りましょう!」
剣士「通過したゴブリン達は街の外で待機を」
ゴブリン「へい」
召喚士「もし失敗したら…だけど…」
戦士「力ずくで突破するか…」
剣士「いや、一旦退いてほとぼりを冷まそう」
召喚士「そうですね」
戦士「突破した奴らは?」
剣士「失敗した時点ですぐに南方へ出発させよう」
魔道士「分かりました…!」
戦士「なんかややこしいが、とにかくバレなきゃいいんだな?」
召喚士「……撹乱もしておくかな」
609 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/10(水) 11:59:55.90 ID:B2WvCEYo
…
盗賊「…では…行こうか」
戦士「一番手頼んだぜ!」
魔道士「ドレス…よくに会ってますよ!エヘヘ!」
盗賊「う、うるさいっ!」
戦士「従者もしっかりな!」
召喚士「はぁ…」
召喚士は盗賊を乗せた馬車の手綱を引き、ゆっくりと進む。
ゴブリン「……大丈夫かなぁ」
召喚士「緊張せず普通にしていればいいから」
ゴブリン「へい」
ガラガラガラッ…パッカパッカ…
召喚士「……こんにちはー」
衛兵「……」
パッカパッカパッカ…
610 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/10(水) 12:00:06.21 ID:B2WvCEYo
…
召喚士「…普通に通過できたな」
ゴブリン「バレてねーな。やったやった!」
ゴソッ
盗賊「…拍子抜けだな」
召喚士「ええ。あっさりすぎるというか…」
盗賊「…まぁ…楽に越した事はないか」
召喚士「そうですね」
〜西門〜
パッカパッカパッカ…
召喚士「この先の平野で道が三方向に分かれています」
盗賊「…北と西が各街…だったな」
召喚士「はい。なので南へ進み、海沿いを南方へ抜けます」
盗賊「…承知した。手筈を整えておく」
召喚士「お願いします。俺はまた戻ります!」
611 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/10(水) 12:00:16.87 ID:B2WvCEYo
…
タッタッタ…
召喚士「お待たせ!」
魔道士「大丈夫でしたか!?」
召喚士「ええ。案外あっさりと抜けられました」
剣士「…そうか」
召喚士「馬車はそんなに使わなくて良いかも…」
戦士「次は俺達か…」
剣士「じゃあ、二人は撹乱を…」
召喚士「はい」
魔道士「行きましょうか」
戦士「設定は…?」
剣士「ゴロツキ四人ってカンジかな…?ははっ」
戦士「だとさ!行くか〜!」
ゴブリン「へいへい!」
612 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/10(水) 12:00:27.49 ID:B2WvCEYo
…
ザッザッザ…
衛兵「……」
戦士「……クッチャクッチャ」
ゴブリン「…クッチャクッチャ」
衛兵「……」
テクテクテク…
魔道士「貴方っていっつもそう!!」
召喚士「…!?」
魔道士「そうやって…他の女に…!!」
ヒュッ…バチーンッ!!
召喚士「いって……!!」
魔道士「もう知らないっ!!」
タッタッタ…
衛兵「…痴話喧嘩は…余所でしてくれないか?」
613 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/10(水) 12:00:30.93 ID:H.tX9Oco
待ってたぜ
これで昼休みの楽しみができた
614 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/10(水) 12:00:36.13 ID:B2WvCEYo
召喚士「あ…す、すみません」
タッタッタ…
衛兵「全く…」
戦士「アイツら…迫真の演技だな!」
剣士「何もあそこまでしなくても…」
四人はそのまま西門を通過する。
盗賊「…こっちだ」
分かれ道手前のキャンプ場で盗賊が声をかける。
戦士「おー、首尾はどうだ?」
盗賊「…問題ない。…人通りも少ないし」
剣士「じゃあ次は僕がここを見張ってよう」
戦士「うっす。んじゃ戻るか」
盗賊「…うん」
ゴブリン「ありがとうな」
戦士「おう、お仲間も全員連れてきてやるよ!」
615 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/10(水) 12:00:46.15 ID:B2WvCEYo
…
テクテクテク…
戦士「ただいまー」
召喚士「あ、おかえり…!」
戦士「迫真の演技でしたなぁ?」
召喚士「…ま、まぁ」
魔道士「本当にごめんなさいっ!」
魔道士は涙目で召喚士へ頭を下げる。
召喚士「いやいや…打ち合わせ通り、バッチリでしたから」
魔道士「でも…」
戦士「お前にも見せてやりたかったなぁ。ははは!」
盗賊「…?」
召喚士「とにかくどんどん進めましょう…!」
魔道士「そ、そうですね!」
戦士「おしっ!さっさと行くぞー!」
616 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/10(水) 12:01:18.36 ID:B2WvCEYo
…
魔道士「ねーあなた〜。此処が南東国ぅ〜?」
ゴブリン「あ、ああ!そうだよー!」
衛兵「……」
…
戦士「ワタシ旅の行商ネ!ヨロシクアル!!」
ゴブリン「アルアル!!」
衛兵「……」
…
召喚士(なぜ女装する必要があるのだろうか…?)
魔道士「お姉様、お兄様、行きますわよ?」
ゴブリン「う、うむ!」
召喚士「そ、そうね!ほほほ!」
衛兵「……」
…
617 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/10(水) 12:02:24.27 ID:B2WvCEYo
〜宮殿、最上階〜
煌びやかな衣服を纏った美しい女性が外を眺める。
その後方には二人の巨漢が腕を組み、その姿を見つめる。
夫人「……何やら面白そうな集団がいるわね」
金角「魔物の臭いがプンプンと漂いますな…」
銀角「目的は何であろうか…」
夫人「……うふふ」
夫人はゆっくりと手にする扇子を仰ぐ。
金角「もしや次男、三男の差し金か…?」
銀角「奴等に魔物と結託する力はないよ」
金角「ふぅむ…。では何故?奇怪な話よ」
銀角「…如何なさいまするか?」
夫人「…そうね。少し悪戯してあげようかしら…うふふっ」
金角「では…早速手筈を整えまする」
夫人「…ふふっ……うふふ」
618 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/10(水) 12:31:44.84 ID:../JkUAO
返事したら吸い込まれるやつか!そうなんだろ!?
ハイ!
619 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/10(水) 12:51:30.38 ID:S4GrncAO
全角かと
620 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/10(水) 12:54:51.07 ID:yxZMaIQo
魔王出る?魔王? 牛の奴
621 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/10(水) 16:05:08.63 ID:nt5MFASO
以下、金閣銀閣の説明
↓
622 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/10(水) 16:13:13.50 ID:fSvmiAw0
金閣>金ぴか 趣味悪い 駐車場完備
銀閣>質素 庭園から見る夕日はうつくしい 坂上るのが大変
623 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/02/10(水) 16:20:41.53 ID:B2WvCEYo
どっちも好きですけど竜安寺と平等院が好きです↓続き
624 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/10(水) 16:21:03.09 ID:B2WvCEYo
…
召喚士「よし…あとは最後の二人とオークで終わりだ」
魔道士「もう日が暮れちゃいますよ?」
戦士「閉まると厄介だ…。一気に行くぞ」
オーク「はいですー」
剣士「さぁ、馬車に乗ってくれ」
…
パッカパッカパッカ…
衛兵「おい、閉門するぞ。急げ」
剣士「はい。すいません」
衛兵「…おい、何の馬車だ?」
召喚士「病人を運んでおります…」
衛兵「……病人?」
テクテクテク…
衛兵は回りこみ、馬車内を覗き込む。
625 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/10(水) 16:21:18.40 ID:B2WvCEYo
衛兵「……」
オーク「……うぅ」
ゴブリン「……っ」
衛兵「この寝てるのみんなそうか?」
戦士「ええ。南東には良い医者がいると聞いたもんで…」
衛兵「…急げよ!」
召喚士「はい、すいません」
パッカパッカパッカ…
召喚士「もう…起きていいですよ」
ムクッ…
オーク「ふー…」
魔道士「通過出来ましたね」
剣士「さぁ、一気に街を抜けましょう」
召喚士「ええ!」
全員が馬車の中に飛び乗り、西門へ向け走り出した。
626 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/10(水) 16:21:26.33 ID:B2WvCEYo
ガラガラッ…ガガッ…
剣士「もう間もなく西門だ!!」
召喚士「間に合いましたね…!」
魔道士「良かったぁ…!!」
……ォォォオオ
戦士「…ん?」
戦士は馬車の幌をめくり、後方を見る。
召喚士「どうした…?」
戦士「…馬だ」
剣士「…ま、まさか…っ」
戦士「最後の最後で…気付かれちまったか!」
魔道士「!?」
召喚士「っ!…仕方ない。このまま……」
剣士「いや、向こうは単騎だ。追いつかれるのも時間の問題…」
戦士「…ちっ、仕方ねぇな…!!」
627 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/10(水) 16:21:33.65 ID:B2WvCEYo
バッ!!…ストッ
召喚士「戦士…っ!?」
オーク「なんで飛び降り……」
戦士「先に行っててくれ!なんとか足止めする!!」
戦士は馬車を飛び降り、身体の前で槍を構える。
剣士「無茶だっ!!」
戦士「いいから早く行けぇ!!」
魔道士「戦士さんっ!!」
パカラッパカラッ…ドドッ…
戦士「……!!」
戦士の前に一頭の馬が近づく。赤毛の馬は巨体を揺らし、
その背には戟を手にした一人の大男が戦士を睨んでいる。
戦士(なんだ…こいつは…!?)
ドシャアッ!!…ザッ…ドズンッ
戦士(なんつう威圧!!手が震えて……)
628 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/10(水) 16:21:42.47 ID:B2WvCEYo
〜西門〜
衛兵「…外出かぁ!?もう閉まるぞ!」
剣士「すいません!!」
馬車は慌て急ぎ、西門を通過し街の外へと出る。
オーク「間に合った…!」
召喚士「戦士……」
魔道士「戦士さん…大丈夫ですかね?」
剣士「……」
召喚士「俺達も後で向かいましょう…!」
魔道士「ええ!」
〜分かれ道〜
パカラパカラッ…
盗賊「……」
召喚士「お待たせしました!」
剣士「よし…急ぎ南方へ向かおう!」
629 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/10(水) 16:21:52.98 ID:B2WvCEYo
ゴブリン「やった!全員一緒!!」
盗賊「…戦士は?」
召喚士「……」
魔道士「実は……」
…
盗賊「…そんな…っ!!」
召喚士「魔道士さん、盗賊さん!」
魔道士「はいっ」
召喚士「オークとゴブリンを宜しくお願いします…!」
盗賊「…私も」
召喚士「盗賊さんがいないと…魔物を見つけるのは難しい…」
盗賊「……だがな」
召喚士は紙を盗賊へ手渡す。
召喚士「ハヌマーンさんから預かった地図です」
魔道士「……」
630 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/10(水) 16:22:00.88 ID:B2WvCEYo
召喚士「この付近に潜伏している筈です」
盗賊「……っ」
召喚士「大丈夫。安心して下さい…!」
剣士「ああ」
召喚士「戦士は必ず俺達が連れて帰りますから!」
盗賊「……分かった」
魔道士「お任せ…しますっ!」
召喚士「ええ。お二人も!」
魔道士「はいっ!!」
召喚士「剣士さん、俺達は…」
剣士「戦士君を救出しよう」
召喚士「はい!」
盗賊「……」
魔道士「盗賊さん。行きましょう…!」
盗賊「…うん」
631 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/10(水) 16:22:25.75 ID:B2WvCEYo
〜南東国、街中〜
ザッザッザッザッザ
戦士「……っ!!」
戦士は槍を突き出し、深く構える。
男「……無理をするな。勝てると思っているのか?」
戦士「……やってみにゃ分からん!」
男「その震えた手でか…?」
ザッザッザ…
戦士「く…っ!」
男は大きく戟を突き出し、更に間合いを詰める。
パカラッ…パカラッ…パカッ…
衛兵「騎都尉殿っ!!」
戦士「……?」
騎都尉「…何だ、騒々しい」
騎都尉と呼ばれた大男は、戟を引っ込めて気だるく返答する。
632 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]:2010/02/10(水) 16:42:04.44 ID:2Y4A8YDO
今回も中々面白そうなエピソード導入部でwktkがとまらない!
633 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/10(水) 16:49:35.49 ID:1S.IzUDO
赤毛の馬+戟=うわぁぁぁぁぁ!呂布だぁ〜!逃げろぉ〜!
ですね。わかります
634 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/10(水) 17:06:25.66 ID:tB62V.AO
やっぱり上位のワーカー以外にも
強い奴はいるんだな
635 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/10(水) 17:06:40.82 ID:QKZZIYDO
やる夫が震えるとは…
636 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/10(水) 17:25:41.19 ID:Hj7F8s2o
騎都尉を「キツイ」を読んでしまった俺は首を吊るべきか……?
何て読めば良いのかこの阿呆に教えてください。
637 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/10(水) 17:41:04.91 ID:RQUlaXQ0
>>636
騎都尉(きとい)って読むらしい。
638 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/10(水) 17:59:22.10 ID:fSvmiAw0
>>636
soso様が最初に名を上げる前に就いていた役職なんだぜ。
639 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/02/10(水) 18:02:44.40 ID:B2WvCEYo
騎都尉(きとい)っていうのは今で言う警察署長みたいな役職です
洋風に言うと近衛騎兵隊長…ってとこでしょうか
将軍とかだとカブるので騎都尉にしました
分かりにくくてすいません!先に解説すれば良かったですね…
640 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/10(水) 18:22:59.44 ID:../JkUAO
亀頭イイ!
亀頭イイのぉぉぉぉぉお!!!!!
641 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/10(水) 18:38:37.22 ID:B2WvCEYo
衛兵「一人先に行かれては困ります…!」
騎都尉は黙って衛兵を睨みつける。
衛兵「…っ!!」
騎都尉「…ああ、それは悪かったな」
ザッザッザ…
騎都尉「そいつを宮廷へ連行しろ」
戦士「…ちっ!」
衛兵「騎都尉殿は…?」
騎都尉「俺は…そいつの仲間を追う」
戦士「!?」
騎都尉は赤毛の馬を撫で、馬上に跨る。
戦士「……ま、待て」
騎都尉「…ん?」
戦士「………」
騎都尉「…ふっ。さっきも言ったはずだが?」
642 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/10(水) 18:38:47.03 ID:B2WvCEYo
戦士「……仲間の命がかかってる」
騎都尉「……」
戦士「そうとあっちゃ…おめおめ逃げるわけにもいかねーだろ!」
戦士は十字槍を騎都尉に向け構える。
騎都尉「…殺しはせんよ」
戦士「人間は…だろ?」
騎都尉「………」
戦士「俺の仲間には人間以外のもいてね…!」
ジャッ…
騎都尉「ふー…。やりあうまでもないか…」
戦士「…?」
騎都尉は馬上で戟を構え、一呼吸つく。
…ドンッ!!…ゴゴゴゴゴゴ…
戦士「!?」
騎都尉「………どうだ?感じるか…?」
643 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/10(水) 18:40:08.78 ID:MBnbD6SO
>>1
、毎日お疲れ様ッス!
騎都尉…きっと良い奴に違いない!
…ジャーンジャーン
ごめん。ちょっと屠られてくるわノシ
644 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/10(水) 18:40:51.75 ID:B2WvCEYo
戦士(これだ…っ!この威圧感…!!)
騎都尉「刃を交える前から感じ取れる…」
戦士(むしろ……恐怖…っ!!)
騎都尉「仮に…仮にだ。貴様が俺より槍捌きが上手としよう…」
戦士「…っく…!!」
戦士は額に流れる汗を、必死の思いで拭う。
騎都尉「だとしても、俺は貴様に勝つ自信がある」
パッカ…パッカ…
騎都尉「どうだ?動けまい…。戦う前より勝負はついているのだ」
戦士「……くそ…ぉ!!」
騎都尉「…抵抗するその気力だけで賞賛に値するよ」
戦士「……なに…を…!」
騎都尉「後は任せたぞ」
衛兵「ははぁ!!」
そう言うと、騎都尉は西門へ向けて馬を走らせた。
645 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/02/10(水) 18:42:44.89 ID:B2WvCEYo
よし帰ります!ノシ
明日は休みだし頑張るぞー。それでは後ほど!!
646 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/10(水) 18:56:27.26 ID:gW5CygYo
>>637-639
親切にありがとう。勉強になりました。
647 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/10(水) 19:18:24.15 ID:/zAlHEDO
なんか騎都尉でオサレ師匠の某ヨン様似のオールバックを思い出した。
強さ的な意味で。
648 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/10(水) 19:40:28.58 ID:3Qx3BYSO
まさかこのスレでも覇気が出るとは…
オワタ
649 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/10(水) 19:41:34.87 ID:6s0si2E0
騎都尉って、なんか今までと違うタイプのおっさんな気がする
650 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/10(水) 19:46:34.92 ID:oNG7nUY0
今日からしばらく入院生活…
このスレだけが楽しみだ。
チラ裏失礼
651 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/10(水) 20:14:14.33 ID:BOJbxXU0
>>650
おまいさんにベホマとメドローアしておくよ
652 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/10(水) 21:38:58.69 ID:PcmUrYDO
>>1
簡単なのでいいから地図描いてくれないか?
地名が増えて位置関係がイメージしにくくなってきた
653 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/10(水) 22:46:40.36 ID:SvlsbLg0
地図かいてたら魔導師ちゃんの活躍シーン見れるのが遅くなるだろが!!!!!!!!
それがわかったら最初から読み直して感動して想像して寝ろ
654 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/10(水) 22:56:33.71 ID:L9z5dkAO
やっと中国っぽい国きたな
655 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/02/10(水) 23:54:19.48 ID:OaHSJzwo
ただいま&こんばんは!ノシ
>>652
実はアバウトで全然です…すいません
どなたかイメージ出来ている方はおられますか?なんて…はは
↓続き
656 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/10(水) 23:54:33.11 ID:OaHSJzwo
戦士「おいっ!!待て…っ!!」
ガシャッ…
戦士「!?」
衛兵「…さぁ来い。抵抗はするなよ?」
戦士「……ちっ」
衛兵は数人がかりで戦士を取り囲み、手を縄で縛り付ける。
衛兵「よし、歩けっ…!」
戦士「………」
ザッザッザ…
〜西門〜
召喚士「……さて」
剣士「どうやって中に入ろうか…」
召喚士「…夜は許可証…手形がないと入れないようですね」
剣士「うん。しかしなんとかして…」
召喚士「・・・ん!?」
657 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/10(水) 23:54:44.59 ID:OaHSJzwo
二人の前にそびえる西門が突如として開き始める。
ガゴン!!…ゴゴゴゴゴゴゴ…
剣士「な…なんだ…!?」
召喚士「門がっ!?」
ゴゴゴゴ…ゴゴオオォォンッ!!
召喚士「……誰か…来る?」
剣士「…!!さっきの馬だ!!」
パッカパッカパッカ…
騎都尉「………」
剣士(何だ…この男…!!)
召喚士(とてつもなく強い…!!)
パッカパッカパッカ…
騎都尉は目もくれず、召喚士と剣士の横を素通りする。
召喚士「……」
剣士「……い、行こうか」
658 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/10(水) 23:54:55.10 ID:OaHSJzwo
テクテク…
騎都尉「……おい」
召喚士「は、はい…」
騎都尉「……動くなよ」
剣士「……」
騎都尉「そのままこちらを振り向け」
召喚士「……」
騎都尉「抵抗すれば殺す」
召喚士「……くっ!」
剣士「ここは…従おう」
二人はその場で振り向き、騎都尉を見る。
パッカパッカパッカ…
騎都尉「…ふむ。お前らか」
召喚士「……?」
騎都尉「身体中から魔物の臭いが漂うぞ?」
659 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/10(水) 23:55:19.72 ID:OaHSJzwo
剣士「…!!」
召喚士「…そうか…!近くにいたから…っ」
騎都尉「貴様らが魔物なのか…」
カチャッ…ヒュバッ!!
騎都尉「魔物とつるむ一味なのか…!」
騎都尉は馬上で鋭い戟を召喚士に付き付ける。
召喚士「……!!」
騎都尉「お前の仲間は大人しく投降した」
召喚士「…!?」
剣士「馬鹿なっ!そんなはずが…」
騎都尉「では彼はどこへ行ったと言うのだ?」
剣士「ま…まさか殺して……」
騎都尉「殺すにも値せんわ」
召喚士「……」
騎都尉「さて貴様らはどうする?投降するか、それとも……」
660 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/02/10(水) 23:56:11.38 ID:OaHSJzwo
>>650
盗賊「だ、大事になっ!早く…帰って来いよ!待ってる!」
661 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/11(木) 00:13:51.47 ID:TFW3T2AO
俺も盗賊ちゃんに心配されたい
そのたわわに実った自重知らずのオッパオで俺をオッパオー!!!!!!
662 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/11(木) 01:45:04.27 ID:jBg.15w0
>>661
さぁ…ちょっと事故ってこようか?
それもかなり大規模な事故な
663 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/11(木) 01:47:39.28 ID:QI1asxQo
強く頭を打ち付けるとなおいいかもしれないな
664 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/11(木) 02:01:25.45 ID:lKUFn2DO
>>661
少し頭冷やそうか……
665 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/11(木) 02:05:41.54 ID:zWEON6DO
>>661
(´・ω・`)
( ´・ω・)
( ´・ω)
( ´・)
( ´)
( )
(` )
(・` )
(ω・` )
(・ω・` )
(´・ω・`)
( ´・ω・)
( ´・ω)
( ´・)
( ´)
( )
(・` )
(ω・` )
(・ω・` )
(´・ω・`)[
ピーーー
]
( ´・ω・)
( ´・ω)
( ´・)
( ´)
( )
(・` )
(ω・` )
(・ω・` )
(´・ω・`)
666 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/11(木) 02:08:39.25 ID:OnoyY0wo
>>661
はいい奴でした…彼の事は忘れません
667 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/02/11(木) 02:13:36.05 ID:zWEON6DO
此処でも「死ね」は伏せ字にされるみたいだね
668 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/11(木) 02:47:30.07 ID:wfISaW.o
召喚士「……」
騎都尉「…」
チャキッ…
召喚士「……分かった。従…」
…パカラッパカラッ
剣士「…?」
騎都尉「……ちっ」
騎都尉は戟を突き付けたまま後方を振り返る。
召喚士「……」
ジリッ…
騎都尉「…動くな」
召喚士「!!」
騎都尉「そのまま…後ろへ下がれ」
そう言うと騎都尉は馬を反転させ、駆けだす。
その先からは白馬がこちらへと近づいて来る。
669 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/11(木) 02:47:47.97 ID:wfISaW.o
パカラパカラッ…
剣士「……味方…いや、敵か?」
召喚士「……」
ドドンッドドッドドッ…
騎都尉は手綱を引き、白馬めがけて突撃する。
騎都尉「……はぁっ!!」
シュバッ!!…ギイイィィンッ!!
騎都尉の戟は白馬に跨る男の槍により、弾き返される。
剣士「…!?」
召喚士「やはり…敵…!?」
騎都尉「…また貴様か白馬騎士!!」
白馬騎士と呼ばれた男はゆっくりと槍を引き、返答する。
白馬騎士「旅の方、大丈夫ですか?」
召喚士「…!!」
騎都尉「……ふっ、無視ときたか」
670 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/11(木) 02:47:59.71 ID:wfISaW.o
パッカパッカパッカ…
白馬騎士「無視?勘違いするな……」
騎都尉「……」
白馬騎士「ハナっから相手にしておらぬだけだ」
ヒュバッ!!…ガイィィンッ!!
突如騎都尉の戟が白馬騎士めがけ振り下ろされる。
白馬騎士は待ち受けていたかのように、容易にそれを受ける。
騎都尉「……殺す!」
白馬騎士「旅の方、さぁこちらへ」
騎都尉「待て。そいつらはこちらの管轄だ!」
白馬騎士「そうなのですか…?」
召喚士「えっ!?あ…その…」
白馬騎士「どうやら違うようですが…?」
騎都尉「…貴様…っ!いい加減に…!!」
白馬騎士「一騎討ち…といきますか…?」
671 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/11(木) 04:27:02.39 ID:fO3dw2AO
色的に呂布(赤兎馬)vs公孫サン(白馬)
なのに公孫サンのほうが強そう!不思議!
672 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/11(木) 04:46:51.74 ID:NWz5IUQo
無双のイメージが濃いせいか白馬っていうと白馬長史より趙雲が思い浮かんだ
673 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/11(木) 05:47:25.21 ID:fO3dw2AO
横山さんのせいで趙雲のイメージはドカベンです
674 :
650
[sage]:2010/02/11(木) 09:18:01.68 ID:DpV5F2Q0
>>660
危うく昇天しかけた…
>>651
もありがとさん
675 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/11(木) 11:00:47.12 ID:Y2CkC6AO
呂布いるとか
まさかの南東国最強説
676 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/11(木) 11:01:02.77 ID:TFW3T2AO
なぜか白騎士物語がキトイより悪者に思えてしまう
わたしは…なにかされたようだ…
677 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/11(木) 11:52:23.60 ID:0aO5u8Uo
私のために争うのはやめて!
678 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/11(木) 14:14:27.14 ID:dZiXi2SO
コカトリスよりはやーい!!
679 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/11(木) 14:59:42.50 ID:lKUFn2DO
大人になるって悲しいことなの
680 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/11(木) 15:02:20.19 ID:FPtycXUo
トラウマが…
681 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/11(木) 15:30:21.98 ID:qN835Zwo
おいやめろ
682 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/11(木) 17:06:35.26 ID:TFW3T2AO
早く大人になりたいな♪
早く大人になりたいの♪
683 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/11(木) 21:11:17.62 ID:wfISaW.o
騎都尉「ふ…ははっ…ははは!!」
ドンッ!!
騎都尉「一騎討ちだ…?この俺と…?」
騎都尉は馬を一旦白馬騎士の前へと進める。
召喚士「…な、なんて威圧だ…!」
ザシャッ…
白馬騎士「自信がないのなら…退いて構わんぞ?」
白馬騎士も同様に手綱を引き、馬を前進させる。
剣士「いや…こっちも……」
ビキビキッ
騎都尉「……殺す!」
白馬騎士「やってみろ…!」
騎都尉「はぁっ!!」
ドドッ!!
騎都尉は馬を全力で走らせ、戟を構える。
684 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/11(木) 21:11:31.42 ID:wfISaW.o
騎都尉「っりゃああぁぁ!!」
構えた戟をそのまま正面へ一突き放つ。
白馬騎士はその戟を右へかわし、己自身も槍を鋭く突く。
騎都尉はすばやく戟を引き、その槍を弾き払う。
ガインッ!!…キィンッ…キキイィンッ!!
剣士「ご…互角…っ!!」
召喚士「凄い…!」
騎都尉「はあぁっ!!」
白馬騎士「りゃあっ!!」
ガキイィィンッ!!…ビリビリビリッ!!
召喚士「……くぅ…っ!!」
剣士「もう少し下がった方が良さそうだな…」
召喚士「凄い威圧ですね…!」
剣士「ああ、互いに何合も打ち合い続けけているのに…」
召喚士「全く隙をみせないなんて……」
685 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/11(木) 21:11:40.08 ID:wfISaW.o
チュインッ!!…キィン…キキィンッ!!
騎都尉「ははははっ!どうしたどうしたぁ?」
白馬騎士「………はぁ!!」
ブオッ!!
騎都尉「槍捌きが荒くなり始めているぞ…?」
白馬騎士「……っ!!」
ブオッ…フォンッ!!
騎都尉「疲れが見え始めたか…!」
白馬騎士「‥何を……っ!!」
騎都尉「まだまだその程度…所詮俺には……」
ヒュッ…トスッ……トスッ…
騎都尉「……?」
騎都尉が上空を見上げると、脇の高台より数本の矢が飛んでくる。
騎都尉「………ちぃ」
召喚士「何だ…!?」
686 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/11(木) 21:11:48.20 ID:wfISaW.o
剣士「援軍か?」
騎都尉「勝ち目がないと踏んで援護射撃か…」
白馬騎士「……」
騎都尉「主も配下も臆病なものよ…はははっ!」
白馬騎士「待て……」
騎都尉「……」
白馬騎士「我が主への冒涜は許さんぞ…?」
騎都尉「…冒涜?事実を言ったまでだ!」
白馬騎士「貴様……!!」
ヒュン…ヒュンッ…トストスッ…
白馬騎士「一つ申しておく。この矢はわが軍の指示ではない」
騎都尉「なに…!?」
その瞬間、白馬騎士は左手を騎都尉へとかざす。
騎都尉「!?」
ドドンッ!!…キキイイィィンッ!!
687 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/11(木) 21:11:57.29 ID:wfISaW.o
白馬騎士の左手から氷の矢が騎都尉へと放たれる。
騎都尉「……こ…の!!」
ドドン!!…ゴアオオォォ!!
騎都尉は迫りくる氷の矢に向けて、左手より炎を発する。
ドズンッ!!……ジュウゥゥッ!!
炎と氷がぶつかり合い、大量の水蒸気を発する。
パカラッパカラッパカラッ…
騎都尉「!?」
騎都尉は霧に包まれた周辺を見渡し馬の駆けると音が響き渡る方向を見つめる。
パカラッ…カッ………
騎都尉「ちぃ…っ!!」
ブオンッ!!…ドズンッ!!
騎都尉は舌打ちしつつ、戟を頭上で何度か振り回す。
その勢いにより、徐々に水蒸気の霧が、あたりより形を消す。
騎都尉「………」
688 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/11(木) 21:12:05.81 ID:wfISaW.o
騎都尉の前方には、弓を構えた騎馬隊が一列に弓を引き、構えている。
騎都尉「……」
〜分かれ道〜
パカラッパカラッ…
召喚士「あ、ありがとうございました」
白馬騎士「すまないね。大きな馬と言えど、三人は少し狭いな…」
剣士「……」
召喚士「あの…弓隊は放っておいて良かったんですか?」
白馬騎士「ああ。あれはいいタイミングで助かったよ」
剣士「……?」
白馬騎士「我が主の軍隊ではないし…後は好きにやりあうだろうよ」
召喚士「えと…つまり…?」
剣士「……第三者…?」
白馬騎士「……そういう事だ!」
白馬騎士は微笑むと、そのまま馬を飛ばし西へと向かった。
689 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/11(木) 21:12:15.19 ID:wfISaW.o
〜西門前〜
パッカパッカパッカ…
騎都尉「面倒な連中だ…」
騎都尉は戟を水平に構え、眼前の弓隊を睨む。
騎都尉「まとめて片付けてやる…!」
パッカパッカパッカ……
騎都尉「…?」
騎都尉は後方の西門より迫る馬に目をやる。
金角「騎都尉、構わん。一旦下がるぞ」
騎都尉「……宜しいので?」
金角「こ奴らと戦う事が本題ではあるまいて」
騎都尉「……はぁ」
金角「とりあえずは捕えた男より話を聞き出そうではないか…」
騎都尉「逃げた二人は…?」
金角「後日西の連中に書簡を送るとしようか…」
690 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/11(木) 21:12:23.09 ID:wfISaW.o
騎都尉「………」
金角「どうした…?暴れ足りないか?」
騎都尉「……いえ」
騎都尉は黙り馬を反転させ、西門へと向かう。
金角「……」
パッカパッカパッカ……
弓隊「……」
弓の構えを解く隊列の奥から、一頭の黒い馬が前に出る。
パッカパッカパッカ…
弓隊「…西門へ…引き揚げました」
黒い馬に騎乗した男は呟く。
弓将軍「…我らも引き上げよう」
弓隊「…はっ」
パッカパッカ…パカラッパカラッパカラッ…
複数の弓隊は西門前より撤退し、北の街へと引き上げて行った。
691 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/11(木) 21:21:34.46 ID:t6V5LOMo
インフレ激しくなってきたな…
692 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/11(木) 21:23:54.99 ID:VqABMwUo
戦士・・・
693 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/11(木) 21:29:48.32 ID:nu.iPwDO
召喚士「一件落着だね」
剣士「はやく帰ろう」
694 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/11(木) 21:36:07.18 ID:TFW3T2AO
もうこいつら仲間にして魔王倒しちゃおうぜ!
でもRPGって仲間になった途端に弱体化するんだよな…
695 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/11(木) 21:37:26.51 ID:/EEtRlIo
ここで登場したキトイとかよりマジシャンや天才とかの方が一応強いんだよね?
威圧感がパネエってだけで
696 :
青い閃光
[sage]:2010/02/11(木) 21:38:32.50 ID:nu.iPwDO
>>694
全くだ
697 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/11(木) 21:43:52.67 ID:jRBhTdEo
ドランゴ引換券さんの悪愚痴はそこまでだ
698 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/11(木) 21:47:30.82 ID:qoo3cqQo
この世界の上位クラスの魔物は通常魔法も直接攻撃も
ほとんど効かない設定っぽいから
特に魔王クラスなんかには打撃系が沢山いても何の戦力にもならん気がする
699 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/11(木) 21:58:03.30 ID:PJaCCEAO
1万人くらいで本気で魔王倒せばいいんじゃね
700 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/11(木) 22:10:05.06 ID:SCbB6q.o
そんなSSVIPで読んだわ
701 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/11(木) 22:10:41.45 ID:dY3caN6o
>>700
奇遇ですねぇ
702 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/11(木) 22:14:28.85 ID:nu.iPwDO
あれかww
魔道士ちゃんの魔法って例えば火ならファイガ位の強さはあるの?
703 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/11(木) 22:15:54.63 ID:upcqjEDO
なにそれ読みたい
704 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/11(木) 22:41:10.52 ID:43H1QEAO
王様「そろそろ本気で魔王倒す」
みたいなタイトルだったな
戦闘シーンのログのごちゃ混ぜ具合が面白かったwwwwww
705 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/11(木) 22:57:55.15 ID:zWEON6DO
>>704
ttp://nanabatu.web.fc2.com/new_genre/king_honkide_maoutaosu_yuusya_e.html
↑↑これだろ?
706 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/11(木) 22:59:16.73 ID:TFW3T2AO
ねぇみんな!
空気←読んで!
707 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/11(木) 23:01:19.10 ID:SCbB6q.o
えっと・・・か・・・からけ・・・?
708 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/11(木) 23:02:48.77 ID:/EEtRlIo
マナーの悪い人は魔道士と盗賊におしおきしてもらえない
指をくわえてみているが良い
709 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/11(木) 23:04:32.14 ID:43H1QEAO
>>705
ありがとう、それだwwwwww
>>706
そらげ
710 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/11(木) 23:18:38.16 ID:upcqjEDO
教えてくれた人ありがとう
711 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/11(木) 23:25:47.27 ID:/EEtRlIo
いちいちこんな説明しなきゃならんのが情けないが
関係の無い雑談でレス消費するのは失礼だから今後なるべく控えような
あとそういうわけで気になることがあったらまず自分で調べるようにしろ
ところで召喚士たちは白馬騎士の方についていったのは得策には思えない
まともな説明をしないままキトイの敵方について行くのは軽率ではなかろうか
712 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/11(木) 23:46:59.18 ID:fVqJEUMo
>>711
そういうあれもいちいち要らないです><
713 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/11(木) 23:49:53.22 ID:nu.iPwDO
魔道士ちゃん(19♀)チュッチュッ
714 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/11(木) 23:55:38.14 ID:fO3dw2AO
占い師は貰った
715 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/12(金) 00:41:58.81 ID:AUIWmTw0
じゃあ幼女ちゃんは…ごめんなさいもう言いません
716 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/12(金) 00:57:34.43 ID:ERbC84oo
>>711
あの状況で選べる得策な選択肢を教えてください
717 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/12(金) 01:38:29.14 ID:E4Jd32DO
会えない時間が恋を育む
今回の戦士と盗賊は、まさにこれだな
718 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/12(金) 07:02:39.95 ID:X8AWhsAO
>>716
2人が戦ってる間に逃げ出せば良かったんじゃね?
719 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/02/12(金) 16:21:50.83 ID:N1s3x7go
こんにちは!ノシ
花粉症と風邪のダブルパンチでツライです…↓続き
720 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/12(金) 16:22:02.91 ID:N1s3x7go
〜南東国、東の街〜
パッカパッカパッカ…
衛兵「疑わしき異国の者は地下牢へ移送致しました」
騎都尉「……そうか」
衛兵「……馬を」
騎都尉は下馬し、馬の手綱を衛兵へと渡す。
騎都尉「扱いには気を付けよ」
衛兵「承知しております」
ザッザッザ…
騎都尉は表情を変えず、戟を担ぎ宮廷内へと進む。
パッカパッカ…
金角「名馬三傑の一頭ですからね…ふふふっ」
衛兵「金角様!」
金角「私の馬もお願いします」
金角は下馬し、騎都尉の後を追うように宮廷へと入っていった。
721 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/12(金) 16:22:10.40 ID:N1s3x7go
〜宮廷内、地下〜
カツカツカツ…
騎都尉「……異国の罪人は?」
衛兵「はっ!あちらです」
騎都尉「……ご苦労」
カツカツカツカツ…ゴンッ
戦士「……」
戦士は伏せる顔をゆっくりと上げる。
騎都尉「よぉ」
戦士「……何だよ」
騎都尉「尋問だよ。出ろ」
戦士「……別に、喋る事なんてねーぞ」
騎都尉「お前に選択権はねぇよ」
騎都尉は不適に笑い、牢の扉を開ける。
戦士「……はいはい」
722 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/12(金) 16:22:16.47 ID:N1s3x7go
ザッザッザッザッザ…
戦士「いいのか?繋がなくて…?」
戦士は縄を解き、自由の身となった腕を見つめ、騎都尉へ話す。
騎都尉「……お前は逃亡するような男ではない」
戦士「…?」
騎都尉「目を見れば分かる」
戦士「なんだそりゃ…。気持ち悪い…」
騎都尉「ここだ。入れ」
騎都尉は扉を開け、小さな部屋へと戦士を誘導する。
騎都尉「拷問器具はねぇよ。安心しな!」
戦士「……」
戦士は無言で小部屋内へと足を踏み入れ、椅子に座る。
騎都尉「さーてと…まずは自己紹介でもして貰おうかね」
戦士「………名は戦士。生まれは北の小さな村だ。……」
戦士が次々と話す言葉を、騎都尉は目を閉じ聞いている。
723 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/12(金) 16:22:22.84 ID:N1s3x7go
…
戦士「こんなもんでいいか?」
騎都尉「……ここまでバカ正直に話す奴も始めてだな…!」
戦士「お前が話せって言ったんだろ!!」
騎都尉「はははっ!褒めてんだよ」
戦士「……っ!!」
戦士は眉間にシワを寄せ、後頭部を掻く。
騎都尉「では本題だ。魔物を連れて何をしている?」
戦士「………」
騎都尉「隠せば分かる…」
戦士「……目を見れば…ってか?」
騎都尉は微動だにせず、表情だけを微笑ませる。
戦士「アイツらは俺の友人だ」
騎都尉「…ほう?」
戦士「生き場所を探している。そこへ連れて行ってやってるだけだ」
724 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/12(金) 16:22:35.95 ID:N1s3x7go
騎都尉「そんな場所があるのか?」
戦士「……ある」
騎都尉「……それで?」
戦士「ここを通過しないといけねぇ…」
騎都尉「…ふむ」
戦士「だから変装までして頑張った。以上だ」
騎都尉「……なぁ?」
戦士「…?」
騎都尉「何故お前は魔物を助けてるんだ?」
戦士「…知らねぇよ。成り行きだ」
騎都尉「魔物から助けを請うたのか?」
戦士「…そういう事だよ」
騎都尉は顎に手を当て、ポツリと呟く。
725 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/12(金) 16:22:42.60 ID:N1s3x7go
騎都尉「……なぜ躊躇せず殺さない?」
戦士「……」
騎都尉「魔物は魔物であろう?それを何故…」
戦士「知らねぇよ…」
騎都尉「……」
戦士「こっちが聞きたいくらいだ…」
戦士は左手で拳を作り、右手でそれを握り締める。
戦士「俺だって…魔物は全て敵だと思ってたさ…」
騎都尉「……」
戦士「でも…一人の魔物と出会って、違うって事が分かった…」
騎都尉「……」
戦士「人間が魔物化するって事も知った…!」
騎都尉「……そうか」
戦士「ただぶっ倒すだけが正義じゃないって事が分かったんだよ」
戦士は握る手を強め、騎都尉を見上げる。
726 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/12(金) 16:22:48.87 ID:N1s3x7go
騎都尉「まぁいい。分かった」
戦士「……」
騎都尉「…お前の仲間、さらわれたぞ」
戦士「はぁ!?」
騎都尉「男二人組。お前の仲間だろ?」
戦士「さらわれた!?何言って…」
騎都尉「……付いて来い」
戦士「…?」
騎都尉は小部屋のドアを開け、通路を進む。
戦士「おい…!待てって…っ!!」
テクテクテク…
戦士「…!?」
騎都尉「……」
銀角「おや…どちらへ?」
騎都尉「地図を見に行くだけですが」
727 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/12(金) 16:23:02.79 ID:N1s3x7go
銀角「……あまり部外者にうろうろされては困りますよ?」
騎都尉「この者は捕虜です。何も出来ますまい」
銀角「それなら宜しいですが…くくっ」
騎都尉「…来い」
戦士「ん、あ…ああ」
銀角「……くくっ」
テクテクテク…
戦士(気味の悪い野郎だな……)
騎都尉「思っても表情に出すな。思考が丸分かりだぞ?」
戦士「!?」
騎都尉「…今、こっちを向いてたか?いや…なんで分かった」
戦士「……っ!」
騎都尉「そんな表情だな」
テクテクテク…
戦士「……何なんだ、お前は…っ!」
728 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/12(金) 16:23:12.34 ID:N1s3x7go
〜南東国、西の街〜
パカラッパカラッパカラッ…
白馬騎士「さぁ、着きました」
召喚士「ここが西の街…!!」
剣士「作りは東とそっくりだな…!」
テクテクテク…
〜宮廷〜
白馬騎士「申し送れました。私は白馬騎士と申します」
召喚士「どうも…召喚士です」
剣士「剣士、と申します」
白馬騎士「ご丁寧にありがとうございます」
白馬騎士は兜を脱ぎ、宮廷の奥へと進む。
白馬騎士「ご存知かと思いますが、この国は今乱れております」
召喚士「皇帝の息子さん達が跡継ぎ争いをしてるとか…」
白馬騎士「ええ。その通りです…」
729 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/12(金) 16:23:30.81 ID:N1s3x7go
剣士「あの…もしやそれは…」
白馬騎士「察しが良いですね。ご想像通りです」
召喚士「東と北と…そして、西!」
白馬騎士「皇太子はそれぞれ三つの街へ散りました」
剣士「そこで…皇帝の座を争っている…!?」
白馬騎士「……残念ですが。内乱の真っ最中です」
三人は宮廷の奥に辿り着き、白馬騎士は扉を開ける。
ガチャッ…ギギイイィィッ…
白馬騎士「……どうぞ」
召喚士「失礼します……」
剣士「ここ…は…?」
白馬騎士「我らが主、三男様の部屋です」
召喚士「え…!?」
剣士「三男…様!?」
白馬騎士は先頭に立ち、片膝を付きしゃがむ。
730 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/12(金) 16:23:41.11 ID:N1s3x7go
白馬騎士「只今戻りました…」
三男「うん。ご苦労様」
召喚士「…三男様って…こ、この方が…!?」
召喚士達の前には小さな少年が玉座に座っている。
三男「そちらの者達は…?」
白馬騎士「はい。東に襲われていた異国の旅人です」
三男「大兄のところか…」
白馬騎士「騎都尉が暴れていおりまする」
召喚士「騎都尉…?」
白馬騎士「先程の赤馬の男です」
三男「処置は任せる。下がって良いぞ」
白馬騎士「ははっ。では、行きましょう」
剣士「…はい」
召喚士と剣士は、白馬騎士の後に続き奥の間を後にする。
テクテクテク…
731 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/12(金) 16:23:50.21 ID:N1s3x7go
白馬騎士「……」
召喚士「あの……」
白馬騎士「…?」
召喚士「なんで俺達を…?」
白馬騎士「……直感です」
剣士「直感!?」
白馬騎士「とりあえずお入り下さい」
白馬騎士は扉を開け、自室へと案内する。
召喚士「はい。失礼します…」
白馬騎士「東の街は…皇太子である長男様があられます」
剣士「…すると北には…次男?」
白馬騎士「その通り」
召喚士「なるほど…三兄弟がそれぞれの街を持ち争っている…」
白馬騎士「その中でも東は厄介なのです…」
召喚士「…?」
732 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/12(金) 16:24:00.34 ID:N1s3x7go
白馬騎士「奴らは魔物と結託している…!」
剣士「!!」
召喚士「魔物と…!!」
白馬騎士「そう。魔物の力を借り、南東国を牛耳ろうとしているのです」
剣士「……」
白馬騎士「そんな中…貴方達は東の手先である騎都尉に襲われていた」
召喚士「…はい。仲間が捕らえられました」
白馬騎士「……そうでしたか」
剣士「なんとか…連れ戻せますでしょうか?」
白馬騎士「…私は騎都尉と一騎打ちを行いました」
召喚士「…え、ええ」
白馬騎士「貴方達は何故抵抗しなかったのです?」
剣士「すれば…殺されるのは目に見えてましたからね」
召喚士「はい…。凄い威圧でした」
白馬騎士「それで大人しく付いて来た…と?」
733 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/12(金) 16:26:48.84 ID:N1s3x7go
召喚士「……」
白馬騎士「貴方は何か人と違う物を持ってますね…」
召喚士「…!?」
白馬騎士「お二人の力なら、逃げようと思えば逃げられた…」
剣士「…いや、それは……」
白馬騎士「大人しく私に付いた方が良い。そう判断したはずだ」
召喚士「そんな事は…」
白馬騎士「そう。思っていなくとも経験則での判断で自然に出るのです…」
召喚士「……っ」
白馬騎士「それが……直感ですよ」
剣士「経験則…?直感…!?」
白馬騎士「……お仲間を助けたくはありませんか?」
召喚士「…仲間になれ、と。それも…直感ですか」
白馬騎士「いやはや、話が早くて助かります」
白馬騎士はニッコリと微笑んだ。
734 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/12(金) 16:28:16.69 ID:/KLWGpwo
騎都尉って意外といいやつ・・・
735 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/12(金) 17:27:32.93 ID:ERbC84oo
…ドンッ!!…ゴゴゴゴゴゴ…
キト―-イ、
以`゚益゚以
736 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/12(金) 18:19:28.54 ID:8CKKfEDO
>>735
それキトイちゃう、イトーイや
737 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/12(金) 18:31:05.17 ID:o5zQzQAO
さ ぁ 、 お も し ろ く な っ て き ま し た
738 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/12(金) 18:45:34.64 ID:N1s3x7go
〜南東国、東の街〜
騎都尉「……まぁ見ての通りだ」
騎都尉は机上の地図を指し、戦士に話しかける。
戦士「……」
騎都尉「北、西…そして東。この国は三つの街に分かれている」
戦士「そんで…三人の王子が後継者争いをしてると…」
騎都尉「そうだ」
戦士「んで、ここは長男って人の本拠だよな?」
騎都尉「そして北が次男様、西が三男様の拠点となっている」
戦士「……何が目的だ?」
騎都尉「あん?」
戦士「とても不審者を捕らえて尋問しようって雰囲気じゃねぇ」
騎都尉「…はははっ!!」
戦士「……手を貸せ…って事か?」
騎都尉「……お前に自信があるならな」
739 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/12(金) 18:45:45.45 ID:N1s3x7go
戦士「……」
騎都尉「そう睨むなよ。俺はお前を買ってるんだぜ?」
戦士「…」
騎都尉「あの威圧の中、抵抗する意思を示してみせた…」
戦士「…だから…なんだよ」
騎都尉「素質はあるって事だよ」
騎都尉は地図を畳み、小窓を開ける。
騎都尉「外も中身もまだまだ未熟だけどな」
戦士「……何をすりゃいいんだよ」
騎都尉「西のお仲間を助けてくれれば、それでいいさ」
戦士「西へ…?」
騎都尉「ああ。それが目的だろう?」
戦士「まぁ…そうだな」
騎都尉「但し、行くのは俺とお前だけだ」
戦士「!!」
740 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/12(金) 18:45:53.94 ID:N1s3x7go
騎都尉「恐れたか…?」
戦士「…いや」
騎都尉「ならば何だ」
戦士「…!?」
騎都尉「何度も言わせるな。表情に全て出ている…」
戦士「……相手は…人間なんだよな」
騎都尉「まさか、魔物は切れても人間は切れないか?」
戦士「……」
騎都尉「先に述べた発言と矛盾しておるな」
戦士「……それは」
騎都尉「人も魔物も命は同じではないのか…?」
戦士「……」
騎都尉「まぁいい。一晩ゆっくり考えるがいい…」
騎都尉は衛兵を呼び、戦士を客間へ案内させる。
戦士「…俺は……ちくしょう…!」
741 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/02/12(金) 18:47:04.77 ID:N1s3x7go
帰りますです!では、また後で!ノシ
742 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/12(金) 18:52:49.55 ID:/KLWGpwo
そういえば人と戦ったことはあっても殺したことはなかったな
まぁ殺したという描写がないからかもしれないけど
743 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/12(金) 19:16:24.96 ID:PhexkoAO
>>742
いつ戦ったっけ
744 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/12(金) 19:28:15.78 ID:/KLWGpwo
>>743
赤サルの辺り。確か商人の護衛だがの。
襲ってきたのが盗賊団なのか魔物なのかは忘れたけど
745 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/12(金) 19:59:09.46 ID:zj7koLMo
ってーと、下手すりゃ召喚士vs戦士っていう構図も……?
下手すりゃもう一つの街に魔道士ちゃんと盗賊ちゃんが(ry
746 :
570
[sage]:2010/02/12(金) 20:15:20.26 ID:O2IlSLg0
>>745
>>1
はそれが狙いなんじゃないか?ww
747 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/12(金) 20:16:00.65 ID:O2IlSLg0
名前消し忘れた…
気にしないでくれ
748 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/12(金) 20:19:41.27 ID:zj7koLMo
すまん、予測みたいなことしちまった。
でも気になるよなぁ。戦士vs召喚士でお互いの愛に気づく二人……
そして空気になる魔道士ちゃんと盗賊ちゃん。
749 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/12(金) 20:26:00.97 ID:97VvAYg0
>>746-747
IPhoneからお疲れ様
750 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/12(金) 20:27:45.78 ID:/JQYsMSO
召喚士「あの世で俺にわび続けろ戦士ィーーーーッ!!!!」
751 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/12(金) 20:30:21.31 ID:TD4FLdAo
ゆうは●
752 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/12(金) 20:37:25.65 ID:d9frroI0
>>749
ありがとうww チラ裏すまない
753 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/12(金) 20:38:14.60 ID:ipSR.5Io
>>750
戦士が何をわびることがあるww
754 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/12(金) 20:41:32.71 ID:cbx5hxAo
>>753
モテモテイケメンとか万死に値するだろjk……
755 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/12(金) 21:20:26.59 ID:wgi.S460
戦士は関羽のポジションか
756 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/12(金) 22:00:16.68 ID:UbtLbXU0
>>755
そこは張遼だろう
757 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/12(金) 23:09:42.74 ID:AC/liwAO
ジャーン!ジャーン!ジャーン!
758 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/12(金) 23:29:53.21 ID:Pta2vAIo
げぇっ!戦士!?
759 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/12(金) 23:38:32.67 ID:MELg.l.0
威圧だけで足が竦み上がるとか強すぎだろ。
いきなり出てきて功績上位ランカーより強いとかだったら悲しい
760 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/12(金) 23:50:59.09 ID:vp02doAO
>>751
確かにww
761 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/02/12(金) 23:52:26.47 ID:5yW6usko
ネタバレしたので打ち切ります
ご愛読ありがとうございました!
嘘です…ただいまー!ノシ
帰るなどと言っておきながらようやく帰宅…
しかも明日は親族の結婚式で早起きなのに…orz
オマケだけでも書いて寝ますです。すいません…!
762 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/12(金) 23:53:52.25 ID:/KLWGpwo
>>761
一瞬えっ嘘だえちょまって言ってしまったじゃないかどうしてくれる
家族の視線が痛いぜ・・・
763 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/13(土) 00:01:32.22 ID:SlEELEAO
あーあ ほらもう空気読めない先読み先生がイナゴのように湧いてくるから
まさに誰得だよ誰得
764 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/13(土) 00:15:30.44 ID:3oZQI.so
まぁ分かりやすい展開ですからね!全然構いませんよ〜
〜オマケ(10スレ
>>976
複数回予定)〜
ジャリッ…
召喚士「……」
テクテクテク…ガチャッ
バーテン「いらっしゃい…」
召喚士「空いてます…?」
バーテンは親指で奥の卓を指す。
召喚士「……」
テクテクテク…ガッ
召喚士「失礼します…」
ゴルリン・スケル・リザード「……」
召喚士は一つ空いた椅子に座り、おしぼりで顔を拭く。
ゴルリン「……タネは?」
ドンッ!!
召喚士「……あります」
リザード「ヒュゥッ!そんじゃあ始めようか!!」
765 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/02/13(土) 00:20:22.25 ID:3oZQI.so
東一局、親スケル
スケルが起家に下家順に召喚士、ゴルリン、リザード…。
カラカラカラッ…
戦士「……んー?」
バーテン「やっと起きたか」
戦士「……客かー?」
バーテン「ああ。寝てたから埋まっちまったぞ?」
戦士「あーいいよ次で。どれ…見てるとすっか」
コッ…コトッ…
召喚士(ドラはないが2シャンテン…悪くないな)
コトッ
スケル「ポン」
召喚士(三元牌を一鳴きか…。親の連荘狙い…!)
ここで8順目、ゴルリンが動く。
ゴルリン「リーチ…!!」
召喚士(来たっ!!)
戦士「……ほーぅ」
ざわ… ざわ…
〜行け、一索(コカトリス)!!続く〜
766 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/13(土) 00:26:50.66 ID:WlfuBK.o
王道好きだぜ
767 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/13(土) 01:31:00.33 ID:ny0IlRE0
まさか俺のお願いしたおまけが続くとはwwwwww
>>1
乙です
768 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/13(土) 01:53:09.91 ID:0/O55.AO
読者を惹き付ける要素を随所に散りばめた中で展開される王道ストーリーこそ
>>1
の真骨頂だと勝手に思ってます
何て言ったら良いかわからんが
読んでてワクワクするって言うのか…ダメだ俺の貧弱な語彙では表現できない
とにかく
>>1
乙!
769 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/13(土) 03:41:39.48 ID:Z2Z48ADO
ところで俺と
>>1
との挙式はいつだい?
770 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/13(土) 05:15:32.54 ID:Grp3sADO
体調悪い中書き続ける1乙!書き手的にテンションさがっちゃうかもしんないけど気にせず頑張って欲しい
毎日楽しみにしてるからさ…
ではROMに戻ります
771 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/13(土) 08:33:21.76 ID:SlEELEAO
書き手に対しても勿論なんだけど、他の読者にも気を配れないもんなのかね
先読み先生ってのはさ
爆発したらいいのに
絶滅したらいいのに
772 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/13(土) 08:47:13.45 ID:hl7B3W6o
; ' ;
\,,(' ⌒`;;)
(;; (´・:;⌒)/
/⌒ヽ(;. (´⌒` ,;) ) ’
( ^ω((´:,(’ ,; ;'),`
( ⊃ ⊃ / ̄ ̄ ̄/__
\/___/
773 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/13(土) 08:52:00.43 ID:4X4AyWAo
騎都尉がやってるのが思考盗聴ってやつか
電波ゆんゆん
774 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/13(土) 10:03:15.36 ID:gyhPvoDO
あの触角みたいなのはアンテナだったのか
775 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/13(土) 10:42:45.40 ID:vZwM42SO
今頃結婚式に行ってるのかな?
めでたい日なんだから今日くらい仕事やスレやその他諸々を忘れて羽根を伸ばすのもいいんじゃね?
ただ、一言だけ言っておく!
お持ち帰りしたりされたりしたらダメなんだからね!!
776 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/13(土) 17:14:59.81 ID:NwRDDwso
川 ゚ 々゚)っ=|二フ 1カァイイヨー オモチカエリー
777 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/13(土) 17:30:26.18 ID:IlQQtEDO
そろそろ戻ってくるかな?
778 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/13(土) 18:37:58.31 ID:4Rt0PAAO
某アニメのせいで呂布は基地外の印象が強く
779 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/13(土) 19:56:38.98 ID:xkCtx.AO
ここでさっきまで俺と寝てた1登場↓
780 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/13(土) 20:15:13.18 ID:Dye/ngAO
__
/。 \
|ノ ゚|
ノ ゴ ハ
781 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/13(土) 20:28:12.05 ID:dPXgVIDO
↓ここで八頭身が
>>1
さんをッ!
782 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/13(土) 20:32:24.69 ID:Dye/ngAO
キモイヨー!! ∧_∧
-=≡ (´Д`)
-=≡ __/ /_
-=≡ / _ 丶∩
-=≡ ⊂_/ / ∧ / /
-=≡ / / 丶_/
ハトーシン | _L_
((( ))) \__ 丶
(*´∀) // /
( つ つ /| /
ミ人 Y / Lノ
し(_) (  ̄)
 ̄ ̄
783 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/13(土) 21:01:01.89 ID:Lnbpvlso
大事にしていた本の表紙に折り目がついた・・・辞書数冊上に乗っけたらなんとかなるかね・・・
784 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/13(土) 21:34:21.65 ID:aaOYEoSO
>>783
跡が残るきっちりした折り目なら…
ご愁傷様
785 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/13(土) 21:36:12.58 ID:Qyfe/Wwo
限定品のカード折れた俺よりはマシだろ・・・
786 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/13(土) 21:38:06.24 ID:RprKTzMo
>>783
アイロン掛けると良い
787 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/13(土) 22:26:01.48 ID:dPXgVIDO
材質によってドライヤーとアイロンを使い分けるべき。
アイロンのスチームってべんりだよね
788 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/13(土) 23:06:45.59 ID:bLqBhhA0
>>1
が居ない内に皆で世界地理を考えようか
789 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/13(土) 23:37:47.11 ID:UvQkO2DO
____
// ̄ ̄`|
/|断 だ |
/ |る が |
/イ \___|
/ |// /| |
/_\ /_/_レ|
∧o>/ ィニ≡三\|
/ミ// r-<彡ノ|
/ /彡 ヾ\_O> |
/iハ-イ )  ̄丶彡|
`/ i∧二 // |
/ (`ー、\ // /|
`<|`ーヾ_丶 // (r|
`< ノ / リ|
`< //7|
`</ / |
`<|
790 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/13(土) 23:38:34.87 ID:RLHytDY0
今日は流石に来ないかな?
791 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/13(土) 23:52:30.39 ID:7yUblgE0
連続記録途切れちゃう
792 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/13(土) 23:53:49.95 ID:7yUblgE0
0時ちょいにオマケ書いてたのか
じゃあ大丈夫なのか
793 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/13(土) 23:55:18.59 ID:Lnbpvlso
ちょっくらバレンタイン倒してくる
794 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/13(土) 23:58:21.89 ID:3oZQI.so
〜南方〜
ガラガラガラッ…
盗賊「……」
魔道士「召喚士さん達…大丈夫ですかね?」
盗賊「……」
魔道士「それに…戦士さんも…」
盗賊「……きっと大丈夫だよ」
オーク「そうです!皆さん強いです!」
魔道士「もちろん…そうですけど…」
盗賊「…信じよう。皆を」
魔道士「…悔しいです」
盗賊「……?」
魔道士「祈る事しか…出来なくて…」
盗賊「…私達は…私達の事を完遂しよう」
魔道士「……はい」
795 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/13(土) 23:58:33.67 ID:3oZQI.so
〜南東国、西の街〜
召喚士「……」
剣士「……」
召喚士は布団の中で天井を見つめる。
召喚士「剣士さん…起きてますか?」
剣士「…うん」
召喚士「俺達はどうするべきなんでしょうか…」
剣士「……」
召喚士「正直な事を言えば、戦士さへ無事救出出来ればそれでいい…」
剣士「召喚士くんの言う通りだと思うよ」
召喚士「でも…この国の惨状を聞いて……」
剣士「……助けたくなった」
召喚士「……ええ」
剣士「……良いんじゃないかな。それで」
召喚士「…?」
796 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/13(土) 23:58:42.74 ID:3oZQI.so
剣士「困っている人を放っておけない…」
召喚士「…正直言うと、俺には分からないんです」
剣士「……」
召喚士「いくら旅人と言えど…」
剣士「何の拘束力もなく、我らを放置したまま…」
召喚士「ええ。軟禁するわけでもなく…」
剣士「何か…違和感を感じるんだ」
召喚士「そうなんですよね」
剣士「何だろう…。こう、心を読まれている…と言うか…」
召喚士「……同感です」
剣士「…とりあえずは大人しく様子をみようか」
召喚士「ええ。色々と気になりますしね…」
剣士「さぁ、今日はもう休みましょう」
召喚士「……ええ。おやすみなさい」
召喚士は布団に潜り、ゆっくりと目を閉じた。
797 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/14(日) 00:31:05.45 ID:bJRiTwDO
>>1
お疲れ様です
今日は疲れてるだろうからもう寝てくださいm(__)m
798 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/14(日) 00:39:10.38 ID:UQkUf.Y0
毎日更新はやっぱり頑張ってほしいけど
>>1
に無理はしてほしくないな
眠かったら寝てください
799 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/14(日) 01:06:49.32 ID:Hh9Dnrco
〜次の日〜
騎都尉「おう」
戦士「……」
騎都尉「……いい目つきになったな」
戦士「…何をすりゃいい…?」
騎都尉「なるべく俺の傍を離れるな」
戦士「……」
騎都尉「身体で感じて身に付けろ。いいな?」
戦士「…分かっ…りました」
騎都尉「……ふん。槍の稽古もつけてやる。来い!」
戦士「……」
ザッザッザッザッザ…
〜南東国、西の街〜
白馬騎士「…おはようございます」
召喚士「……おはようございます」
800 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/14(日) 01:07:06.58 ID:Hh9Dnrco
白馬騎士「……決心して頂けたようでなにより」
剣士「……」
召喚士「無益な争いを引き起こしたくない…。それだけです」
白馬騎士「…ふふっ。面白いですね」
白馬騎士は通路の窓から外を眺める。
白馬騎士「既に起きている事象は戻せませんよ」
剣士「しかし最小限に食い止める事は出来ます」
白馬騎士「それが出来れば……既に…」
召喚士「……」
白馬騎士「私は三男様を何が何でもお守りしたい…!」
剣士「まだ幼少な身ですからね」
白馬騎士「三男様は後継者など狙ってはおりません」
召喚士「……」
白馬騎士「ただ二人の兄からの攻撃を…防いで…耐えているだけなのです」
召喚士「……悲しいですね」
801 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/14(日) 01:09:19.78 ID:Hh9Dnrco
こんばんは!ノシ
なかなかお酒が抜けなくてですね…はい。すいません
あと世界地図を作っております!もうしばしお待ちを〜
802 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/14(日) 01:22:51.12 ID:UQkUf.Y0
謙虚だなー
でもそこが好きだ
803 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/14(日) 02:06:53.21 ID:Hh9Dnrco
白馬騎士「お二人の力を利用する形になってしまう事をお詫びしたい」
剣士「その代わり拘束はしない…と?」
白馬騎士「はい。もしも嫌になれば去って頂いて結構…」
召喚士「……」
白馬騎士「お仲間を救った後は尚更の事…」
剣士「分かりました」
白馬騎士「ただし、これだけはお約束頂きたい」
召喚士「……はい」
白馬騎士「去った後は、東にも北にも付かないで頂きたい」
召喚士「大丈夫です。そのつもりはありません」
白馬騎士「それを聞いて安心しました」
剣士「それで僕らは何をすれば…?」
白馬騎士「東にはびこる魔物を一蹴して頂きたいのです」
召喚士「!?」
白馬騎士「奴らさえいなくなれば…」
804 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/14(日) 06:56:03.21 ID:mgt.8Fgo
寝落ちしたかな…
疲れてるならホドホドにしたらいいよ?
805 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/14(日) 08:41:42.05 ID:FOrLmkSO
>>802
白馬騎士「ジュースを奢ってやろう」
806 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/14(日) 08:51:15.57 ID:SYS8j.SO
おはよう
深夜の更新お疲れ様です
807 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/14(日) 11:40:53.55 ID:fdD8q.AO
ところでふと思ったんだ
ペニスやらクリトリスやらの下ネタは本編ではもうみれないのだろうかと
808 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/14(日) 11:49:04.58 ID:EMdpIEAO
>>805
9杯でいい!
809 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/14(日) 11:49:48.87 ID:QL3DbQ6o
>>1
は無茶しすぎだと思うんだ……
連続更新記録なんてどうでもいいから一週間くらいしっかり休んでほしい。
花粉症も持ってるみたいだから本当に無理しないでくれ。
810 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/14(日) 13:41:23.88 ID:fdD8q.AO
とりあえず、魔導師ちゃんと盗賊ちゃんが2人でどんなイヤラシイ事してるのか気になる
それを見たオークが
オーク「オラ…オラもう………(ぬぎぬぎブルルンッ)」
盗賊ちゃん「なに…これ……?!」
魔導師ちゃん「す、すごい…………(ゴクリッ)」
アアーンッ
的なの妄想して今日もまだ昼過ぎだと言うのに三発目
811 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/14(日) 13:58:10.88 ID:KDrp85oo
盗賊ちゃん(51♂)
魔導師ちゃん(62♀)
812 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/14(日) 14:14:52.04 ID:8mPdgIDO
>>1
乙
昨日の夜も更新してくれたんだな
いつもいつも 本当にありがとう!
813 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/14(日) 17:06:40.26 ID:yVWMqRk0
さりげなく戦士のパワーアップイベントがあるのな wktk
814 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/14(日) 17:16:17.50 ID:eIZEt6AO
戦士は特技とかもないから成長してほしいな
815 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/14(日) 17:42:18.29 ID:lb2EPgDO
チョコ食べ過ぎてきもちわるい
という夢を見た俺は…
816 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/14(日) 18:02:59.66 ID:Qb94F2SO
気持ち悪い。
817 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/14(日) 19:09:08.52 ID:fdD8q.AO
俺なんか昨日飲みすぎて吐きまくったわ…
バレンタインを二日酔いで迎えるとは…我ながら全くモテない人生だな
818 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/14(日) 20:56:33.71 ID:ElCcogAO
俺も女の子と飲みいって二日酔いだわ
819 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/14(日) 21:20:02.81 ID:pGAAVcSO
戦士はモテるぐらいしか取り柄がないからな
820 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/14(日) 21:20:59.11 ID:PUlsYFwo
うらやましい
821 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/14(日) 21:22:38.35 ID:BWpMYOAo
戦士は武器性能でなんとか他の面々と渡り合ってる感がある
822 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/14(日) 21:30:23.97 ID:mchD14Io
戦士なんか遠距離攻撃で火力の高い魔法のひとつでも
ぶっ放せばイチコロっすよ
別に嫉妬の炎がどうとかで言ってるんじゃない
823 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/14(日) 21:40:21.30 ID:Hh9Dnrco
剣士「後はそちらでやると…?」
白馬騎士「はい」
召喚士「それは…構いませんが…」
白馬騎士「お二人は魔物討伐に慣れておられるようだ」
召喚士「ま、まぁ…多少は…」
白馬騎士「我らの軍は魔物との交戦経験が乏しい…」
剣士「……なるほど」
白馬騎士「それに……」
召喚士「…?」
白馬騎士「……いや、何か必要な物はありますか?」
剣士「…そうですね。馬を二頭ほど」
白馬騎士「分かりました。手配しておきましょう」
召喚士「お願いします」
白馬騎士は会釈し、その場を立ち去る。
召喚士「……」
824 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/14(日) 21:40:43.04 ID:Hh9Dnrco
ザッザッザッザッザ…
白馬騎士「…失礼します」
三男「異国の者は…?」
白馬騎士「協力頂けるようです」
三男「そうか……」
白馬騎士「これで…」
三男「なぁ白馬騎士…」
白馬騎士「…はっ」
三男「私は…皇帝の座などどうでもいいのだ…」
白馬騎士「……」
三男「ただ早くこの国の平穏を…」
白馬騎士「存じております」
三男「いいのか…?異国の者を利用するような…」
白馬騎士「…でなければ、貴方様をお救い出来ません…」
三男「………」
825 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/14(日) 21:40:59.15 ID:Hh9Dnrco
〜厩舎〜
召喚士「ありがとうございます」
衛兵「お使いになられた後は厩舎までお戻し下さい」
世話役「私どもが手入れを行います故」
剣士「では、お借りします」
二人は乗馬し、宮廷を駆け出す。
〜分かれ道〜
パッカパッカパッカ…
剣士「よし、この辺りでいいだろう…」
二人は道の端で下馬し、地図を広げる。
剣士「まずは現状の整理をしよう」
召喚士「そうですね」
剣士「僕たち二人は、戦士くん救出の為に東の街へと戻った…」
召喚士「しかし騎都尉と言う人に阻まれ、救出は出来ず…」
剣士「そこの西の街の白馬騎士が助けに入り…」
826 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/14(日) 21:41:12.67 ID:Hh9Dnrco
召喚士「今は西の街でお世話になっている…。という事ですね」
剣士「まず第一の目標は戦士くんの救出」
召喚士「はい。最優先…というかそれしか目的は…」
剣士「いいんですか?この国の事…」
召喚士「…!」
剣士「召喚士くんは救いたいんだろ…?」
召喚士「え…?」
剣士「この国の争いを終わらせたいんだろう?」
召喚士「……」
剣士「流石に僕ら二人ではとてもじゃないが無理だろう…」
召喚士「ええ…」
剣士「何としても戦士君の力は必要だ」
召喚士「魔法がない今…うちらにとっては戦士の雷切…」
剣士「そして召喚士くんの召喚獣が頼りだ」
召喚士「……」
827 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/14(日) 21:41:21.27 ID:Hh9Dnrco
剣士「…僕は何も出来ないな。本当に申し訳ない」
召喚士「そんな事ありませんよ!」
剣士「……ありがとう。いいんだ」
召喚士「剣士さん……」
剣士「久々に君らと会って、力を貰った反面…愕然としたよ…」
召喚士「……」
剣士「こんなにも差が付いてしまうものなのか…ってね」
召喚士「そ、それは……」
剣士「最早、住む世界というか…立つ次元が違うんだ」
召喚士「でも俺は剣士さんが…」
剣士「だから…出来る範囲での協力は欠かさないつもりだ」
召喚士「……剣士さん」
剣士「勿論死ぬつもりはないよ。死んではそれまでだからね…」
召喚士「……はい!」
剣士「さぁ、忙しくなる。まずはしっかり準備を整えよう!」
828 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/14(日) 21:41:31.15 ID:Hh9Dnrco
〜南方〜
ドドッドドッ…
魔道士「……ん…」
盗賊「…おはよう」
魔道士「!!…すいませんっ!私寝て…」
盗賊「…大丈夫。…もうすぐ着くよ」
魔道士「……」
魔道士は馬車の幌をめくり、外を眺める。
オーク「あ、おはようございますです!」
魔道士「オークさん!おはようございますっ!」
オーク「見て下さい!海です。綺麗です!」
魔道士「うわぁ…本当だっ!!」
ゴブリン「おれは海、初めて見る!」
魔道士「皆さん疲れてないですか?代わりましょうか?」
オーク「気にしねぇで下さい!オラ、平気です」
829 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/14(日) 21:41:56.76 ID:Hh9Dnrco
ゴブリン「おれも平気。もうすぐ着く」
盗賊「……」
盗賊は地図を懐より取り出し、位置の再確認をする。
魔道士「この先の山ですね…」
盗賊「…うん」
魔道士「そうすれば…ハヌマーンさん達の家って事ですね!」
盗賊「…うん」
魔道士「良かったですね。オークさん達!」
オーク「でも…心配です…」
盗賊「…?」
オーク「オラ達を本当に…受け入れてくれるのか…」
魔道士「それは心配ありませんよっ!」
盗賊「…うん」
魔道士「ハヌマーンさんはとってもいい方ですから!エヘヘ!」
オーク「…は、はいです!」
830 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/14(日) 21:55:45.48 ID:Hh9Dnrco
こんばんは!しかし寒いですねぇ…
皆様もお身体にはお気をつけ下さいまし!
>>807
下ネタキャラがいなくなっちゃいましたからね…どうしましょう…
>>809
ありがとうございます!最近はお言葉に甘えてスローペースです
連続更新はあまり気にしてないんですが、習慣というか…はは…
831 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/14(日) 22:15:12.65 ID:hcRgs/go
きっと召喚士なら召喚士ならなんとかしてくれる!
832 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/14(日) 22:43:53.98 ID:AgKhVUAO
>>1
にチョコあげたい
833 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/14(日) 23:14:52.11 ID:4ZXKNKs0
召喚師はなんでもかんでも背負い込む性質だな。
834 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/14(日) 23:19:51.67 ID:Hh9Dnrco
…
パッカパッカ…ドドッ…
盗賊「……ここだ」
馬車から下りた盗賊は、山中へと続く獣道を見据える。
魔道士「……行きましょうか」
オーク「はいです」
ゴブリン「みんな行こう」
盗賊「…魔道士とオークは…背後を頼む」
魔道士「分かりました!」
オーク「頑張るです」
盗賊「……まぁ…魔物は出ないだろうが」
魔道士「味方…ですもんね!」
ザッザッザ…
魔道士「不思議なくらい静かですね……」
オーク「鳥の鳴き声すらしねぇです…」
835 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/14(日) 23:23:45.17 ID:Hh9Dnrco
盗賊は左右を確認しながら、先へと進む。
ザッザッザ…
盗賊「……」
ゴブリン「なんの気配もないなぁ」
魔道士「本当にあってるんですかね?」
オーク「分かんねぇです…」
ザッザッザ…
盗賊「……ん…?」
盗賊は小走りに獣道を先へと進む。
タタッ…スタッ…
盗賊「……渓谷」
行き止まりまで進んだ盗賊の目の前には、
暗く深い谷が浮かび上がる渓谷が姿を現す。
魔道士「盗賊さん……これって…」
盗賊「……奴らの住み処は…この下だ…!」
836 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/14(日) 23:24:19.04 ID:ldRjY/so
下ネタなら向こうで同一IDがなんとかしてくれるから問題ないだろ
837 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/14(日) 23:27:16.44 ID:Hh9Dnrco
魔道士「でもっ、降りられませんよ!こんな所…!」
ゴブリン「どっかに回り道でも…
盗賊「……!!」
突如盗賊が背後を振り向き、蜘蛛切に手をかける。
ガサッ!!
オーク「ひぃ…っ!敵ぃ!?」
盗賊「…!?いやっ、これは…!!」
ザッザッザッザッザ…
盗賊「……やはりお主か」
魔道士「ハヌマーンさん!!」
ハヌマーン「懐かしい人間の気配と思えば…やはりそうであったか」
魔道士「お久し振りですー!!」
ハヌマーン「よくぞ参られた…。おや其方は?」
魔道士「仲間のオークさんとゴブリンさん達ですっ!エヘヘ!」
オーク「は…は、初めまして!オラ…オークです!!」
838 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/14(日) 23:38:00.53 ID:fdD8q.AO
人間が保護してくれた魔物なんて、ハヌマーンも凄く嬉しいんじゃないだろうか
とか考えちゃう俺は完全に世界にのめり込んでる
このままそっちに入り込みたい
魔導師ちゃんチュッチュしたい
839 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/14(日) 23:43:37.62 ID:Hh9Dnrco
それでは寝ますですー!
本日もご支援まことに感謝でございます!
>>832
ぜひぜひっ!
チョコやイラストなどは下の宛先までどしどしお送り下さいませ!
それではおやすみなさい!!ノシ
〜オマケ(麻雀分からない方、すいません…)〜
召喚士(下家のゴルリンは五萬切りでのリーチ…)
ゴルリン「……へへへ!」
召喚士(…ツモ切りではなく手牌から。捨て方から想像するに…)
戦士「……」
タンッ!!
召喚士(ピンフ系のピンズ待ち!!)
スケル「おっとぉ…その二萬…」
パタパタパタッ…
スケル「中ドラ3…12000だ」
ゴルリン「おいおい…!いきなり親満かよ!へへへ!」
リザード「ツイてんなぁ!!」
召喚士(ちっ…!リーチに気取られすぎたか…!)
戦士(……さぁて…どうする?少年?)
〜行け、一索(コカトリス)!!続く〜
840 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/14(日) 23:47:28.30 ID:fdD8q.AO
>>1
乙
実際の戦闘以上に召還士が脳みそフル回転させてる気が…
841 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/14(日) 23:56:01.58 ID:mchD14Io
>>1
乙!
よし、今から下のあて先を探してチョコを届ける旅に出る
842 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/15(月) 00:19:56.16 ID:nsgHKwDO
>>1
乙
また寒くなってきたし体調には気をつけてな
風邪はもう大丈夫なのかな?
お大事に
843 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/15(月) 01:41:29.48 ID:ugMoKbYo
この大陸って移動に掛かる時間から見てかなり小さい?
ということはきっと北の地から更に北とか海を渡ったところにもっと広大な世界が広がってるんだよね!?
844 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/15(月) 01:56:12.69 ID:SqLifQSO
江戸時代に東京〜大阪間を10日前後で移動できりゃいい方だったんだっけ?(飛脚、三度笠?)
詳しくないから補足お願いします
その事を踏まえて
このストーリーの舞台の大陸が小さいか
魔物の領地が多すぎるか
別大陸がわんさかある
こんな感じかな
845 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/15(月) 02:05:29.63 ID:XPDA7Uco
剣士はともかく召還士に馬術の心得があるのがなんか意外だww
>>841
俺、魔法使い時々賢者なんだが 俺も下の宛先探したいからパーティー組まないか?
846 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/15(月) 02:23:41.94 ID:Lw3St6DO
>>1
乙!!
俺もチョコあげてくる!
847 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/15(月) 02:32:28.53 ID:fjallUDO
そろそろあっちの世界へ移動できる手段を探す旅にでようかな
848 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/15(月) 10:40:54.12 ID:b0Xf2IAO
忍者編でふと見忘れてあとでまとめ見するつもりでスレをのぞいたらpart11だとォ……
>>1
と同一idには頭が上がらないお
849 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/15(月) 13:33:13.41 ID:fdt9lIg0
北や南の各防衛拠点にどれだけの兵力が居るかは知らんが、北関の戦闘や南の動員兵力からして3000 は下らないだろう。北南全軍が各3000の計6000と仮定して、その他防衛拠点や町の守備兵、さらには国軍本隊と合計したら、国軍の総兵力はいいとこ2万〜2,5万かな?
戦国時代、一万石で250〜300の兵を動員できたらしいし、国(国名がわからんwww)の石高はおよそ110万石。関東地方から群馬を抜いた位の大きさで成立するはず。
さらに東西各国や南東国も合わせると関東+山梨の首都圏の大きさがこのSSの舞台になる。
>>847
この論理が当たっているならば、あっちの世界への入り口は関東の何処かにあるぞ!!
850 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/15(月) 13:44:56.00 ID:t6w8vSso
そんなあほな
851 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/15(月) 13:53:15.44 ID:qOzmlwAO
長すぎて読めない
852 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/15(月) 16:13:55.64 ID:WgDpiEAO
俺のイメージとしてはハガレンの地形
853 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/15(月) 16:28:28.60 ID:P4Eg4MDO
俺のイメージは
鬼畜王ランスのマップ
854 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/02/15(月) 17:00:27.39 ID:dbpvbk6o
こんにちは!ノシ
沢山のチョコありがとうございます!
マップは一応作成しておりますが、皆様のイメージで結構ですよ
>>848
ありがとうございます!こちらこそ駄文を読んで頂き、頭が上がりません><
>>849
いやぁお見事!バレましたか…
実は東京タワーに行くと光に包まれて(ry
855 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/15(月) 17:00:40.56 ID:dbpvbk6o
…
ハヌマーン「…成程。事情は分かった」
魔道士「…お願い出来ますでしょうか?」
盗賊「……」
オーク「…うぅ…っ」
ハヌマーンはジっとオークの顔を見つめる。
魔道士「あ、あの……」
ハヌマーン「以前も申したが、我らは人間との共存を望んでいる」
盗賊「……」
ハヌマーン「その人間が救ってくれた同士達…」
オーク「は、はいです…!」
ハヌマーン「ましてや友人であるお主等の頼み、断れようか」
魔道士「…ハヌマーンさんっ!!」
魔道士は満面の笑みでハヌマーンへ抱きつく。
ハヌマーン「こ、これっ!離さぬかっ!!」
856 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/15(月) 17:00:48.75 ID:dbpvbk6o
…
ハヌマーン「それでは参ろうか」
魔道士「ど、どこへですか…?」
ハヌマーンは渓谷を指差す。
ゴブリン「ムリムリムリ!降りれないよ!」
魔道士「そうですよ!こんな所降りられるのは盗賊さんくらいしか…」
盗賊「…だな」
ハヌマーン「降りるなどとは一言も言っておらぬ」
魔道士「へっ!?」
ザッザッザ…
ハヌマーンは深い崖めがけ、ゆっくりと進んでいく。
オーク「ちょっとぉ!危ない!!」
ザッザ…スウゥッ……
魔道士「!?」
盗賊「…き、消えた!?」
857 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/15(月) 17:00:56.41 ID:dbpvbk6o
ハヌマーン「消えたのではない。見えぬのだ」
オーク「姿が見えないのに…!?」
ゴブリン「声が聞こえるぞー?」
……スウッ…ザッザッザ
ゴブリン「あ、出た」
盗賊「…これは…つまり…?」
ハヌマーン「我らが根城への入り口は…深い霧に包まれておる」
魔道士「霧…!?」
ハヌマーン「左様。密度の濃い霧に背景が写りこみ…」
盗賊「…!あたかも道がないような…錯覚をおこす!」
ハヌマーン「左様」
オーク「す…すげぇです!」
盗賊「……なるほどな」
テクテクテク…
ハヌマーン「ただし、気を付けよ」
858 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/15(月) 17:01:04.51 ID:dbpvbk6o
盗賊「…?」
ハヌマーン「私の背後を決して離れるように…」
魔道士「…えっ?」
テクテクテク…
ハヌマーン「まもなく霧が晴れる…」
盗賊「!!」
魔道士「ひゃあぁっ!!」
一同の足元に、か細いわずかな岩の道と、漆黒の谷底が浮かび上がる。
ハヌマーン「道幅はこれしかない。決して足を踏み外さぬようにな」
盗賊「…オーク!!…恐れず進……」
オーク「へい。頑張るです!」
盗賊「…あれ…?」
魔道士「うわぁ…高いですねぇ!落ちたらどうしよう…」
ゴブリン「怖いけど怖くない。大丈夫!」
盗賊「……」
859 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/15(月) 17:01:15.69 ID:dbpvbk6o
魔道士「あれ…?どうしました盗賊さん?」
盗賊「…ん…いや」
ハヌマーン「…無駄な心配だったようだな」
盗賊「…ふふっ、そうだな」
オーク「……?」
一同はか細い岩の橋を渡り、反対側へと渡りきる。
テクテクテク…
ハヌマーン「…もう間もなくだ」
ゴブリン「おー!!」
魔道士「こちら側は賑やかですね。至る所から鳴き声が…」
盗賊「…鳴き声というよりも、…魔物の雄叫びというか」
オーク「うん。すげぇ沢山の魔物がいますです!」
ハヌマーン「幾多の種族がいるが、皆…魔王の元を離れた者達よ」
盗賊「…なるほど」
ハヌマーン「さぁ、見えてきたぞ」
860 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/15(月) 17:01:23.56 ID:dbpvbk6o
ザッザッザ…
盗賊「…!?」
オーク「…う…おぉ!!」
ゴブリン「すげー!!」
魔道士「これって…お城ですか!?」
ハヌマーン「…猿王スグリーヴァ様の居城だ」
盗賊「…猿王」
ハヌマーン「左様。我が主であられる方だ」
オーク「おぉ…!」
ゴブリン「しっかしでけーなー!」
ハヌマーン「ここから見渡す限りの平地は我らが根城としている」
盗賊「……」
魔道士「こんなに広い…土地を?」
ハヌマーン「人間が踏み入らぬ土地でな…。食料も容易い」
オーク「ほえぇー…!!」
ハヌマーン「では、参ろうか」
ハヌマーンは石で出来た巨大な城へと進んでいく。
861 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/15(月) 17:01:30.99 ID:dbpvbk6o
〜分かれ道〜
剣士「……」
召喚士「……と、いうところですかね」
剣士「…しかし彼はどうかな…?」
召喚士「腕は確かですし、それに……」
パカラッパカラッパカラッ…ドドォ…
召喚士「…!?」
剣士「…軍勢!?一体どこの…」
パッカパッカパッカ…
弓将軍「そこで何をしている…?」
召喚士「…!?」
弓将軍「異国の者だな?このようなところで何をしている?」
剣士「……貴方は?」
弓将軍「……ほう、先になを名乗れと…?」
召喚士「……」
862 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/15(月) 17:01:42.87 ID:dbpvbk6o
弓将軍「弓将軍と申す。この先…北の街の司令官だ」
召喚士「北!?」
弓将軍「さぁ答えよ。そなたらは何者であるか?」
弓将軍は腰に佩いた剣を抜き、二人へ突きつける。
召喚士「お…俺達は……」
剣士「…西の街に雇われたワーカーだ!」
召喚士「!?」
弓将軍「…ほう?」
剣士「西の街は後日、東の街との戦闘を企んでいる」
召喚士「剣士さん!?」
剣士は目配せし、召喚士を制する。
弓将軍「……それで?」
剣士「そこで我らワーカーが募った。その数およそ300!」
弓隊「300!?かなりの数だぞ!!」
馬上で弓を手に持つ弓隊が一斉にどよめき立つ。
863 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/15(月) 17:01:54.30 ID:dbpvbk6o
弓隊「バカな…!?斥候からそんな報告は…!」
弓将軍「…それで」
剣士「弓将軍殿は東の事をどれ程ご存知か?」
弓将軍「貴様らよりは把握しておるつもりだが?」
召喚士「魔物と手を組んでいる事も…?」
弓将軍「………当然よ」
剣士「我らの目的はその魔物を撃破する事」
弓将軍「…!!」
召喚士「そこでお願いがございます!」
弓将軍「……なんだ」
剣士「我らが東の魔物を叩く間、北は動かないで頂きたい!」
弓隊「貴様らにどのような権限があり、そのような事をっ!!」
弓将軍「まぁ待て…」
弓隊「しかし…!!」
弓将軍「……魔物を討てるのか?」
864 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/15(月) 17:02:00.71 ID:dbpvbk6o
召喚士「……討ちます!!」
弓将軍は召喚士の目を鋭く見つめる。
弓将軍「……帰還するぞ」
弓隊「宜しいので?」
弓将軍「優男二人で何も出来まい…」
剣士「……」
弓将軍「白馬騎士に宜しくな」
パッカパッカ…
召喚士「あ、あのっ!!」
弓将軍「…?」
召喚士「貴方は…なぜ戦うんです?」
弓将軍「…意味がよく分からないな」
召喚士「だって…!同じ国の人間同士ですよ!?」
弓将軍「お前は戦わんのか?」
召喚士「え…!?」
865 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/15(月) 17:02:09.32 ID:dbpvbk6o
弓将軍「幼き頃より面倒をみさせて頂いておる次男様…」
剣士「……」
弓将軍「そのお命が危険に晒されている…」
召喚士「しかし…」
弓将軍「更に次男様が実権を握られれば、私は丞相だ」
剣士「…非情だな」
弓将軍「夢も野心も持てぬ人間なぞ、死んだも同然よ」
召喚士「…く…っ!!」
弓将軍「間違っているのなら…反論するがいいさ」
召喚士「しかし…人間同士が争うなんて…」
弓将軍「人と魔物が争うのはいいのに…か?」
召喚士「……それは」
弓将軍「貴様等も流浪を重ねてきたのであろう?」
召喚士「……」
弓将軍「そこでは見えなかったか?人間の悪が…」
866 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/15(月) 17:05:28.76 ID:dbpvbk6o
召喚士「………」
弓将軍「……若いな」
召喚士「!?」
弓将軍「ではまたいずれ…戦場で!」
パカラッパカラッパカラッ…
弓将軍と弓隊の軍勢は、北の街へと引き上げていく。
剣士「……召喚士くん」
召喚士「……」
剣士「行こうか…」
召喚士「…ありがとうございます」
剣士「…ん?」
召喚士「剣士さんの機転で助かりました…!」
剣士「召喚士くんの弱点だからねぇ」
召喚士「…え?」
剣士「バカ正直なところさ…!ふふっ…はははっ」
867 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/15(月) 17:16:18.58 ID:ijtM8oAO
策士なのに正直は、確かに弱点かも…
868 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/15(月) 18:08:12.72 ID:dbpvbk6o
〜東の街、宮廷〜
戦士「うおりゃああぁっ!!」
ガインッ!!…キイィンッ!!
騎都尉「踏み込みが甘いっ!もっと前にだ!」
戦士「うりゃあっ!!」
騎都尉「ふんっ!!」
チュイィンッ!!…キイィンッ!!…スタッ
戦士「はぁっ…はぁ…はぁ…っ」
騎都尉「…もう終わりにするか?」
騎都尉は戟を肩に担ぎ、首を回す。
戦士(あんだけ暴れて息一つ切らしてねぇ…!!)
騎都尉「…ふはは!俺が疲れていないのが不思議そうだな?」
戦士「!?」
騎都尉「そうだな…。まずはそこから鍛えてやるとするか…」
戦士「……」
869 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/02/15(月) 18:33:47.00 ID:dbpvbk6o
では一旦抜けますー!ノシ
ご支援感謝です!また後ほど!
870 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/15(月) 18:42:48.34 ID:mApnEMgo
wwktkwwktk
871 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/15(月) 18:46:33.38 ID:sUJ2e4k0
乙!!
戦士は体力作りかな?
872 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/15(月) 19:38:36.12 ID:j2e3z2DO
ww
kk
tt
kk
+
+ ∧_∧ +
+(0゚・∀・)
(0゚つと) +
+ と_)_)
873 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/15(月) 20:03:34.51 ID:pBBNI4Q0
>>285
ハヌマーンが波平で再生された
874 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/15(月) 20:04:06.73 ID:pBBNI4Q0
へんな安価ついてたorz
875 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/15(月) 20:16:14.22 ID:fjallUDO
パーティーが離ればなれになる話は個人的に燃える
876 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/15(月) 20:53:10.71 ID:arbnacDO
戦士は無駄な動きが多すぎ
877 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/15(月) 20:57:55.08 ID:kK2so.SO
そして無駄にモテ過ぎ
878 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/15(月) 20:59:21.58 ID:pZrqD2oo
そして無駄に魔物との友好関係広すぎ
879 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/15(月) 21:05:23.23 ID:fbaX/.so
そして無駄に叩かれる
やっかみは男の勲章だから甘んじて受けるがいい!
880 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/15(月) 21:44:57.67 ID:FIkZHho0
そして鈍感である
881 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/15(月) 21:52:56.41 ID:3X8.G6SO
猿王・猿藤悟郎だったらどうなるかと
882 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/15(月) 23:38:19.17 ID:TkWITKko
…
騎都尉「いいか?お前は今、おれがとてつもなく強いと感じている」
戦士「……」
騎都尉「正直になれ。俺はお前を鍛えてやろうってんだ」
戦士「……ああ」
戦士はぶっきらぼうに返答する。
騎都尉「なぜそう感じるのか、それはお前が弱いからだ」
戦士「…分かってるよ…んな事ぁ」
騎都尉「そうじゃない。気持ちの問題だ」
戦士「はぁ…?」
騎都尉よく考えろ。お前は世界中を旅してきたのだろう…?」
戦士「……」
騎都尉「とんでもない奴らが数多といたはずだ…」
戦士「…まぁ…な」
騎都尉「お前は手も足も出なかったのか?」
883 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/15(月) 23:38:36.19 ID:TkWITKko
戦士「確かに…。おかしな話だな…?」
騎都尉は不敵に笑みをみせる。
騎都尉「お前は気持ちで最初から負けてんだよ」
戦士「気持ちで…負けている?」
騎都尉「そう。俺と対峙した瞬間に勝負が着いてるってこった」
戦士「……」
騎都尉「俺の威圧に縮こまってんだよ」
戦士「!!そんな事は……」
騎都尉「ある」
戦士「!!」
騎都尉「事実、お前は普段の動きはおろか…」
戦士「……っ」
騎都尉「呼吸すら正常ではないはずだ…!」
戦士「……くっ!」
騎都尉「それが威圧。武術は技量だけが全てではない」
884 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/15(月) 23:38:48.55 ID:TkWITKko
戦士「……!!」
騎都尉「いいか?よく見ておけ…!」
騎都尉は戟を両手で握り、前方に構える。
ドンッ!!…ゴゴゴゴゴゴゴ……
戦士「……くぅ…っ!!」
騎都尉「どうだ…感じるか?これが俺の威圧だ…!」
戦士(ダメだ…!気持ちで既に負けると感じてしまう…!)
騎都尉「踏みとどまり己自身も気を保て!!」
戦士「ちぃ!!」
戦士は仰け反る身体を起こし、十字槍を両手で握る。
騎都尉「さぁ…!俺を殺すつもりで威圧してみせろっ!!」
戦士「……う…おぉ…!!」
騎都尉「どうした?立っているのがやっとか…?」
戦士「…ぐ……うぅ…っ!!」
騎都尉「……」
885 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/15(月) 23:39:00.35 ID:TkWITKko
スゥッ…
戦士「!?…はぁっ…はぁ!はぁっ!!」
騎都尉「……なるほどな」
戦士「はぁ…っ…はぁ…!?」
騎都尉「…槍の稽古を再開しよう」
戦士「…?威圧は…いいのか?」
騎都尉「ああ。お前には無理だ」
戦士「…無理…?」
騎都尉「今のお前には無理だ、と言っているのだ」
戦士「……」
騎都尉「さぁ…日が暮れるぞ?さっさと立て!」
戦士「……ああ」
騎都尉「よし、…来い!」
戦士は立ち上がり、ゆっくりと槍を構える。
戦士「……りゃあ!!」
886 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/15(月) 23:39:06.79 ID:TkWITKko
〜西の街、厩舎〜
パッカパッカパッカ……
衛兵「お帰りなさいませ」
剣士「…お願いします」
二人は下馬し、馬を厩舎に預ける。
テクテクテク…
召喚士「でも…剣士さんがいて助かりました!」
剣士「ん…?」
召喚士「やはり」機転が利くというか…視野が広いというか…」
剣士「はははっ!臆病なだけさ。それに…」
召喚士「……?」
剣士「言ったろ?僕は僕のやれる事で手伝うって…!」
召喚士「……なるほど!!」
剣士「さぁ、部屋で細かな作戦の立案だ…!」
召喚士「はいっ!!」
887 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/15(月) 23:39:14.23 ID:TkWITKko
〜南方、スグリーヴァの城〜
魔道士「でも本当…中も広いですねぇー!」
盗賊「…ああ」
オーク「こんな所に…住めるんですか?」
ザッザッザ…
ハヌマーン「もうまもなくスグリーヴァ様がお見えになられる」
魔道士「はい」
ハヌマーン「もうしばし待たれよ…」
盗賊「…うん」
ハヌマーンは玉座の数段脇にある椅子へ腰掛ける。
ゴブリン「……」
オーク「どんな方なんですかね?」
魔道士「偉い魔物さんなんですよねぇ…」
猿兵「スグリーヴァ様!お見えになられました!」
ハヌマーン「……」
888 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/15(月) 23:39:24.35 ID:TkWITKko
ハヌマーンは椅子から立ち、片膝をついて頭を下げる。
一同もそれを見習い同様に頭を下げる。
ドズン…ドズン…ドズン…ドズン…
スグリーヴァ「……」
ハヌマーン「皆様、面を上げられよ」
一同は姿勢を正し、玉座を見る。
盗賊「…!!」
魔道士「…スグリーヴァ…様?」
オーク「大きな方です…!!」
玉座には威風堂々とした、大きな猿の魔物が腰掛けている。
スグリーヴァ「軍師ハヌマーンよ…」
ハヌマーン「ははっ!!」
スグリーヴァ「此方が人間のお客人と同士であるな…?」
ハヌマーン「いかにも…」
スグリーヴァ「……ふむ。某はスグリーヴァ。猿王を名乗らせて頂いておる」
889 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/16(火) 00:00:41.56 ID:OeLnoYAO
なにこれほんの少しの台詞で下手な人間より素敵そうな立派な王に見える
890 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/16(火) 00:02:48.49 ID:QsQjxtko
こんばんはー!少しだけ更新ですーすいません…
うへぇ…もう900か…ちんたらですいません…orz
それでは、おやすみなさい!ノシ
〜オマケ〜
東一局、一本場
スケル「おっとぉ…!ドラがオタ風とはな!!」
召喚士(くそ…っ!これではまた早い手が…!!)
5巡目、スケルは上家の二萬をチー。
召喚士(!?……入ってるのか?)
更に7巡目、上家の三索をポン。
召喚士(2フーロ!!テンパイか!?)
スケル「へへへ…っ!」
リザード「おっとぉ…!リーチ」
タンッ!!
召喚士「!?」
戦士「おやおや…!」
ゴルリン「外野ぁ…。口出すんじゃねよ…!」
戦士「おぉーっと…悪りぃ悪りぃ」
召喚士(七筒を手出しでリーチ…。筒子は親にも通しやすいな…!)
タンッ!!
スケル「あん…?その一筒、ロンだ!!」
パタパタパタァ…
召喚士「!!」
スケル「東ドラ3…まーたか!12000は12300だ!!」
召喚士「……!!」
召喚士、痛恨の親満2連続振り込み…!残りわずか700点!
〜行け、一索(コカトリス)!!続く〜
891 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/16(火) 00:59:01.53 ID:1u676sDO
召喚士ボロボロwwww
ハコられるなよww
>>1
乙!おやすみー
892 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/16(火) 01:36:54.07 ID:WoG1p.AO
>>889
勉強中の王子も将来、立派な王になるのだろうか
893 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/16(火) 03:20:26.97 ID:/f5uYESO
勉強中なんだから立派になられないと困る。というか叩く
894 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/16(火) 04:21:17.15 ID:/mna8QDO
召喚士と2人っきりで鬼ごっこしてる夢見た
死にたい
895 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/16(火) 08:37:55.08 ID:hcvLnE20
東京タワーに行くと(ryってレイアースかよw
896 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/16(火) 11:42:23.04 ID:UflusYDO
召喚士と剣士は話が合いそうだな
平和な世界なら仲の良い友達同士になってそうで
見ていてなんか微笑ましいww
897 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/16(火) 12:25:04.78 ID:OeLnoYAO
むしろ戦ってばかりの王子からはコンモドゥスの匂いがする
ヘラクレスの生まれ変わり(笑)
898 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/16(火) 12:56:32.71 ID:/mna8QDO
召喚士ちゃそ
899 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/17(水) 12:57:53.61 ID:xeSJo6g0
復活!!
長かった…
900 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/17(水) 13:06:37.08 ID:os/ihkDO
長かった!
901 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/17(水) 13:14:04.26 ID:x69HhYSO
あぁ 長かった
902 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/17(水) 13:37:13.11 ID:jeA9rJso
ここで(ry
903 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/17(水) 14:00:22.41 ID:dS448gDO
ひょっとして雷切が稲妻の剣、あるいは別の武器で
戦士はもょもと、もしくは違う人物なんじゃないか?
904 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/17(水) 14:46:25.14 ID:kFnfvsDO
なにが言いたいのかさっぱりわからん
905 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/17(水) 14:56:05.06 ID:w1YSJ.AO
つまり犯人はヤスってことだろ
906 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/17(水) 15:41:55.96 ID:jgs.oESO
>>703
テリーが使うのは雷鳴の剣
戦士さんをディスってんの?
907 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/17(水) 16:01:42.10 ID:L0h6XWUo
いったい
>>703
がなにをしたというのか・・・
908 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/17(水) 16:05:36.34 ID:Jo3Re2AO
>>907
フイタwwww
909 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/17(水) 16:26:14.12 ID:dS448gDO
もょもと=ローレシア王子=チャッピー
910 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/17(水) 16:45:17.56 ID:pO8srsAO
0時2分にカキコか…
911 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/17(水) 17:52:13.98 ID:/fSp3QYo
おぉ、復活してる!?こんにちはー!ノシ
今月も落ちてた感じですかね?↓続き
912 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/17(水) 17:52:31.89 ID:/fSp3QYo
魔道士「は、始めまして!魔道士と申しますっ」
盗賊「…盗賊…と申します」
スグリーヴァ「ふむ。先の戦いでは大変世話になったな…」
魔道士「いえいえっ!こちらこそ…!」
スグリーヴァ「ラクシャーサはおろか…羅刹まで片付けてくれたそうだな」
盗賊「…私達だけの…力ではないです」
スグリーヴァ「いや…我が動けぬ故、手間を掛ける。礼を言うぞ」
ハヌマーン「彼らとあと二人…、更には南方の軍人にも力添え頂き…」
魔道士「ハヌマーンさんもですよ!!」
ハヌマーン「いやっ…私は…」
盗賊「…あなたには…助けられた。感謝している」
魔道士「そうですよー!一緒に戦った仲間ですっ!」
ハヌマーン「……」
魔道士「だからお礼なんて必要ないですよ!」
ハヌマーン「…む…ぅ」
913 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/17(水) 17:52:42.12 ID:/fSp3QYo
スグリーヴァ「がーっはっはっは!そうであったな!」
魔道士「はいっ!エヘヘ!」
ハヌマーン「王。本題に入りますが…」
スグリーヴァ「うむ。左様であったな…」
ハヌマーン「オーク殿、ゴブリンの皆様、前方へ」
オーク「へ…へい!」
テクテクテク…ゾロゾロ…
スグリーヴァ「…主らはなぜ魔王の下を離れて…?」
ゴブリン「俺達のボスは北関で死んだ。だから何も出来ない」
スグリーヴァ「……」
ゴブリン「そう。それに戦いとかやだ!楽しく暮らしたい」
スグリーヴァ「なるほどな…」
ハヌマーン「お主は…?」
オーク「オ、オラは…人間とか魔物とか…関係ねぇです」
盗賊「……」
914 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/17(水) 17:52:48.13 ID:/fSp3QYo
オーク「みんなが血を流して戦うのはオカシイです…!」
スグリーヴァ「……まさにそうだな」
オーク「だから……」
スグリーヴァ「逃げるか?」
オーク「逃げたかったです…。でも今は違うです」
ハヌマーン「……」
オーク「皆さんに会って、勇気を貰ったです!」
スグリーヴァ「…ふむ」
オーク「どっちも戦うのはよくないです。でもそれは魔王様が原因です」
魔道士「魔王……」
オーク「だから、みんなで魔王様をやっつけるです!!」
スグリーヴァ「……ハヌマーンよ」
ハヌマーン「ははっ」
スグリーヴァ「…頼もしい味方が増えたようだな。がーっはっはっは!!」
ハヌマーン「……如何にも。ふふふっ…ははっ!」
915 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/17(水) 17:52:56.11 ID:/fSp3QYo
〜南東国、西の街〜
大広間の上座に召喚士と剣士が案内される。
三男「おぉ来たか。座られよ」
召喚士「いや…あ、あの…」
剣士「召喚士くん。ここは大人しくご好意を受けよう」
召喚士「はぁ…」
二人はそれぞれ着席し、対座する白馬騎士を見る。
白馬騎士「昨日は夜分にて宴も出来ず…。申し訳ありません」
召喚士「いえいえ!お気遣いなく!!」
白馬騎士「宜しければ我が君に異国の話でも一つ二つ…」
召喚士「異国の…話」
剣士「…分かりました」
三男「楽しみにしておるぞ」
召喚士「はい」
ニコリと笑う三男に召喚士も笑顔で返す。
916 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/17(水) 17:53:01.86 ID:/fSp3QYo
…
白馬騎士「如何です?我が国の踊りは…」
召喚士「美しいです……」
剣士「ええ…」
白馬騎士「それは良かった」
三男「そち達の国はどんなところなのじゃ?」
召喚士「ええと……」
剣士「……」
三男「んっ?」
召喚士「私の故郷は…魔物に襲われ、滅びました」
剣士「私は赤子の頃にここより北の村の者に拾われましたので…」
白馬騎士「……」
三男「そ、そうか…。それは残念であったのう…」
召喚士「あ、いえ……」
剣士「…仕方ない事ですから」
917 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/17(水) 17:53:09.74 ID:/fSp3QYo
白馬騎士「諸国のお話など…お聞かせ頂けませんか?」
召喚士「あ、はい…。えぇとですね…」
召喚士は次々と自身の訪れた土地の話を伝える。
白馬騎士「……なんと!」
三男「…ほー、そんな者が…?」
剣士「…なるほど」
召喚士「……と、いったところでしょうか」
三男「いやはや世界は広いのう…!!」
白馬騎士「私など到底及びませぬな…」
召喚士「いやっ、白馬騎士さんはかなりの使い手とみえます」
剣士「ええ。間違いないですよ」
白馬騎士「そんな事はありません…!!」
剣士「いや…ご謙遜を」
白馬騎士「恐らくはそう見えていただけでしょう…」
召喚士「…?」
918 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/17(水) 17:53:16.25 ID:/fSp3QYo
白馬騎士「あ、いや…さぁ宴を続けましょう」
召喚士「は、はい…」
一同は祝宴を心ゆくまで楽しんだ。
…
召喚士「本日はありがとうございました!」
白馬騎士「だ、大丈夫…?」
剣士「あぁ…お構いなく…」
召喚士「あの…お伺いしたい事が……」
白馬騎士「何でしょう?」
召喚士「先日あなたは騎都尉さんと一騎打ちをしました…」
白馬騎士「ええ…」
召喚士「あの時の迫力というか…気合…」
剣士「……」
白馬騎士「先程申した通り、そう見えただけ…の理由です」
召喚士「…つまり…?」
919 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/17(水) 17:53:22.75 ID:/fSp3QYo
白馬騎士「ご自身で仰られたままの事ですよ」
剣士「しかし…!気力のみであれだけ…」
白馬騎士「失礼ですが、貴方は魔法を使われますよね?」
召喚士「あ…ええ、まぁ…」
白馬騎士「魔力も精神的な要素が非常に大きいと思いますが…」
召喚士「確かに…そうですね…」
白馬騎士「難しそうには見えますが、理屈は簡単ですよ」
剣士「なるほど」
白馬騎士「まぁ…お二人には難しいかもしれませんが…」
召喚士「…?」
白馬騎士「殺気」
召喚士「…え?
白馬騎士「本気で殺そうと思う思念。殺気です」
剣士「……」
白馬騎士「私たちは威圧、と呼んでおりますが…」
920 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/17(水) 17:53:29.11 ID:/fSp3QYo
召喚士「威圧…」
白馬騎士「ええ。お二人は殺気がまるでない」
召喚士「……」
白馬騎士「いえ、悪い事ではないのです」
剣士「…はい」
白馬騎士「但し殺気がないのでは、威圧は使えません」
召喚士「殺気ですか…」
白馬騎士「貴方達はお優しいのでしょう。人にも魔物にも…」
召喚士「……」
剣士「あ、あの…」
白馬騎士「何でしょうか?」
剣士「こちらの考えている事が…分かるのですか?」
白馬騎士「……いえ」
剣士「しかし、こちらが語らずとも返答が…」
白馬騎士「威圧と同様です。まぁ理論として対称的でしょうか…」
921 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/17(水) 17:53:34.13 ID:/fSp3QYo
〜東の街、食事処〜
騎都尉「察知とか観察とか…そんな呼び方してるな」
騎都尉は山積みにされた料理を鷲掴みにし食す。
戦士「それで相手の考えてる事が分かるのか?」
騎都尉「威圧が殺気なら、観察はその逆だな」
戦士「冷静に相手を分析する?」
騎都尉「んーまぁそうだな。相手の心に同調するっつーか…」
戦士「難しいな……」
騎都尉「まー慣れと経験だな」
戦士「俺でも出来るのか?」
騎都尉「威圧は無理だろうが、観察は出来るだろ」
戦士「……」
騎都尉「相手を思い、慈しむ…なんてな。ガラじゃねーや」
戦士「……」
騎都尉「まだ若けぇんだしノンビリやってけよ」
922 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/17(水) 17:53:39.65 ID:/fSp3QYo
〜宮廷〜
ザッザッザ…
騎都尉「…どうされました?」
金角「どちらへいかれておったのだ?」
騎都尉「食事ですが…」
銀角「その者、捕虜なのでは?あまり勝手に連れ回されては…」
戦士「……」
騎都尉「しかし、既に疑惑はなく戦力として考えております」
金角「ふむ…」
銀角「まぁ騎都尉殿がしっかりと監視をして下さいませ」
戦士「……」
金角「それでは…失礼」
金角と銀角の二人は宮廷内へと入っていく。
戦士「双子か…?」
騎都尉「長男様の側近。金角様と銀角様だ」
923 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/17(水) 17:53:44.67 ID:/fSp3QYo
テクテクテク…
金角「どう思う?」
銀角「たかだかゴブリンの群れとオークであろう?」
金角「スグリーヴァと結託しておるのか…」
銀角「それが妥当であろう」
金角「まぁ…火種となってくれれば、それで良い」
銀角「その通りだ…。長男さえ即位してくれれば…くくくっ」
金角「西への書簡は手配したのか?」
銀角「うむ。既に飛ばした。これで事は大きくなるであろう」
金角「あとは…北の連中か…」
銀角「奴らがどう動くのかで趨勢が決まる…」
金閣「出来ればこちらに取り込みたいが…そうもいかぬだろうな」
銀角「中立…。不戦が理想的か…」
金角「さて、明日から面白くなるぞ…ふっふふふ…!」
銀角「夫人にもご報告致さねばな…くくく…」
924 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/17(水) 19:35:26.80 ID:CYg1weU0
今回は対人戦があるんだろうな…
925 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/17(水) 20:22:25.78 ID:u2t5txoP
殺意の波動・・・?
926 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/17(水) 20:27:22.45 ID:L0h6XWUo
覇王色の気がうんたら
927 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/17(水) 20:36:56.34 ID:TJxl/gDO
>>1
はワンピ読んでいない件
928 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/17(水) 20:56:08.21 ID:dTQL4WM0
>>927
ワンピの話をしないでくれ…今週のは少しなぁ
929 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/17(水) 23:21:34.36 ID:nkyVd2AO
赤犬が死んだとか言うなよ
930 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/17(水) 23:53:43.05 ID:fqy14ESO
ワンピースは話すと長くなる
やめとこ
931 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/17(水) 23:54:26.18 ID:abrFImwo
〜スグリーヴァの居城〜
魔道士「でも…本当に大丈夫ですからっ」
ハヌマーン「そうはいかん。もう夜も遅い。泊まっていかれよ」
盗賊「……」
ハヌマーン「遠慮は無用。まぁ…魔物しかおらぬが…」
魔道士「い、いや……」
盗賊「……ありがとう」
ハヌマーン「うむ。この奥の部屋を使うと良い」
盗賊「……助かる」
ハヌマーン「……」
ハヌマーンは一礼し、その場を後にする。
盗賊「……さ、休もうか」
魔道士「ええ…」
盗賊「…心配か?」
魔道士「…!?」
932 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/17(水) 23:55:22.41 ID:/A5EIYAO
よそでやれ よそで
933 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/17(水) 23:57:01.84 ID:abrFImwo
盗賊「…・大丈夫。…戦士も召喚士も…強い」
魔道士「そう…ですよね…」
盗賊「…明日は朝一で南方司令部だ」
魔道士「はい…っ」
…
モゾッ…
盗賊「……」
盗賊は魔道士の寝顔を覗き込む。
魔道士「……すーっ…すーっ」
盗賊「……」
ゴソッ…テクテクテク…
盗賊「……」
ハヌマーン「どうした?」
盗賊「!?」
頬杖をつき、外を眺める盗賊にハヌマーンが声をかける。
934 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/18(木) 00:00:06.84 ID:0nx5fq6o
盗賊「あ…いや……」
ハヌマーン「彼らの事が心配か?」
盗賊「……ん…まぁ」
ハヌマーン「……」
盗賊「……」
ハヌマーン「手を貸してやりたいが…」
盗賊「……いや」
ハヌマーン「魔物が動くわけにもいくまい…」
盗賊「…うん」
ハヌマ―ン「明日…ついて参れ」
盗賊「…?」
ハヌマーン「ここより道なき道を進めば、数刻で南方まで着く」
盗賊「……」
ハヌマーン「お主ならその程度の道、問題なかろう…」
盗賊「……分かった」
935 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/02/18(木) 00:09:42.71 ID:0nx5fq6o
改めましてこんばんは!
ワンピースは骸骨が仲間になったぐらいで見るのやめちゃいました…
950からはオマケいきますか…?
とりあえず今宵は寝させて頂きますです…すいません
〜オマケ〜
盗賊「ちっ、違う!!///」
ズイッ
盗賊「こっ、これは…っ!ギギ義理…チョコだからっ!!///」
魔道士「あっ!私からもですっ!どうぞっ!!」
スッ
魔道士「手作りですよー?エヘヘ!あ…でもぉ…」
パカッ
魔道士「ちょっと形が崩れちゃって…。お口にも合うかどうか…」
盗賊「きっと…っ、お…美味しいからっ!大丈夫!!」
魔道士「だと…いいですけど…。とりあえず二人からのチョコレート…///」
盗賊「ちゃっ、ちゃんと…食べて…な!!///」
本当は絵でも書きたかったんですが時間なくてごめんなさい…orz
遅くなってすみません!それではおやすみなさい!ノシ
936 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/18(木) 00:51:19.11 ID:4giSjoDO
>>1
おつ!
ぱー速復活してるの気づかなかった!!
チョコは俺が一番乗りということで二つとも頂いちゃっていいのかな?
弓使いちゃんはチョコ作るのとかも上手そうだな−
937 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/18(木) 00:53:30.14 ID:3OaEsYSO
>>1
乙!
おまけありがとう!
938 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/18(木) 00:53:56.62 ID:4giSjoDO
ぱー速じゃないやwwww
製作速報だっけ?
>>1
乙!おやすみ−
939 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/18(木) 00:54:34.48 ID:5SaKvOg0
俺が二番かな?
940 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/18(木) 00:56:13.74 ID:5SaKvOg0
うはw
四番だったw
今年もチョコ0ww
941 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/18(木) 00:56:34.50 ID:yW1x/wAO
あ、トロルさん!
実は殺して欲しい人が2人………フヒヒ
………チョコはオレノモンジャー!!!!!!
942 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/18(木) 01:22:36.13 ID:qM9UD7co
なんだこいつら
943 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/18(木) 01:29:57.15 ID:91bFubY0
とりまきの異様な気持ち悪さは相変わらずだな
944 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/18(木) 01:33:31.10 ID:dkYcQ.DO
携帯もPCも大差ないな
945 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/18(木) 02:45:15.05 ID:SUIrQZIo
まあ
>>1
が既に気持ち悪いし類友は仕方ないんだろうな。
物語自体は面白いから別にいいけどさ
946 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/18(木) 02:49:13.50 ID:tFnvs2DO
まぁ批判的な書き込みが一番要らないけどな
947 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/18(木) 02:49:13.81 ID:7ACwJQAO
一気読みでなんとか追いついたぜよ
インチミ戦士編wktk
最近思ったのが、勇敢と無謀を〜の言葉みたく
作中で語り継がれる言葉があるって、いいよね……!ファンタジー物では王道なのかしら
大事なのは間合い、そして退かぬ心じゃ…………
948 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/18(木) 03:00:14.39 ID:2GLhe/Yo
なんでゲファッハーで途絶えてしまったん・・・?
949 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/18(木) 10:11:21.06 ID:Dy/FoASO
次で950か…って事は続きは新スレか
早く続きが読みたい!
950 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/18(木) 15:21:06.15 ID:Xg07gQDO
おまけが楽しみだ!
951 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/18(木) 16:33:57.58 ID:qM9UD7co
おまけはなくていいよ
952 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/18(木) 16:46:05.44 ID:j4d3VOs0
俺も早く本編の続きが読みたいなぁ
953 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/18(木) 17:09:42.77 ID:LfIeSoAO
お客様(笑)なチンカスどもは消え去らないかなあ
954 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/18(木) 17:12:28.58 ID:p1eIrQDO
ここで
>>1
登場
↓
955 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/18(木) 17:13:11.56 ID:y588jGIo
___
/ \
!.__ __ .|
´rう rう |
i´ ・・ |
|‐=三=- |<ねぇ、知ってる?
! ⌒ /
`ー―´
956 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/18(木) 17:16:39.51 ID:zBzwwsSO
何このながれ
957 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/02/18(木) 17:51:57.82 ID:QYbpxA2o
あんまりオマケに力入れて、本編が疎かになっては
本末転倒ですからね…このまま続けますー↓続き
958 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/18(木) 17:52:08.42 ID:QYbpxA2o
〜次の日〜
魔道士「……んん…」
ゴソッ…
魔道士「…うー……!?」
ガバッ…
魔道士「…盗賊さん!?」
魔道士は慌てて着替え、部屋を飛び出す。
猿兵「あ、魔道士さん」
タッタッタ…
魔道士「おはようございますっ!」
猿兵「お、お待ちをっ!!」
魔道士「!?」
猿兵「ハヌマーン様よりご伝言です」
魔道士「ハヌマーンさんからですか!?」
猿兵「盗賊殿と南方へ向かう故、此処にて待たれよ…との事です」
959 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/18(木) 17:52:13.63 ID:QYbpxA2o
〜南方への獣道〜
タタッ…シュバッ…タンッ…
ハヌマーン「大丈夫か…?」
盗賊「…問題…ない」
ハヌマーン「…このペースで進めば正午前には到着出来るぞ」
盗賊(とは言ったものの…付いて行くのが精一杯だな…!)
盗賊は額の汗を拭い、ハヌマーンの後を必死に追う。
〜西の街、宮廷〜
テクテクテク…
召喚士「おはようございます」
白馬騎士「おはようございます」
剣士「何やら…騒がしい様子ですが…?」
白馬騎士「…お二方もお越し下さい」
召喚士「…?」
召喚士と剣士は顔を合わせ、眉間にシワを寄せる。
960 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/18(木) 17:52:19.46 ID:QYbpxA2o
〜王の間〜
白馬騎士「……それで、如何なものか?」
側近「東からの書簡でございます。ご覧下さい」
一人の側近が白馬騎士へ書簡を手渡す。
白馬騎士「……」
三男「兄上からか?な、なんと申しておる…?」
召喚士「……」
白馬騎士「異国のお二人を此方へ引き渡せ…と」
剣士「!?」
召喚士「俺達を…ですか…!?」
白馬騎士「…ええ。さもなくば武力行使に出る…と」
老文官「さて…如何なさるおつもりじゃ?」
側近「魔物と結託している東なんかに勝てるわけがなかろう!」
若文官「そうだ!さっさと引き渡し、こちらの戦力を整えるべし」
三男「争いごとは嫌じゃ…!」
961 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/18(木) 17:52:25.85 ID:QYbpxA2o
白馬騎士「これは……好機ですね」
側近「!?」
老文官「好機?何を申しておられる!!」
白馬騎士「現在、東の街には多数の魔物が集っております」
三男「……魔物」
白馬騎士「はい。しかし今はまだ…ごく一部に過ぎません」
若文官「だがその魔物と今の戦力で戦っても…」
白馬騎士「ではお伺い致しますが…」
若文官「…?」
白馬騎士「諸兄はどのように戦力を整えになられると?」
側近「そ…それは……」
白馬騎士「東に集う魔物は、日を追うごとに増すばかりです…」
老文官「む…ぅ」
白馬騎士「更にこちらの戦力は三男様に使える我らと…」
三男「……」
962 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/18(木) 17:52:31.11 ID:QYbpxA2o
白馬騎士「東からの逃亡や離反による者達のみ…」
若文官「……」
白馬騎士「しかも北の動きにも警戒せねばならない…」
召喚士「…北」
白馬騎士「長期戦になればこちらが不利な事は明白」
側近「……」
白馬騎士「最早戦う以外に道はございませぬ」
老文官「しかし勝てるはずもなかろう!!」
若文官「そうだ!こうなれば仕方ない…降伏を…」
白馬騎士「……降伏?」
若文官「それしか生き残る道はない…」
白馬騎士「三男様はどうなるのです…?」
側近「えぇと…それはどういう…」
白馬騎士「降伏したところで、三男様がご無事であると思うのか?」
召喚士「……」
963 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/18(木) 17:52:36.29 ID:QYbpxA2o
白馬騎士「政敵である三男様を長男様が生かしておくとでも…!?」
側近「そ、それは……」
白馬騎士「貴方達は己の保身のみしか考えておられない…!」
老文官「そういうわけでは…」
三男「……うぅ…っ」
側近「三男様…わ、我らは…」
白馬騎士「手は一つ。徹底抗戦のみです…!!」
召喚士「……」
剣士「…避けられはしないか」
白馬騎士「何も東を全滅させる必要はない…」
召喚士「…?」
白馬騎士「狙いは魔物と……長男様の夫人!!」
剣士「夫人…ですか?」
白馬騎士「はい・…夫人こそが…元凶なのです!」
召喚士「……!!」
964 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/18(木) 17:52:41.17 ID:QYbpxA2o
〜東の街、宮廷〜
ダンッダンッダンッ!!…
騎都尉「金角殿っ!!」
金角「これは騎都尉殿。お早う」
騎都尉「昨日、西へ書簡をだされたそうで?」
戦士「……」
銀角「いかにも。それが何か問題でも…?」
騎都尉「何も聞いておりませんぞ!一体何を企んでおられる!」
金角「企むなど…」
騎都尉「では何故!」
金角「殿下のご命令である」
騎都尉「!?」
銀角「もう間もなくお見えになられる。直接問うが宜しかろうて…」
戦士「……?」
騎都尉「……」
965 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/18(木) 17:52:45.89 ID:QYbpxA2o
…
衛兵「皆々様…正されよ」
一同は姿勢を但し、顔を床に伏せる。
スッスッスッ…
長男「楽に…」
一同は顔を上げ、正面へ体を向け直す。
戦士「……!?」
上座には色白い優男と、その横で微笑む女性の姿がある。
夫人「…うふふっ」
騎都尉「長男様…!宜しいでしょうか」
金角「これ…。まだ着座したばかりであるぞ?」
夫人「構わぬ。申してみよ」
騎都尉「……書簡を西へ送った意図はいかなるものか?」
夫人「ああ…。疑わしき異国の者を匿っておるのであろう?」
戦士「……」
966 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/18(木) 17:52:51.44 ID:QYbpxA2o
夫人「こちらへ引き渡し頂こうと、ただそれだけの事よ」
金角「西が大人しく引き渡せばそれで良し」
銀角「もし拒否すれば…力でねじ伏せれば良いだけ…くくく」
騎都尉「長男様!!」
長男「……」
騎都尉「貴方も同様のお考えか?」
長男「……ああ」
騎都尉「……っ」
夫人「なぁに心配するでない」
金角「戦の際にはお主に先陣を切って貰う故…ふふふ」
騎都尉「……行くぞ!!」
戦士「…え…あ、ああ」
スクッ…ダンッダンッダンッ…
金角「……あの男、何やら危ういな」
夫人「ふぅ…ん。そうねぇ……」
967 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/18(木) 21:15:10.09 ID:4KuHdUSO
おもしろくなってきた!!
968 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/18(木) 21:58:17.07 ID:ovTEjf60
次のオマケは「密着 ネクロマンサーの休日」をお願いします
969 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/18(木) 22:11:49.24 ID:reObYqs0
次のボスは悪女か
970 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/18(木) 23:08:10.78 ID:ilnM1Uko
戦士「くそっ!夫人に ばけていたな!」
971 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/18(木) 23:11:48.01 ID:XROmujko
よしだまれクズどもー^^
flashCS4はアカデミックでも3万か……ウヒィ
972 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/18(木) 23:41:22.12 ID:0nx5fq6o
〜南方、南の街〜
ハヌマーン「……大丈夫か?」
盗賊「…はぁ…え、ああ…大丈夫」
ハヌマーン「思ったより早く着く事が出来た」
盗賊「……」
ハヌマーン「見ろ。南の街だ」
盗賊「……本当だ」
ハヌマーン「私はここに居る。早く行って来い」
盗賊「……うん」
テクテクテク…
〜南方司令部〜
盗賊「………」
南方参謀「…何?」
盗賊「!!」
突然の声に、盗賊は慌てて背後を振り返る。
973 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/18(木) 23:41:45.02 ID:0nx5fq6o
南方参謀「あら…?あなた確か…」
盗賊「…お、お久し…振りです」
南方参謀「そうそう!確か朱雀先生の…」
盗賊はコクンと頷く。
南方魔道長「…客か?…お、アンタ…」
南方参謀「今日は一人?どうしたの?」
盗賊「…あ、あの」
南方魔道長「まぁ入れや」
盗賊「…お邪魔…します」
盗賊は南方魔道長の誘導で、司令部内へと入る。
…
南方参謀「なるほどね…」
南方副官「…悪いな。そいつは俺達じゃどうにも出来ん」
盗賊「……」
南方参謀「そうねぇ。介入すれば国家の問題になっちゃうものね…」
974 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/18(木) 23:41:58.48 ID:0nx5fq6o
南方魔道長「こっちに攻めてくるってんなら潰せるがな…」
盗賊「…うん」
南方副官「国軍からの援軍は一切出せない。すまんな」
盗賊「…いや…大丈夫」
南方参謀「代わり盗賊「」いっちゃアレだけど……」
盗賊「…?」
南方参謀「いいわ。南東国の東の街だったわね?」
盗賊「……ええ」
南方副官「出来る限りの事はこちらもさせて貰う。安心しろ!」
盗賊「…助かる。ありがとう」
…
盗賊「…では」
南方参謀「ええ。気を付けてね」
南方魔道長「次は皆で来い」
盗賊「…他の皆にも…宜しく」
975 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/18(木) 23:42:46.32 ID:0nx5fq6o
南方副官「おう!伝えておくよ」
南方参謀「ゴメンねぇ。赤壁で関作りに夢中になっちゃってさ…」
南方副官「子供の積み木遊びみてぇにはしゃいでるよ…全く…」
南方参謀「弓長を監視に付けてるから…余計な事は出来ないと思うけど…」
盗賊「…ふふっ」
南方参謀「戦士くんにもヨロシク伝えておいてっ!うふふ!!」
盗賊「…う、うん…では!」
盗賊は一礼し、その場を後にする。
南方参謀「……伝令。これを急ぎ東の街へ」
伝令「ははっ!」
…
テクテクテクテク…
ハヌマーン「終わったか」
盗賊「……うん…やはり難しいな」
ハヌマーン「…うむ。仕方あるまい」
976 :
◆1otsuV0WFc
[saga]:2010/02/18(木) 23:46:37.28 ID:0nx5fq6o
盗賊「…一応…協力はしてくれる…そうだ」
ハヌマーン「我らも手伝いたいところだが…」
盗賊「…分かってる」
ハヌマーン「まさか魔族が助太刀に現れるわけにもいかぬし…」
盗賊「……魔王?」
ハヌマーン「うむ。間隙を突くであろう事は目に見えておる…」
盗賊「……戻ろう」
ハヌマーン「二人で行く気か!?」
盗賊「……待つのはもう飽きた」
ハヌマーン「ならば私も……」
盗賊「…いや。お気遣いなく」
ハヌマーン「しかし女子二人で…」
盗賊「…大丈夫。ありがとう」
ハヌマーン「…ならば…何も言うまい」
盗賊「…うん。……さぁ…戻ろう」
977 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/02/18(木) 23:59:20.96 ID:0nx5fq6o
次スレ立ててきました!よろしくお願いします!
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1266505073/
では本日はこれにて失礼致します!
ご支援ありがとうございました!おやすみなさい!ノシ
978 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[saga]:2010/02/19(金) 00:08:45.66 ID:XYDkqpgo
〜オマケ〜
召喚士「…あと…700点…っ」
ゴルリン「兄ちゃんツイてねーなぁ…!」
スケル「こりゃ東1で終わっちまうわな!ははっ!」
東1局、2本場 ドラ一索
召喚士(リーチはかけられない。とにかく上がらないと…!)
コッ…ココッ…トンッ
召喚士(この…牌パイ…!!)
リザード「…ふふ〜ん」
召喚士「ポンします!」
召喚士、リザードの發をポン。
スケル「發のみで蹴るつもりか?させねーよ!」
召喚士「それもポンです!」
ゴルリン「三索…?」
リザード(2つは簡単に鳴かれ過ぎだぞ…!)
スケル(緑一色…まであるか!?)
ゴルリン(早めに潰すぞ!!)
リザード「リーチっと!!」
召喚士(来た…。だがこれは…)
戦士「……」
召喚士(筋で見ればこちらのあぶれた萬子狙いだが…)
チラッ
召喚士(このリーチはブラフ!実際は親がテンパイしているハズだ!!)
戦士「……気づきやがったか。面白れぇ…!」
〜行け、一索(コカトリス)!!続く〜
979 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/19(金) 00:10:09.06 ID:/PjPngSO
>>1
乙乙乙乙乙
過去ログの量が尋常では無いな…
VIPから読ませて貰っているが嬉しい限りだ
これからも楽しい事考えてくれ〜
あとオマケは結構好きだ
980 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/19(金) 00:13:56.81 ID:ryVesAAO
>>1
乙
麻雀は全く知らないが麻雀の空気は好きだ
なぜかヘンダーランドのヒロシを思い出す
981 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/19(金) 00:15:31.12 ID:Dtcb0wDO
俺もオマケ好きだぜ!
>>1
が書きたいものを書きたいペースで書いてくれて長く続くのが一番嬉しい。
これからも頑張ってくれよな!楽しみにしてるぜ!
(あと「と」の変換ワロタww)
982 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/19(金) 00:16:47.23 ID:uUnqUKk0
>>1
乙〜
若干哲也臭がするが・・・それがまたいい
983 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/19(金) 00:45:09.95 ID:wrKwAgAO
>>1
乙
魔道士「カン!もいっこカン!カン!」
984 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/19(金) 00:59:46.87 ID:XVpOEsDO
今テンって言ってるだろ
985 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/19(金) 01:13:39.76 ID:MBuKD6AO
カーン☆
986 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/19(金) 02:00:48.55 ID:kQ.PHaco
てんかん
987 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/19(金) 04:32:39.57 ID:OGJ2aZUo
召喚士がダンチにしか見えないww
988 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/19(金) 07:17:42.97 ID:JTJGQt20
ここからはステルス桃の独壇場っすよ!
989 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/19(金) 07:26:33.74 ID:0G2BPESO
おつおつ
ところでこの板ってdat落ち早いの?
990 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/19(金) 13:11:38.28 ID:BmInVIDO
>>974
に突っ込まないお前らの優しさに脱帽
991 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/19(金) 13:48:38.68 ID:NTobgoDO
うるせえ
992 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/19(金) 14:09:33.97 ID:zFjiVOko
>>991
ちっ、が抜けてるぞ。
993 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/19(金) 14:13:59.11 ID:kQ.PHaco
>>990
毎度のことだからいい加減突っ込むのも飽きた
994 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/19(金) 14:20:56.53 ID:OCY.G72o
>>990
いちいち突っ込んだお前のせいでみんなの優しさが台無し
反省したまえ
995 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/19(金) 14:34:49.82 ID:8YPr1oQo
>>990
>>981
のこと?
996 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/19(金) 14:54:12.60 ID:bz9hPCIo
>>1000
なら魔道士は俺の嫁
997 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/19(金) 15:22:04.27 ID:z5IjcqQo
>>1000
ならオレと
>>1
は結婚
998 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/19(金) 15:27:02.91 ID:30gDhx6o
>>1000
なら戦士1000人切り達成
999 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
:2010/02/19(金) 15:32:00.81 ID:n0K6FcSO
>>1000
なら剣士爆死
1000 :
VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage]:2010/02/19(金) 15:33:05.69 ID:VXZ9SI2o
>>1000
なら盗賊は俺の嫁
1001 :
1001
:Over 1000 Thread
´⌒(⌒(⌒`⌒,⌒ヽ
(()@(ヽノ(@)ノ(ノヽ)
(o)ゝノ`ー'ゝーヽ-' /8)
ゝー '_ W (9)ノ(@)
「 ̄ ・| 「 ̄ ̄|─-r ヽ
`、_ノol・__ノ ノ 【呪いのトンファーパーマン】
ノ / このスレッドは1000を超えました。
ヽ⌒ー⌒ー⌒ー ノ このレスを見たら期限内に完成させないと死にます。
`ー─┬─ l´-、 完成させても死にます。
/:::::::::::::::::l /77
/::::::::::i:i:::::::i,../ / |
l:::/::::::::i:i:::、:::/ / |
l;;ノ:::::::::::::::l l;.,.,.! |
/::::::::::::::::l/ / 冂
/:::::::;へ:::::::l~ |ヌ|
/:::::/´ ヽ:::l .|ヌ| 製作速報VIP@VipService
.〔:::::l l:::l 凵
http://ex14.vip2ch.com/news4gep/
ヽ;;;> \;;>
1002 :
最近建ったスレッドのご案内★
:Powered By VIP Service
ダルシムがヨガってる画像下さい @ 2010/02/19(金) 14:07:21.96
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4vip/1266556041/
( ・∀・)<チラうら! @ 2010/02/19(金) 13:12:08.42 ID:afOmIYDO
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1266552728/
【明かりをつけましょ】姉の頭が緩い【爆竹に】 @ 2010/02/19(金) 12:57:23.23 ID:tOntFIAO
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1266551843/
お前らzkって打ってみろ @ 2010/02/19(金) 12:19:36.54 ID:1MhI4HUo
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1266549576/
今日でA雑を卒業します! @ 2010/02/19(金) 11:40:30.90 ID:fSMW2g.P
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1266547230/
Powered By VIPService
http://vip2ch.com/
318.89 KB
[ Aramaki★
クオリティの高いサービスを貴方に
VIPService!]
スポンサードリンク
Check
Tweet
荒巻@中の人 ★
VIP(Powered By VIP Service)
read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By
http://www.toshinari.net/
@Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)